頭痛
頭痛は、脳などの病気によって起こる命に関わるような「危険な頭痛」と、命には関わらないけれども生活の質に大きく影響を及ぼす「習慣的な頭痛」とに大別されます。
当院に来院される患者様の多くは「習慣的な頭痛」で医学的には以下のように分類されています。
片頭痛
片頭痛には以下の特徴があり、大変つらい症状を伴います。
- 頭の片側(または両側)や目の奥などが強く痛み、日常生活に支障をきたす。
- 心臓の拍動のようにズキズキと脈打つ様に痛んだり、締めつけられる様に痛むことがある。
- 頭痛のピークには吐気やひどい時は嘔吐することもある。
- 頭を動かしたり、歩いたりする日常動作で痛みが強くなる。
- 周囲の光やテレビなどの音、匂いなどに過敏になり、暗い静かな部屋で休みたくなる。
- この頭痛発作は1ヶ月に数回~数ヶ月に1回おこり、数時間(長いときは数日間)持続する。睡眠をとると楽になる。だらだらと何週間も続くことはない。
- 前触れとして、頭痛が始まる前に急に肩や首が張ってきたり、生あくびが出たり、気分が悪くなることがある。視野にきらきらするようなものが見えて、視界がぼやけるような症状が15-20分程度持続することがある。
- 月経の時期や生理痛と関連がある。
- 雨などの天候に左右される。
- 週末に起こりやすい。
- 遺伝的要素がある。
緊張型頭痛
緊張型頭痛には以下の特徴があります。
- 肩こり、首のコリなどの筋肉の緊張が伴い、後頭部に頭痛が生じる。
- 同じ姿勢によるパソコン、細かな仕事、慣れない運動や作業などのなどの肉体的ストレスが関係する。
- 悩み事、心配ごと、環境の変化など精神的ストレスが関係する。
- 睡眠障害が伴い寝つきが悪かったり、夜中に目が覚める、あるいは早朝に目が覚めたりする。
- 頭痛の種類としては最も多いタイプである。
群発頭痛
群発性頭痛は耐え難いほどのきわめて激しい頭痛で、以下のような特徴があります。
- 一側の眼科部周辺や目の奥が主に痛み、上あごや頭の片側へと広がる。
- 痛みの程度は強烈で、「ナイフで目の奥をえぐられるようだ」と表現される。
- 痛くてじっとしていることができずに、のたうちまわるような行動をとる。
- 痛みは一定期間、たいていは1~2ヵ月くらいほぼ毎日続く。その後、半年から2~3年と、しばらく時間がたった後、再び同じような頭痛に見舞わる。頭痛の起こっている期間のことを「群発期」と呼ぶ。
- その期間中にアルコールが引き金となり、頭痛発作が現れやすい。
- 頭痛以外の症状で、目の充血や涙、鼻水をともなうことがある。
- 20~40歳代の男性に多く、女性の4~5倍にのぼるともいわれる。
当院に来院される患者さんの多くは、緊張型頭痛と片頭痛、あるいはその両方を併せ持った患者さんで肩こりや背部痛なども同時に訴えられます。
当院では、単に筋肉の緊張の緩和に目を向けるだけでなく、緊張を生じさせている脳の学習記憶(クセ)に注目して、緊張を引き起こしている誤作動を検査、施術します。
例えば、精神的なストレスが関係している場合、五感情報に関係する脳の学習記憶による誤作動あるいは「潜在感情」や「信念や価値観」などのメンタル系との関係性による誤作動を「生体反応検査」を使って検査していきます。
頭痛につながる緊張パターンは複合していることが多いですが、施術により消去法のようにその誤作動パターンを一つずつ消去していけば、段階的に改善されていきます。
頭痛の程度にもよりますが、軽度から中程度の頭痛の場合、治療直後に頭痛が消失される方が多く見られます。「習慣的な頭痛」には当院での治療は有効ですので一度ご相談ください。
注意)耐え難いような重度の頭痛の場合は速やかに専門医を受診してください。
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