花粉症、食物アレルギー、接触アレルギーなどのアレルギー症状でお困りの方で、症状を抑える対症療法ではなく、根本的な改善を望まれるを対象に、当院で改善した患者さんの症例ならびに、30年近い私の臨床経験に基づいて大まかにお話します。
カイロプラクティックの治療院で、アレルギー治療ができるの?と思われるかもしれませんが、当院では長年、アレルギー治療の研究を続けています。ほとんどの方が来院前に病院で治療を受け、長い間、薬を飲み続けたり、薬が効かないなどの事情がありますが、多くの患者さんがファミリーカイロでの効果を感じ喜ばれています。
当院の治療で、なぜ、本質的に改善されるのかを簡単に説明しましょう。知っていただきたいポイントが2つあります。一つ目は、アレルギー反応という身体の誤作動のメカニズムは、神経や生体エネルギーの様々な誤作動信号によって生じるということ。
二つ目は、アレルギー症状はいくつかの条件が重なると繰り返されるということです。それは脳と身体に条件付けを生じさせる記憶に関係しているからです。私たちはアレルギー症状を繰り返す誤作動を誤作動記憶と呼んで、症状を引き起こす神経回路の信号から健全な神経回路の信号に切り替える調整を行なっています。
当院のアレルギー治療は生体エネルギーの誤作動信号と誤作動記憶の二つのポイントに注目して施術を行います。また、花粉やハウスダスト、食物や飲み物、金属などのアレルゲンを情報として捉え、どのようなアレルゲン情報が身体に反応を示すのか、特殊な検査を行います。
身体に反応が示されるアレルゲン情報が分かると、身体が過剰に反応を示さないように身体の生体エネルギーの信号を調整し、アレルゲン情報を身体の生体エネルギー信号に適応させていきます。アレルギー症状も軽症から重症まで程度は様々ですが、無意識の心の信号が条件付けされていることが多く、必要に応じてその信号を引き出して調整を行います。
アレルギー症状は脳と身体の誤作動記憶の問題ですので、繰り返し調整することが必要です。施術では、症状がなぜ生じているのかそのメカニズムをできるだけ明確にして、早期に改善できるように努めております。ご質問がありましたらお気軽にお尋ねください。
アレルギーって?
アレルギーは、身体の条件反射の過剰反応です。 ぜんそく、アトピー、じんましん、花粉症、鼻炎など、症状はさまざまですがこれらは脳・神経系の入力と出力の情報伝達が、混乱・混線している状態です。
これを正常にするには、コンピューターと同じように、脳・神経系、さらに「気」エネルギーの流れを再起動する必要があります。
なぜアレルギーになるの?
現在では、国民の3人に一人が何らかのアレルギーを持っているといわれています。工業化社会、情報化社会と文明が進化するにつれて、人を取り巻く様々な「情報」が多岐にわたり増え続けていることも、「アレルギー」に密接に関係しているようです。
アレルギー症状は、年齢によって症状が異なる形で現れることが多く、そのような現象は「アレルギーマーチ」といわれています。アレルギーの中でも食物アレルギーが最初に認められやすく、乳幼児や幼児ではアトピー性皮膚炎の症状を訴える患者様が多くみられます。
アレルギーは「過敏症」ともいわれますが、免疫反応のひとつであり、身体にとって異物を排除するための自動的なメカニズムです。身体によくないものを排除してくれるという意味では、健康生活を営む上で必要な働きなのですが、必要以上に働いて身体に症状を引き起こしてしまうのです。
ファミリーカイロの考えるアレルギー
ファミリーカイロでは、アレルギー症状に対する特徴的な考え方として、アレルゲンを「情報」=「エネルギー」として捉え、その「情報」の波長を身体に合わせる施術を行っています。つまり、身体に過敏症状を引き起させている様々な「アレルゲン情報」を身体に調和させ、脳、身体をアレルゲンに慣れさせる施術を行います。
アレルギーは遺伝性が高く、その体質によるという説もありますが、当院では脳科学的な考え方を取り入れています。様々な後天的な原因によって、身体が自動的に過敏反応(抗体反応)を生じさせるように、神経系や免疫系が「誤作動の学習記憶」をしていると考えています。
アレルギーの治療では、アレルギーを引き押している神経系や免疫系の「誤作動の学習記憶」に注目して、身体が「アレルゲン情報」に触れても誤作動を生じないように新たな学習記憶に切り替える施術を行います。
生まれつきアレルギー体質だったという患者さんでも、根気よく施術を継続することで体質改善を促す可能性も十分にあります。
また、ある日を境に突然、アレルギー症状を発症したという患者さんは、身体的、ならびに心理的体調不良に加えて、今まで過敏ではなかったアレルゲンに過剰反応して、その誤作動パターンが神経系や免疫系に学習記憶され、症状を慢性的に繰り返すという方が多いようです。
当院のアレルギー治療の特徴は、単にアレルゲンだけに注目するのではなく、その背後にある心理的ストレスとの組み合わせによる誤作動の学習記憶を検査して施術を行うということです。
特に、アレルギー症状の背後にある心理的因子が絡んだ誤作動の学習記憶の特定が症状改善のための重要なカギを握り、その学習記憶の組み合わせパターンが明確になればなるほど症状が早期に改善されます。
当院でアレルギー治療を受ける患者様は、最初は痛みなどの体調不良で来院され、その後、「生体反応検査」に信頼を寄せていただき、アレルギー治療へと移行、あるいは併用される方が多いようです。
病院のアトピー治療
かゆみは抑えられますが、肥満、糖尿病、高血圧、骨粗鬆症、感染症、副腎萎縮など全身的な副作用があるといわれています。
さらに、アトピーの原因をみつけるのはなかなか難しく、仮にアレルゲンがみつかったとしても、病院の主な指導は「アレルゲンを避ける」こと。
確かに避けられれば症状はよくなります。 しかし現代は、膨大な量・種類の物質があふれており、避け続けるには限界があります。避けるのではなく、アレルゲンと共存できるからだにすること。それがファミリーカイロのアレルギー治療です。
アレルギー症状の主な関連因子
大項目 | 症状 | 原因アレルゲン |
湿疹 | 乾燥肌 皮膚の痒み じんましん 発疹 |
食物(例:卵・牛乳・魚・小麦・豆類・穀物など) イエダニ カビ類 金属 動物(例:ネコ・イヌ・モルモット・ウサギ) 心理的ストレスとの組み合わせ |
じんましん(発疹) | じんましん 発疹 |
卵 |
花粉症 (アレルギー性鼻炎) | 鼻水 鼻詰まり 口に依存した呼吸 鼻の痒み くしゃみ 喉・口・口唇の痒み 眼の痒み・充血およびまぶたの腫れ 口・気道の腫れ 涙目 |
ハウスダスト 花粉(例:樹木・雑草およびイネ科植物) イエダニ 昆虫(ゴキブリや蛾) 動物例:ネコ・イヌ・モルモット・ウサギ) その他の動物(例:ウマおよび鳥類) カビ類 心理的ストレスとの組み合わせ |
眼の症状 | 眼の痒み・充血およびまぶたの腫れ 涙目 |
ハウスダスト 花粉(例:樹木・雑草およびイネ科植物) イエダニ 昆虫(ゴキブリや蛾) 動物例:ネコ・イヌ・モルモット・ウサギ) その他の動物(例:ウマおよび鳥類) カビ類 心理的ストレスとの組み合わせ |
消化器症状 | 下痢 腹痛 吐き気および嘔吐 体重の減少 |
乳児および幼児(0~3歳児) 卵 牛乳 小麦 大豆 小児および成人 卵 牛乳 魚・甲殻類 小麦 大豆 ピーナツ ヘーゼルナッツおよび他の木の実 果物および野菜 心理的ストレスとの組み合わせ |
口腔アレルギー症候群 | 喉の痒み 口の痒み 唇の痒み |
果物(例:リンゴ・ナシ・サクランボ・モモ・プラム・アプリコット・キウイ) 野菜(例:ニンジン・生のジャガイモ・セロリ) ナッツおよび豆類((例:ピーナッツ・大豆・ヘーゼルナッツ・アーモンド・くるみ・カシューナッツなど) 心理的ストレスとの組み合わせ |
喘息 | 咳 息切れ 喘鳴および笛声喘鳴 |
ハウスダスト 花粉(例:樹木・雑草およびイネ科植物) イエダニ ゴキブリ 動物(例;ネコ・イヌ) その他の動物(例:ウマ・および鳥類) 食品 心理的ストレスとの組み合わせ |
アナフィラキシー反応 | <軽度な場合> じんましん 口の周りの刺痛および痒み 眼や口の周りの腫脹 <重篤な場合> 特に足裏、手の平または頭皮の痒み 口内の刺痛 口や喉の腫脹 低血圧 腹痛 吐き気および嘔吐 息切れ 喘息症状 全般的な健康状態の悪化 |
ピーナッツ 木の実(例:ヘーゼルナッツ・ブラジルナッツ・クルミ・カシューナッツ) 魚 大豆 シーフード 牛乳 卵 種子類 果物 医薬品 ハチ毒 心理的ストレスとの組み合わせ |
・アナフィラキシー反応はアナフィラキシー・ショックとも呼ばれ、急性の生死に関わるアレルギー反応です。この反応は通常、5~15分以内と短時間で発症し、緊急処置を必要とします。 ・食物に関連したアナフィラキシーは、アレルギーを持つ食物の摂取と運動の組み合わせによって引き起こされる可能性があります。 ・アナフィラキシーは、身体の様々な臓器に影響を与え、一度の発作で影響を受ける臓器は単一であることもありますし、同時に複数の臓器に及ぶこともあります。当初現れる症状が軽いものだったとしても、それが急速に生死に関わる状態に発展する恐れもありますので、迅速な処置がとても重要です。 |
アレルギー症状を引き起こす様々なアレルゲン
項目 | アレルゲン |
5品目 | 卵、乳、小麦、そば、落花生 |
19品目 | あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キューイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、ゼラチン、りんご |
卵 | 卵白、卵黄、オボムコイド、うずらの卵 乳製品 牛乳、乳酸菌飲料、生クリーム、アイスクリーム、バター、チーズ、マーガリン、ヨーグルト、ポタージュスープ、カゼイン |
肉類 | 豚肉、鶏肉、牛肉、羊肉とその加工品 |
魚・魚卵 | サバ、アジ、サンマ、イワシ、サケ、マグロ、タラ、イクラ、タラコ、カレイ |
甲殻類・貝 | エビ、ロブスター、カニ、イカ、タコ、アサリ、ハマグリ、カキ(牡蠣)、ホタテ |
穀物豆類 | 小麦、ピーナッツ、大豆、米、そば、ゴマ、グルテン、トウモロコシ、ライ麦、大麦、オート麦、エンドウ、インゲン、アーモンド、ココナッツ、(ハシバミの実)ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、ペカンナッツ、カカオ、クルミ、ビール酵母、マスタード |
果物 | リンゴ、バナナ、キウイ、パイナップル、メロン、モモ、オレンジ、夏みかん、イチゴ、マンゴー、洋ナシ、スイカ、グレープフルーツ、アボカド |
野菜 | トマト、ニンジン、キャベツ、レタス、セロリ、パセリ、玉ねぎ、タケノコ、ピーマン、ナス、キュウリ、シイタケ、ニンニク、しめじ、ゴボウ、大根、カボチャ、ホウレンソウ |
芋類 | ジャガイモ、サツマイモ、サトウイモ、ヤマイモ |
香辛料 | 塩、コショウ、ソース、しょうゆ、わさび、カレー粉、スパイス類 |
アルコール類 | ビール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ブランデー、カクテル類 |
その他飲み物 | 水、お茶、牛乳、紅茶、コーヒー、ジュース類 |
室内塵 | ハウスダスト |
ダニ | イエニクダニ、ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニ、アシブトコナダニ、サヤアシニクダニ、ケナガコナダニ |
真菌細菌 | ペニシリウム、クラドスポリウム、アスペルギルス、ムコール、カンジダ、アルテルナリア、ヘルミントスポリウム、ザリウム、ステムフィリウム、リゾプス、オーレオバシジウム、フォーマ、エピコッカム、カーブラリア、マラセチア、黄色ブドウ球菌・エンテロトキシンA、黄色ブドウ球菌・エンテロトキシンB、トリコフィトン(白癬菌) |
樹木花粉 | ヒノキ、スギ、ホソイトスギ、マツ(属)、カエデ(属)、ヤナギ(属)、コヤナギ(属)、クワ(属)、ハンノキ(属)、シラカンバ(属)、ハシバミ(属)、ブナ(属)、ビャクシン(属)、コナラ(属)、ニレ(属)、オリーブ、クルミ(属)、カエデバスズカケノキ、ハトネリコ(属)、ユーカリ(属)、アカシア(属)、メスキート、カユプテ、ペカン、モクマオウ |
雑草花粉 | ブタクサ、ブタクサモドキ、オオブタクサ、ニセブタクサ、ニガヨモギ、ヨモギ、フランスギク、タンポポ(属)、ヘラオオバコ、シロザ、オカヒジキ、アキノキリンソウ、オナモミ(属)、アオゲイトウ、ハマアカザ(属)、ニワトコ(属)、イソホウキ、ヒメスイバ、ヒカゲミズ(属)、イラクサ(属)、カナムグラ |
イネ科植物花粉 | ハルガヤ、ギョウギシバ、カモガヤ、ヒロハウシノケグサ、ホソムギ、オオアワガエリ、アシ、ナガハグサ、コヌカグサ(属)、セイバンモロコシ、コスズメノチャヒキ、ライ麦(花粉)、ラゲガヤ、オート麦(花粉)、小麦(属)(花粉)、オオスズメノテッポウ、スズメノヒエ(属) |
動物アレルゲン | イヌ上皮、イヌ皮屑、ネコ上皮・皮屑、ウマ皮屑、ウシ皮屑、モルモット上皮、マウス上皮、ラット上皮、ラット尿蛋白、ラット血清蛋白、マウス血清蛋白、セキセイインコ羽毛、ヤギ上皮、羊上皮、家兎上皮、豚上皮、ハムスター上皮、アヒル羽毛、ラット、マウス |
昆虫アレルゲン | ミツバチ、スズメバチ(ホワイトフェイス)、スズメバチ、アシナガバチ、スズメバチ(イエローフェイス)、ゴキブリ、ユスリカ(属)、ガ |
寄生虫アレルゲン | アニサキス(海産動物に寄生する寄生虫) |
職業性アレルゲン | 綿、ラテックス |
薬物アレルゲン | ゼラチン(各種のカプセルの他、錠剤やトローチなどにも使用されている) |
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