こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

「感情チャート」を使った新しい施術法

familychiro 6 月 29th, 2010

最近、PCRTでは、「感情チャート」を使った新しい手法を取り入れ、様々な患者様に応用し、喜ばれております。

以前から潜在的感情がもたらす影響は、とても大きいということは、臨床的に感じておりました。10年ほど前より感情の「波動情報」を使った臨床研究で、幅広く、パワフルな治療効果が得られていることは分かっておりました。その後、その潜在的感情が生じる因果関係も明確な方が本質的な予防効果につながるのではないかという理由で、その因果関係にかかわるパターンの研究も行ってきました。

しかしながら、その症状にかかわる因果関係のパターンを認識したい患者さんと、そのような分析的なパターン検査やイメージすることなどよりも、症状の改善だけを望む患者さんも多いということもあり、そのニーズにお応えするための新たな手法として、再度、「感情チャート」を使った手法を考案しました。

症状に関連する潜在的感情を短時間で検査するためには、シンプルな感情の分類が必要だと考えました。人の感情や情動は人それぞれに様々で変化があり有機的です。恐らく完全な分類法などあり得ないのかもしれません。

微妙に変化を繰り返す心の動きを限定的に分析すること自体不可能ですし、分析自体にはそれほど意味がありません。ただ、症状を開放したり、繰り返される症状パターンを切り替えたりするためには、その分析、あるいは認識が必要で、その方向を修正してくれるという効果を得ることができます。

施術に使う「感情チャート」を作成するにあたって、自分なりに分類して臨床に応用し、さらに良い分類法はないものかとネットで検索していたころ、「人間存在研究」のホームページにたどり着きました。それ以外の心理学的なホームページで感情の分類も検索させていただきましたが、このホームページに掲載されている感情分類はとても画期的な分類法だと感じました。

さっそくこの感情分類の出典をお尋ねしたところ、このホームページを主筆されている研究代表の大江矩夫氏による独自の分類法であると、直接、ご本によりご丁寧に回答していただきました。臨床的に使いやすいように多少の改変をさせていただきましたが、それを使った感情チャートを取り入れることによって、検査が簡便でスムーズになり、そして、その「感情波動」を使うことで、とても高い治療効果を得ることができております。

恐らく、この大江先生が作成した感情の分類は、単に学問から得た知識だけではなく、臨床現場での検証を繰り返し行った成果によるものではないかと察しております。この貴重な感情の分類を作成した大江先生の洞察力の深さに敬意を表したいと思います。
ちなみに大江矩夫先生の著書「人間存在論」(白川書院)の中にも感情の分類が掲載されております。ご興味のある方はご一読ください。

「感情の検査」というと、精神分析のように受け止められがちですが、PCRTで行う潜在的感情の検査は、心理療法で行う精神分析とは異なります。症状を改善するためにその感情をすべての患者さんが認識しなければならないという訳でもありません。

感情には様々な感情が複雑に絡み合う性質があります。その微妙に絡み合ったそれぞれの感情自体に深い意味はありません。また、施術者と患者間の微妙な感情の動きが交差する中で、その感情の検査に「ゆらぎ」が生じ、検査者が異なることで、検査結果にも違いが生じることもあるようです。

ただ、「信念」や「義務」などの感情が深く絡んで、パターン(学習記憶)として繰り返される場合は、必要に応じて患者さんに心当たりがないかを質問します。そして、同じ症状を繰り返さないための「パターン検査」を行い、症状に影響を及ぼしている「緊張パターン」とそれに代わる「リラックスパターン」を明確にさせて、施術によって脳を再学習させ、症状の再発を繰り返さないための新たな学習記憶(パターン)をつくる治療を施します。

この感情チャートを使う手法を、臨床現場で何度も繰り返している際、あまりにも簡単に効果がでるので、臨床経験がある私が行うから効果があるのではないかという疑問もわきあがってきましたが、ファミリーカイロのスタッフに何度も追試してもらったところ、ほぼ同じような効果を体感することができました。

次回のPCRT研究会ではこの感情チャートを使った施術法をご紹介させていただきます。今までPCRTを使っていただいた先生方には、とても便利なテクニックになるでしょうし、次の日からほとんどの先生方が効果を実感されると思います。もちろん、これからPCRTを使い始める先生方にとっても臨床に役立つテクニックになると思います。

PCRT研究会で学ぶ神経反射検査さえ、確実にできれば、他の先生方にも同じような効果が出せることをほぼ確信しております。

また、PCRTの施術が楽しくなりました。

来月のPCRTの研究会の参加される先生方は楽しみにされておいて下さい。

ストレス性の歯痛(遠隔治療)

familychiro 6 月 25th, 2010

先日、遠隔治療を依頼せれて、電話を通して治療させていただいた。主訴は、「奥歯の痛み」。

以前から慢性的な痛みがあり、色々なストレスが溜まってくると痛みが強くなるとのこと、2~3日前から症状が強くなっているとのこと。

これは、虫歯による痛みではなく、ストレス性の症状であることはご本人も自覚されていた。

電話を通して、検査をしてみると、「身体感覚」で誰かとお話しされるときに「緊張パターン」の反応が示されている様子。

「誰かとお話しされるときに、言葉を選んだり、気を使ったりしてお話しされる相手の人はいませんか?」とお尋ねすると、お父様と話しおする際にはいつもストレスを感じているとのこと。

お父様と話しされている際の潜在的な感情のキーワードを診てみると、肯定的感情も含めて、様々な感情が絡んでいた。その中でも一番腑に落ちた感情は、「勝利」、「戦い」の感情で、お話しされるときはいつもどちらが優位になる結論を出せるかどうかがに意識が向いていたとのこと。

その「緊張パターン」を柔軟な「リラックスパターン」の感じ方に切り替えてもらうと、検査反応も良好で、実際に奥歯の症状も軽減されたとのことで喜んでいただいた。

症状が軽減されたことに加えて、お父様と話すときは、いつも勝ち負けのような優位性を意識しながら、ある意味、闘いながら話していたということに気づかれたことはとても大きな収穫だったというような、施術後の感想を述べていただいた。

テニスのイップス

familychiro 6 月 22nd, 2010

5年ほど前から、テニスをするたびに、右腕、肘周辺に力が入った感じで、今までできていたプレーができなくなったとのことで来院。メンタル面が絡んだイップスの症状である。

初回の施術の検査では、スマッシュやボレーの動作で「緊張パターン」が示された。原因の学習記憶としては、意識がフォームに集中し過ぎている感覚だった。その「緊張パターン」を理想に結果にフォーカスするイメージをしてもらうと、「リラックスパターン」に切り替えることができた。

また、テニスではなく野球のキャッチボールでもイップスのような症状があることで、そのパターンも切り替えた。

2回目の施術の検査では、スマッシュでの反応は改善されていたが、ボレーとサーブで反応が示された。テニス以外にも職場での「緊張パターン」が絡んでいたが、特に印象的だったのは、相手に対して手加減をしているパターンが、学習記憶されていたことだった。

教える立場になったりすると、相手のことを考えて手加減をしてしまい、そのクセが学習記憶されて、筋肉の働きに誤作動を生じさせるパターンになっていたようだ。

初回の治療日から7週間後の3回目の来院時には、かなり症状が改善されているとのことで、後はフォアーだけが違和感があるらしい。

検査をしてみると、以前反応を示していたボレーやサーブなどの反応は改善され、フォアーだけが反応を示していた。

原因となるパターンを調べてみると、やはり、フォームに意識が行き過ぎバランスを乱しているとう反応がでたので、理想的な結果のイメージでパターンを切り替える施術を行った。

それ以外にも、筋緊張につながるいくつかの潜在的なパターンが隠れていたが、ニューロパターンセラピーの施術後にはそれらの症状はほとんど改善された。

ニューロパターンセラピーは、イップスの症状改善には理想的な施術法になるだろう。

起立性調節障害

familychiro 6 月 21st, 2010

8歳の女の子が、頭痛と首の症状を訴えて来院。頭痛は毎日のようにあり、首の症状は土曜、日曜、月曜日にかけてあるという。9か月ほど前に立ちくらみで急に倒れて大学病院を受診。起立性調節障害の診断を受ける。

起立性調節障害とは、自律神経系の機能異常により、代償機構が障害を起こし、血圧が低下し、脳血流や全身への血行が維持されなくなり、立ちくらみやふらつきが起こったりする。血液による酸素や栄養の供給が悪いので、すぐに疲れたり、また疲労からの回復が遅れる。

さらに脳血流が悪いために、思考力は低下し、集中力もなくなってくる。心臓は代償性頻脈を起こすため、起立状態や少しの運動で息切れ、動悸を起こすようになり、とても身体が辛く感じる。身体を横にすると全身への血流が回復するため、このような症状が軽減し身体が楽になりる。起立性調節障害の子どもは、ごろごろと横になることが多いのはこのためといわれる。

最近は大分いいとのことだが、クラスが変わったりすると症状が元の状態に戻るような感じで、変化がみられないとのこと。病院では投薬を受けている。

ファミリーカイロで施術を始めて3回目の来院日に、お母様によると、毎日のように生じてい昼間の頭痛は良くなったが、毎晩8時半ぐらいになると頭痛が起きるとのこと。その原因パターンを診てみると、兄弟関係が絡んだ、リビングの席の優先順位に関係が伴っている様子。頭ではお姉ちゃんが一番いい場所に座ることは納得している様子だが、身体は緊張パターンを生じさせていた。

施術開始から7週間後の5回目の施術日には、毎晩生じていた頭痛は改善されたとのこと。主なのアンバランスパターンは改善されたようだが、枝葉のパターンが隠されているので、継続的な治療が望まれる。

治る力を制限するマイナスの学習効果

familychiro 6 月 18th, 2010

先日70代後半の患者さんが、首と肩の症状を訴えて来院。来院時、頭を前に傾げた状態で、時間を掛けると真っ直ぐにすることはできるが、すぐには真っ直ぐにはできない状態。

検査をしながら、患者さんと対話をしていると、8か月ほど前に引き起こした圧迫骨折が治りきらずに姿勢が前かがみになっているとのこと。

その圧迫骨折が完治しないとこの前かがみの姿勢も治らないと、マイナスの学習をしていることが見えてきた。そこで、このまま治療を続けてもその思い込みが治す力を制限するので、再度、問診の机に着いてもらって丁寧に説明させていただいた。

圧迫骨折の程度によっては、骨の変形による前傾姿勢は避けられないが、来院された患者さんの場合、時間を掛けて姿勢を正せば、前傾姿勢が改善されることから、筋肉と神経のバランスが整えられれば、日常生活に負担にならない姿勢のバランスは回復できることを分かりやすく説明させていただいた。

患者さんもある程度の納得された様子で、施術後に首を前後左右、回旋などの動きをしてもらうと、しばらくぶりに首がスムーズに動かすことができたとのこと。また、頭を前に傾げた状態も改善され、とても喜んでおられた。

最初は、ご自分の体調に自信がない様子だったが、「絶対に治ると思います。」とご自分で言われていた。家事もできなくなってきていたとのことなので、治療後の変化にはとても自信を持たれた様子だった。

骨は筋肉で支えられ、その筋肉は神経でコントロールされているという人間のシステムの原則的なことが、まだまだ一般の人とたちには馴染まないのだろう。

整形外科の先生から骨の説明ばかり受けると、骨が治らないと、治らないといような錯覚を学習してしまうのかもしれない。

骨の変形はあくまでも結果であって、症状の原因にはならないということをもっと多くの人の知っていただきたいし、医療従事者の方から、多くの患者さんに伝えてほしいと願う。

このような学習効果による症状は、新たに再学習させるための継続治療が必要になる。後はしばらく治療を継続しながら、ご自分の身体の自信をもっていただくように改善できればと願う。脳の誤作動を調整していけばよい方向に向かうだろう。

「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし」

familychiro 6 月 15th, 2010

先日、ゴルフのプレー中に手首を痛めて来院。「緊張パターン」の原因を調べてみると、「楽しみ」という肯定的な感情が絡んでいた。患者さんに思い当たることはなかったかを尋ねてみると、手首を痛める前に、とても楽しい気分になっていたという。

恐らく、「楽しい」という感情が過剰になり過ぎて、自律神経系がアンバランス状態になって筋肉の緊張を引き起こさせていたのだろう。

施術後すぐに、手首の違和感は改善された。

論語に「過猶不及」、すなわち「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし」ということわざがある。何をするにも、いき過ぎになると、それがどんなに良いことでも、バランスを崩してしまうという意味で、心身相関的にも、感情が過剰になると、たとえ肯定的な感情であっても自律神経系のバランスを崩して、症状を引き起こしてしまうようだ。

論語では、さらに片寄のない「中庸」の大切さを説いている。「過ぎることもなく、及ばぬこともなく、しかも偏らないで、終始変わらないようにバランスを保つことが、人間の道徳として価値が最高至極のものである。」としている。

「肯定的感情」が及ぼす影響

familychiro 6 月 11th, 2010

日々進化する臨床研究の中で、また、最近、新たな研究成果が得られたのでそのことにワクワクしている今日この頃です。

ニューロパターンセラピーにおいて、アンバランス(緊張)パターンを検査する際、多くの場合、その背景に「潜在的な感情」が絡んでいることがほとんどです。

現在、「潜在的な感情」を簡便に特定するためのチャートを作成し、研究を進めています。その研究を始めてまだ数週間ですが、そのチャートのよる検査法にワクワクしている最中です。

この感情分類のチャートを使うと、検査もスムーズになり、イメージが苦手な患者さんででも、術者がその感情の情報をイメージすることで施術が可能になります。

この手法は、数年前に行っていた手法に類似していますが、このチャートとニューロパターンセラピーの振動刺激を組み合わせることで、より早く効果が出せるようになりました。

また、この感情分類チャートを使っての臨床研究でもう一つの発見というか、気づきは、「肯定的感情」で反応を示す患者さんが意外に多いという発見です。

今日来院された患者さんも、足の違和感の原因を検査してみると、「喜び」という肯定的な感情がアンバランスパターンを生じさせていました。

患者さん曰く、勉強できることに対して、いつも「喜んで」いなければならないと心がけており、今、本当に勉強ができるこを心から喜んでいるとのこと。

とてもポジティブな感情であり、このような感情が身体に影響を及ぼすのかと疑問に思う方いるか知れないが、恐らく神経系のエンジンが掛り過ぎた状態で、自律神経系の交感神経が過剰な状態にあり、筋肉の状態をアンバランスにさせていたのだろう。

その感情パターンを応用しての施術後は、症状が改善されました。これ以外にもたくさんの改善例があるので、その発見には確信をもちワクワクしております。

症状の改善もうれしいことですが、このチャートで検査をすると案外ポジティブな感情で反応を示すことが多いということ自体が、大きな発見だと感じています。

以前から、ポジティブな感情も身体に影響を及ぼしていることうことは検査反応で分かっていましたが、身体に影響を及ぼすのはネガティブな感情だと思い込みがあるせいか、ネガティブな方ばかりの検査をしていたような気がします。

今後はこの感情チャートによるポジティブな感情の検査反応によって、検査がスピーディーになり、また施術法に幅が広がり、多くの施術者が簡便に使いやすくなったように思えます。

この手法は、次回のニューロパターンセラピーの研究会でご紹介できればと考えております。次回の研究会に参加される先生方は楽しみにされて下さい。また、進化しているかもしれません。

追記:ちなみに、私の頭が重い症状をスタッフに診てもらうと、この新たな臨床研究による発見にワクワクして希望に満ちていることが、頭重感の原因になっていました。ワクワクもほどほどの方が健康には良いようです.;-)

「未来への質問」

familychiro 6 月 3rd, 2010

体に影響を及ぼす、学習パターンの一つに、「未来への不安」があります。その潜在的な未来の不安は、慢性的な咳や不眠、肩こり、腰痛など様々な症状に関係していることが多いようです。

もしも、その不安が、漠然とした遠い未来の不安である場合、唐突な質問に聞こえるかもしれませんが、あえて、「何歳ぐらいで亡くなりたいですか?」というようなダイレクトな質問をさせてもらうことがあります。

「死」に対して、話したり、考えたりすることがない患者さんにとって、突然の質問になるかもしれません。ある40代の患者さんは、「60歳ぐらいでいいかな・・・」と答えていました。70代後半の元気な患者さんは、「80歳ぐらいですかね・・・」などと答えていました。

多くの患者さんの答えは、平均年齢よりも下回っていることが多く。その年齢で亡くなるためには早く病気を創らなければ死ねないような年齢であることが多いようです。

そのような場合、冗談交じりに「そうすると病気か事故でないと死ねないですね・・・」と言うと、患者さんは笑いながら「まあ、そうですね・・・」と答えてくれます。

また、亡くなる希望年齢が平均寿命よりも上である場合、患者さんに「どのように亡くなりたいですか?」という質問をさせてもらいます。

「苦しまないでコロッと死にたい・・・」とういう答えが多いようですが、その場合、「脳梗塞などの循環器系の病気か、即死に近い大きな事故になりますね・・・」と冗談交じりに話をします。

そこで、「実際に、眠るように亡くなるおじいさんやおばあさんもいらっしゃるようですけど…」というようなお話をさせてもらうと、多くの患者さんは眠るように亡くなるという選択肢を選らばれます。

現在の情報化社会では、テレビ番組やニュース、インターネットを通じて、様々なネガティブな病気に関する情報が溢れ、意識的にも無意識的にもその情報が脳にインプットされます。

そして、知らず知らずのうちにサブリミナル効果によって、マインドコントロールされ、老後は病気になることが当たり前かのように錯覚して、脳は、病気になるようにプログラム化され、身体は自動操縦のように病気への道をたどっているようです。

このように多くの患者さんの潜在的なパターンを診させていただくと、人ごとのように知らず知らずに入ってくる一般情報は、本当は恐ろしく悪影響を及ぼしているだろうと感じさせられます。

基本的にこのようなネガティブな情報が溢れている社会においては、「明るい未来」を作らなければ、知らず知らずのうちに「暗い未来」になります。

「明るい未来」を作るということは、想像力を働かせるということなのですが、その想像力が簡単に働く人がいる一方で、苦手な人もいます。

本来は、想像することで、失うものや、制限されるものはなく、作り話のように自由に作ることはできるはずなのに、明るい未来を想像すること自体が抵抗をある人も少なくはありません。

その抵抗にはそれぞれにそれなりの理由、動機づけがあるようです。その抵抗を紐解いていくと未来の想像を徐々に明るくすることはできます。

暗闇の中のジェットコースターやウォータースライダーに乗ったことがありますか?先が見えていても怖いの乗り物ですが、暗闇になるとその怖さは倍増します。

先が見えないということはとても怖いものです。先のことは誰も分からないということは一般的な認識ですが、だからといって先のことを想像しないでいると暗闇のジェットコースターやウォータースライダーのようにさらに怖くなります。

想像はいわゆる作り話です。その作り話を想像するだけで、脳には新しい柔軟な神経回路が構築され、未来への感じ方を変えることができるのです。

また、一度作った想像は、いつでも書き換え可能です。暗い未来を想像するのも、明るい未来を想像するのもあなた次第です。

ゲーム感覚のように明るい未来の想像を作って楽しんでみましょう。

「恋愛観」と「結婚観」

familychiro 5 月 26th, 2010

最近、ある症状に絡んだアンバランスパターン(緊張パターン)を検査していると、自己否定から評価、そして、恋愛観や結婚観に関連する価値観に行き着いた。

恋愛観や結婚観に関してもとても大切な「気づき」になったのでご紹介したい。

「あなたは何のために恋愛しますか?」、あるいは「何のために恋愛をしていますか?」、または「あなたは何のために結婚しますか?」あるいは、「何のために結婚しましたか?」という質問に対して、あなたはどのように答えるでしょうか?

その患者さんは、「自分自身を認めてもらうために・・・」「包容力で包み込んでもらうため・・・」というように答えていた。しかし、神経反射検査ではアンバランスな反応が示されていた。つまり、自己矛盾があるのでしっくりこない状態。

他に何かしっくりくる回答は無いかどうかを尋ねてみると、患者さんから助言を求められたので、あえて感想と意見を言わせてもらった。

「『恋愛』や『結婚』によって何かを『得たい』というように聞こえましたがどうですか?」

その感想にすぐに気付かれたようで、笑いながら、そうですね・・・「得る」ものばかりを求めていますね・・・

恐らく、お互いに「得る」ことばかりを期待して、恋愛や結婚をすると、その期待に反してしまえば恐らくうまくいかないだろう。また、最初はその期待に相手が答えてくれたとしても、そのことに慣れてしまうと、そのことが当たり前になってしまい、「有難い」とか「感謝」ということを忘れてしまうのが人間の弱点でもある。

また、最初は相手に満足してもらうために、お互いに相手の期待の沿うような行動をとる傾向にあるが、「得る」ことばかりが優先し過ぎると、損得勘定がうまくかみ合わなくなり関係性が悪くなるとう例も少なくはないだろう。

恋愛や結婚の基本は、何かを互いに「与え合う」いうことが前提条件にないと、互いが何かを「得る」ということばかりが優先し過ぎると破綻してしまうだろう。

恋愛や結婚が末永くうまくいく例は、見返りを求めず、互いに「与え合う」ことに喜びを感じられるカップルではないだろうか?

「与える」ということは、モノやお金がなくても、言葉や笑顔でも与えることができる誰にでもできる行為である。

その患者さんは笑いながら、「マザーテレサ」のようにならなくてはならないですね・・・といっていたが、マザーテレサにとって「与えること」自体が最大の喜びだと思う。

人間は、本来、「与えること」に喜びを感じる生き物である。そして、その「与えること」で直接相手から「見返りを得る」というスイッチではなく、自分が活かされるという「天からの見返りを得る」というようなスイッチを入れることで、好循環を生み出すことができるのではなかろうか?

「無償の愛」という言葉があるが、無償とまで言わなくても、与え続けることで天からの見返りは、求めてもいいような気がする・・・

「無償の愛」ということに、軸足を置いて生きていくことの方が、楽に、豊かに生きていけるということが、頭では理解できても実際にどのような行動をすればよいのだろうかとうことは、それぞれに異なるだろう。

まずは、いつもそばにいる身近な人から与える習慣を身につけていくことが大切だろう。

交通事故による学習記憶(トラウマ)

familychiro 5 月 9th, 2010

保険会社さんから電話が入り、患者さんが当院の施術を希望されているとのことで、施術を依頼された。

3週間ほど前に道路を走行中、減速した際に後方の乗用車に追突される。急ブレーキを踏んで再度追突され、その事故では2回連続して追突されたとのこと。

病院の検査では、レントゲンとMRIを受けたが、特に構造的な問題なく、頚部捻挫の診断を受ける。、週に3回、2週間、牽引、マイクロフェーブ、湿布の施術を病院で施療中とのこと。

ファミリーカイロ来院時の症状は、朝方には痛みはないが、日中にかけて徐々に痛みがくるとのこと。

当院ではアクティベータ療法にて、神経関節機能障害部位を検査し、その調整を行う。交通事故やスポーツ障害の場合、事故当時の衝撃刺激が脳に学習記憶され様々な慢性症状を引き起こす原因となる。

ニューロパターンセラピーでは自律神経系に学習記憶された「緊張パターン」検査して、「リラックスパターン」に切り替える施術を行う。
一回目の施術では、2回目の衝突、事故時の衝撃音、相手ドライバーの声などが「緊張パターン」として示され、「リラックスパターン」に切り替える施術を行う。

二回目の施術では、事故当時衝撃音が再度反応を示し、ブレーキを踏んだ際の感覚なども新しく反応を示していた。そして、患者さんによると、その事故を起こされた車はとても愛着のある車だったとのことで、そのことがとても悔やまれるとのことで、そのことがストレスになっているのではないかと打ち明けて下さった。そして、最後には保険会社さんに誠意がないことにも引っかかっていた様子だった。

3回目の施術では、前回の衝撃音などには反応は消失。しかし、保険会社さんとの関係による緊張パターンは繰り返されていた。修理をしてもらったとはいえ、愛車が事故車になったことはとても心残りだろう。それを前向きに考えるのにはとても難しいということが良く伺えた。

しかし、その「緊張パターン」を身体に悪影響を与えないようにもしたい。とても難しい状況である。そこで、患者さんには、「後、何年後ぐらいまでにそこことを引きずって悔やんでいると思いますか?」という質問をさせていただき、身体での反応も確認させていただいた。

一年後や二年後ぐらいでは開放されない様子なので、年代別に質問させていただいた。

患者さんは現在20代後半なので、30代になったとして、今回の事故のことを振り返ってみて、やはり、悔やんでいるかどうかを尋ねてみた?患者さん曰く、悔やんでいいる様な感じがするとのことで、身体の反応も「緊張パターン」が示された。

では、40代になったとして、今回の事故のことを振り返ってみてどうですか?という質問をさせていただくと、患者さんはしばらくイメージを膨らませて・・・・「何かどうでもいいような感じがする・・・・」とのことで、笑い飛ばしていた。身体の反応も「緊張パターン」は示されなかった。

治療後は頚肩部の症状もすっきりた感じだった。

この調子で治療を継続していけば、脳に学習記憶されているトラウマ情報も柔軟性が増し、事故に関連している症状も改善されるだろう。

ニューロパターンセラピーでプラスのイメージが難しいケースの場合には、時系列で未来にさかのぼり、そこから振り返ってもらって、「過去進行形」のイメージをしてもらうと、とてもパワフルである。

しかし、このような交通事故の例で、相手や保険会社との交渉がもつれ、泥沼化して、裁判をするしないで2年も3年も引きずって多大な時間と労力を費やし、肉体的のみならず、精神的、社会的にも悪循環なってしまう例は少なくはない。

交通事故などのように被害者、加害者というような複雑な関係性が生じる場合には、単に肉体面だけのケアでは不十分になる。このような場合は、早期にニューロパターンセラピーのような心と脳と身体面の関係性を診る施術が必要になるので、保険業者さんには特にこのような施術法があるということを知ってほしいと思うし、事故を受けた患者さんにはぜひ進めてほしい療法である。

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