こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

神経・筋骨格領域

起立性調節障害

familychiro 6 月 21st, 2010

8歳の女の子が、頭痛と首の症状を訴えて来院。頭痛は毎日のようにあり、首の症状は土曜、日曜、月曜日にかけてあるという。9か月ほど前に立ちくらみで急に倒れて大学病院を受診。起立性調節障害の診断を受ける。

起立性調節障害とは、自律神経系の機能異常により、代償機構が障害を起こし、血圧が低下し、脳血流や全身への血行が維持されなくなり、立ちくらみやふらつきが起こったりする。血液による酸素や栄養の供給が悪いので、すぐに疲れたり、また疲労からの回復が遅れる。

さらに脳血流が悪いために、思考力は低下し、集中力もなくなってくる。心臓は代償性頻脈を起こすため、起立状態や少しの運動で息切れ、動悸を起こすようになり、とても身体が辛く感じる。身体を横にすると全身への血流が回復するため、このような症状が軽減し身体が楽になりる。起立性調節障害の子どもは、ごろごろと横になることが多いのはこのためといわれる。

最近は大分いいとのことだが、クラスが変わったりすると症状が元の状態に戻るような感じで、変化がみられないとのこと。病院では投薬を受けている。

ファミリーカイロで施術を始めて3回目の来院日に、お母様によると、毎日のように生じてい昼間の頭痛は良くなったが、毎晩8時半ぐらいになると頭痛が起きるとのこと。その原因パターンを診てみると、兄弟関係が絡んだ、リビングの席の優先順位に関係が伴っている様子。頭ではお姉ちゃんが一番いい場所に座ることは納得している様子だが、身体は緊張パターンを生じさせていた。

施術開始から7週間後の5回目の施術日には、毎晩生じていた頭痛は改善されたとのこと。主なのアンバランスパターンは改善されたようだが、枝葉のパターンが隠されているので、継続的な治療が望まれる。

治る力を制限するマイナスの学習効果

familychiro 6 月 18th, 2010

先日70代後半の患者さんが、首と肩の症状を訴えて来院。来院時、頭を前に傾げた状態で、時間を掛けると真っ直ぐにすることはできるが、すぐには真っ直ぐにはできない状態。

検査をしながら、患者さんと対話をしていると、8か月ほど前に引き起こした圧迫骨折が治りきらずに姿勢が前かがみになっているとのこと。

その圧迫骨折が完治しないとこの前かがみの姿勢も治らないと、マイナスの学習をしていることが見えてきた。そこで、このまま治療を続けてもその思い込みが治す力を制限するので、再度、問診の机に着いてもらって丁寧に説明させていただいた。

圧迫骨折の程度によっては、骨の変形による前傾姿勢は避けられないが、来院された患者さんの場合、時間を掛けて姿勢を正せば、前傾姿勢が改善されることから、筋肉と神経のバランスが整えられれば、日常生活に負担にならない姿勢のバランスは回復できることを分かりやすく説明させていただいた。

患者さんもある程度の納得された様子で、施術後に首を前後左右、回旋などの動きをしてもらうと、しばらくぶりに首がスムーズに動かすことができたとのこと。また、頭を前に傾げた状態も改善され、とても喜んでおられた。

最初は、ご自分の体調に自信がない様子だったが、「絶対に治ると思います。」とご自分で言われていた。家事もできなくなってきていたとのことなので、治療後の変化にはとても自信を持たれた様子だった。

骨は筋肉で支えられ、その筋肉は神経でコントロールされているという人間のシステムの原則的なことが、まだまだ一般の人とたちには馴染まないのだろう。

整形外科の先生から骨の説明ばかり受けると、骨が治らないと、治らないといような錯覚を学習してしまうのかもしれない。

骨の変形はあくまでも結果であって、症状の原因にはならないということをもっと多くの人の知っていただきたいし、医療従事者の方から、多くの患者さんに伝えてほしいと願う。

このような学習効果による症状は、新たに再学習させるための継続治療が必要になる。後はしばらく治療を継続しながら、ご自分の身体の自信をもっていただくように改善できればと願う。脳の誤作動を調整していけばよい方向に向かうだろう。

股関節痛の改善と「未来設定」

familychiro 5 月 4th, 2010

4~5日前より右股関節痛が発症し、前日にガクッとなり悪化。仰向けの状態で右関節を動かそうとすると、ほとんどの動きで痛みを伴う状態。アクティベータで神経関節機能障害を調節し、ニューロパターンセラピーでその原因を検査した。様々な原因が絡み合っていたようだが、主な原因だと感じたのは「未来設定」だったように感じた。

その患者さんは、お祖父様の代から続く開業医の家系で、後十数年だったか?開院100年目になるとのこと。その時点で、「それくらいで辞めればいいかな?・・」と引退、あるいは閉院?の未来設定をご自分で決めていたらしい。

普通、そのことがなぜ身体に症状を引き起こすような原因になるの?と不思議に思うかもしれない。これは、ニューロパターンセラピーによる永年の臨床経験であるが、退職や引退、休息なども含めて、自分で「止める」、「休む」というブレーキを未来に設定すると、そのことが原因で体調不良を引き起こすことが多いというパターンが分かってきた。

最初はなぜそのような内容が体調不良の原因になるのだろうかと明確ではなかったが、様々な臨床パターンや心理学や脳科学に照らし合わせてみると、だんだんとその理由が明確になってきた。

これは、一種の自己暗示のようのもので、自然に逆らって自分にブレーキをかけてしまうと、無意識的に身体の機能をストップさせるような学習機能が脳の深層レベルで行われ、その結果として筋肉、関節がうまく働かなくなって、身体を動かなくする。その結果として様々な症状を引き起こしてします。

人間のあるべき「自然」とは、一歩一歩でも前に進もことが自然体であり、意図的にブレーキをかけることはその自然に逆らうことでもある。もちろん止めたり、休んだりすることが全て不自然ということではない。何が基準になるかというと、止めたり、休んだりした後の未来に、身体的にもメンタル的にも心から心地よい状態が得られるかどうかが大切である。もしも、何も得られないようであればそれは不自然なブレーキになるようだ。

この患者さんはこのパターンが切り替わった後、かなり改善されて、原因と結果の因果関係が明確になり喜んでいただいた様子だった。

通常は、忙しい仕事から解放されて、ストレスもなく悠々自適のように考えるのが普通だろう。身体に影響を与えないような引退や退職もあることも事実である。しかし、それは自然の環境が決めることであって、自分が決めることではないのかもしれない。「自然」に選ばれて仕事をしている間はそれに委ねることが心地よい生き方なのかもしれない。

奥深い大いなる「自然」に委ねるという深い意味を改めて考えさせられたケースである。

尾骨骨折による慢性腰痛の改善

familychiro 4 月 20th, 2010

約10カ月前に転倒して尾骨を骨折。整形外科にて、レントゲン検査、尾骨骨折、打撲、腰痛症の診断を受ける。投薬、貼り薬、電気療法、磁気、フォーターベットのマッサージの施術を受ける。2カ月間毎日通院し、それ以降は3日ぐらい、そして、現在では月に2回程度されているとのこと。

症状の経過は変化なく、症状の頻度は常にあり、仕事中、休日中、出かける時も症状があるとのこと。長時間座るのが辛く、特に固い椅子に座ることができない。

まず、最初にアクティベータ療法によって、骨盤と尾骨部周辺の神経関節機能障害部を調整。その後、ニューロパターンセラピーにて、慢性症状につながる「学習記憶パターン」を検査。

転倒した際のことをイメージしてもらうと、「緊張パターン」として反応を示す。さらに他の五感情報が関与していないかどうか検査すると、転倒した際の音の「聴覚刺激」で反応を示す。さらに、検査をしてみると「出来事記憶」(エピソード記憶)として、長い間治らなかったという記憶が症状に関連していた。

これらのパターンを「リラックスパターン」に切り替えて施術を行った。

五日後の二回目の施術日には、ほとんど改善されたとの報告をいただいた。患者さんによると、治療した次の日に同僚の方から何か調子が良さそうだね。どうしたの?と聞かれ、病院を変えて良くなったと答え、当院のことを紹介していただいたとのこと。

毎日、辛い症状で我慢されていたので、その様子が周りの同僚の方にも伝わっていたのだろう。10カ月間も症状が改善されずに辛い思いをされていたのだと思う。

肩こり症状もあったので、また、継続治療してただければ楽になると思う。

当院を利用されている患者様は、何か症状が出たときには、安心して利用して下さっている方が多いが、このような施術法を知らない人にとっては、不安な毎日を送っている方も少なくはないかもしれない。

病院以外のこのような施術法を知っていると知らないでは生活の質が随分と異なるのではなかろうか?

難治性しゃっくりの改善

familychiro 3 月 22nd, 2010

2週間ほど前よりしゃっくりが止まらないとのことで来院。

病院で処方された薬を飲むと一時間ぐらいでしゃっくりが治まるが、その効果も2時間ぐらいまでとのこと。しゃっくりで夜も眠れないとのことでかなり苦しそうだった。

一回目の検査では、聴覚情報による過敏反応が5項目ほど示された。一週間後の2回目の検査でも同じ聴覚情報に加えて、視覚情報と身体感覚情報の過敏反応が示された。

この時、施術の効果が継続するように、パターン検査で示された「緊張パターン」と「リラックスパターン」のパターン学習の復習を、治療後一時間後、と毎食後に必ず行うようにしっかりとご指導させていたいただいた。

その後、次の治療日の予約の変更があり、前回の治療の翌日にしゃっくりが止まったとの喜びの声をいただいた。

しゃっくりの原因にも色々あり、器質的な疾患が原因であれば、このような脳の学習記憶を切り替える治療では困難であるが、薬で改善すること自体、神経学的な誤作動であることが予測できたし、しゃっくりが発症して2週間程度だったので、治る可能性は十分にあると感じていた。

しゃっくりが出る前に、別の病気で入院されていたとのこと。病院での緊張パターンがいくつか重なっており、ほとんど気にもしていない内容の「緊張パターン」なので、一回目も施術後認の再学習記憶の強化は弱かったようだ。

二回目では、繰り返された「緊張パターン」をしっかりと再学習してもらい、しっかりと記憶に定着するようにご指導させていただいた。

機能的な病気や症状は、脳の学習記憶なので、その病的な学習記憶を健全な学習記憶へと切り替えれば、自ずと症状は改善される。

某テレビ番組では70年間もしゃっくりが止まらなかった90歳代の男性が紹介されていたが、今回の患者様の症例は、発症して3週間、二回目の治療後に改善された。

病気や症状は、脳が学習記憶して創りだしているとうい視座に立つと様々な原因パターンが見えてくる。

マラソン選手のコンディショニング

familychiro 12 月 19th, 2009

マラソン選手が背中のこりを訴えて来院。特に激しい運動をすると悪化するとのこと。毎日、20~30キロは走りこんでいるという。

筋力抵抗運動の検査では、右の腰方形筋、左方向への腰回旋筋群、左の後背筋、右の僧帽筋下部、右の大腿屈曲筋群の筋力弱化が確認された。

触診検査では、胸椎全般に弾力性が低下、胸椎両サイドの脊柱起立筋群の膨隆が確認された。

アクティベータメソッドの後に、ニューロパターンセラピーにて、胸背部症状の原因パターンを検査した。

最初は体感覚で走るときのいくつかの緊張パターンが示され、特に印象的だったのは、試合での結果を意識し過ぎての「緊張パターン」だった。

スポーツ選手にとって、勝つことが最終目標になるので、当然の持つべき意識ではるが、多くのスポーツ選手はその結果を意識し過ぎて、身体が緊張して実力が発揮できないケースが多い。

そこで、勝つことも大切だが、自分のパフォーマンスを自分らしく最大限に発揮しているイメージに変えてもらうと、「リラックスパターン」ができた。

後は、味覚情報でも緊張パターンが示されており、栄養面にかなり気を使っているとのことだった。

一流のスポーツ選手には栄養面のバランスはとても大切だが、そこで脳の錯覚に陥りやすい。どのような脳の錯覚で緊張パターンに生じやすくなるかというと、いつも栄養バランスを整えているにも関わらず、何かが不足しているかのように自己暗示をかけてしましい、自分の身体を自分で信じられないパターンで食事をするクセがついてしまう。

そのような情報をもとしてもらい、いつも栄養バランスを整えている自分の身体を信じてるイメージに切り替えてもらい施術をすると、緊張パターンが開放された。

治療後には弱化した筋肉がすべて強化され、脊柱起立筋のこり感もほとんど解消された。

今までは、マッサージなどの肉体だけの施術だけなので、元から筋肉がほぐれなかったのではなかろうか?

今後、メンタル面との関係も兼ね合わせた治療を継続すると、さらにコンディションが良くなり、ご自分の潜在的な実力が発揮できると思う。

お正月駅伝の全国大会に出場されるとのことなので、活躍を期待したい。

脳に制限を加える医学的指導による暗示効果

familychiro 11 月 20th, 2009

小学5年生の女の子が、薬指と小指を捻ったとのことで病院を受診。レントゲン検査では骨には以上ないとのことで、テーピングでしっかりと固定されていた。

女の子によると、指がグニャ~と曲がり、すごく痛かったとのこと。病院の先生には4週間固定しなければならないといわれたとのこと。

指だけで出なく、腕も痛くたったとのことで診させていただいた。テーピングを外してみると、腫れや皮下出血などはほとんどなく、靭帯や軟部組織の損傷はほとんどない印象を受けた。

女の子に指を動かすように促すと、ほとんど動かせない状態。アクティベータ療法で神経関節の機能障害を改善させ、ある程度指を動かすことができるようになるが、まだ、痛みと指の運動制限があるので、心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)でさらに検査をしてみると、障害を受けた際に、指がグニャとなって痛めた体感覚の記憶で反応を示した。

また、「指を曲げるとよくない」という病院の先生の指導の声も「緊張パターン」として条件付けされており、暗示的効果による脳への制限が加えられていた。関節に制限を生じさせる暗示効果による「緊張パターン」も「リラックスパターン」に切り替えると、指がほとんど自由に動かせるように改善された。

筆者も整骨院で勤務していた当時、指の捻挫はしっかりと固定して、患者さんには指を曲げないように指導していた。しかし、その指導をまじめに守る患者さんほど治りが悪く、指導を守らずに、勝手に自分で固定を外すような患者さんの方が、むしろ治るのが早かった。

今だからその理由がよくわかるが、医者や医療従事者が怪我や病気を長引かせるということは、潜在的には多いと感じる。

関節周辺の靭帯や軟部組織が損傷を受けているので、その修復ができるまである期間の固定が必要であるという当たり前のような理屈であるが、そこに多くの問題が潜んでおり、怪我そのものよりもむしろ固定や医療従事者による指導的暗示効果による弊害の方が多いように思う。

では何を基準に固定期間を定めるのかということになるが、医学教科書のような固定観念にとらわれず、患者自身の身体の感覚を基準にすることが大事だと思う。

例えば、骨折がある場合などは、明らかに骨折特有の腫れがでて、内出血を起こして、関節を動かすことができなくなる。骨の転移などがあれば、当然、外科的な処置が必要になる。

患者さんは痛ければ関節を動かさないので、まずは関節を自分で自由に動かせるかどうかを確認すること。そして、もしも、動かせるようであれば、動く範囲内で関節を動かすように指導することが大切だと思う。

その方が、むしろ神経的にも構造的にも自然に治る力は高まるはず。それを過剰に関節動きの制限を加えてしてしまうと、治る力にも制限が加わる可能性が高い。

固定することは簡単であるが、その固定によって、さまざまな弊害があることをもっと多くの医療従事者に知ってもらいたいと思う。

「退屈感」で身体が緊張するパターン

familychiro 11 月 3rd, 2009

腰痛や肩こり、関節痛などの原因の一つに「退屈感」を潜在的に感じて「緊張パターン」を示す人は少なくはあいません。

たとえば、テレビを本当は見たくもないのに、惰性的に見てしまい、ついつい面白くない番組を観てしまうと、退屈感などの潜在的感情が渦巻いて、身体に「緊張パターン」を引き起こす例は少なくはありません。

「退屈感」で病気になるということに対して、不思議に思われる人もいるかもしれませんが、「退屈感」は人間の存在価値そのものに通じる要素をたくさん含んでおり、脳に錯覚を生じさせる傾向が多分にあるようです。

「退屈感」で病気になりやすい傾向として、

 子育ての役目を終えた後、
 定年退職後、
 大きな目標を達成した後、
 目的・目標を見失った後、
 予定のない休日、

などがあります。

一般的には、肉体的、精神的な負担をなくすと楽になるという考え方が普通だと思いまが、その考え方には、大きな危険性をはらんでいます。

例えば、今は、「介護」とうい言葉が、当たり前のように耳にするようになって、高齢者は、当たり前のように介護を必要にするかのような風潮があるように感じます。

しかし、この「介護」は、「諸刃の剣」で大きな成果や効果をもたらす反面、大きな危険性をも併せ持っているように感じます。

なぜかというと、高齢者という理由だけで、今まで行なってきた仕事を他に人に任せてしまう傾向にあります。すると、今まで生かされてきた自分の存在価値が、無くなってしまったかのような錯覚を生じさせるようになります。

今までしてきた、仕事、家事、あるいは何かの役割を無くすということは、楽になるからその人のためになるという簡単な問題ではなく、その人の潜在的な存在価値までを奪うことにもなりかねないのです。

このようなからくりは、心身条件反射療法のような本質的な治療法で患者さんを診させていただくようなってからわかったことですが、人間は何かに役立っているということで、脳が安定するようにできている生き物ようです。

また、脳科学的にも肉体やメンタル面を使わなくなると、脳がどんどん衰えるということも最新の研究で明らかになっております。

ストレスは過剰になると病気になりますが、ストレスが無さ過ぎるのも病気になるのです。

ストレスは、料理を美味しくするスパイスのようなもので、肉体的にも精神的にもほどよい刺激が必要です。

そして、そのスパイスを通じて、人が人として「役立っている」という状況を作りだすことが大切です。

だから、介護などでは、手助けし過ぎて、その人の脳の刺激や存在価値までをも奪わないように気をつけることが肝心だと思います。

最低限、自分でできることは自分で行い、さらには、人のお世話をしてあげることが自分の脳の健康にはとても良い刺激になるということを忘れないようにしましょう。

慢性的な股関節痛の本質的な原因

familychiro 10 月 12th, 2009

右股関節の痛みを訴えて来院。一年ほど前から症状が感じているとのこと。最近では歩行の際にも痛みを感じているらしい。

筋力検査を試みると、左の股関節に関連する筋力はほとんど筋力抵抗が弱化している状態。他動的に股関節を動かそうとすると、痛みと、痛みをかばうクセでスムーズに回せない状態。

アクティベータ療法では、左股関節部に様々な神経関節機能障害の反応が示された。そして、心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)で、その神経関節機能障害の原因パターンの検査をしてみると、聴覚→内的な声→家族関係→長男としてというような「緊張パターン」が示され、思い当たる感じ方をイメージしてもらい、「リラックスパターン」に切り替えた。

一年以上にわたって症状を抱えているため、症状の「学習記憶」の疑いがあるので検査をしてみると、やはり反応が示された。また、歩行においても家に帰る時の歩行で「緊張パターン」の学習記憶があったので、そのパターンも切り替えた。

施術後、他動的に股関節を回されるのに抵抗があったが、ほとんどかばうことなくスムーズに回せるようになり痛みを感じなくなった様子。

この股関節の治療のため遠方まで行かれたそうだが、治るこということに自信が持てた様子だった。

「存在価値」という「緊張パターン」

familychiro 9 月 8th, 2009

ある患者さんで、後頭部あたりの「緊張パターン」の原因を検査してみると、「存在価値」というテーマにたどり着いた。

自分が「私がいなくても世界が回る、自分はいなくてもいいのではないか・・」という感じが「緊張パターン」になっている様子。

このようなテーマで「緊張パターン」なる患者さんは、世間一般的には比較的に大切な社会的ポジションで働いている方が多い。

しかし、ご本人にとっては、いてもなくてもいい存在だと感じている様子。

そこで、「存在価値のある人とは、具体的にどんな人のことですか。」と質問させていただくと。

「亡くなった時に多くの人に惜しまれるような人・・・・?」というような答えが返ってきた。

「例えば、有名人見たいな人ですか?」と、少し皮肉っぽく尋ねてみると・・

患者さんは「いえいえ、そんな有名人のような人でなくてもいいのですけれども・・・」

「存在価値という言葉は、難しい言葉ですが、存在価値という言葉を小学生レベルでも分かるような言葉に置き換えるとどんな表現になるでしょうか?」

「・・・・・」

「よく目立つ人気者の子供という感じかもしれませんね・・・」

そこで、患者さんに笑いがでてきて、何かに気付かれた様子。

「平たくいうと、私は目立ちたいんですよね・・・」(笑い)

そこで、「緊張パターン」が明確になった後でニューロパターンセラピーの施術で緊張がほぐれ、症状が改善した。

施術後、「今日の気づきは目から鱗でした。」と喜んでいただいた。

自分は、いてもいなくもいいのではないかと錯覚されている患者さんの傾向として、その背景には「存在価値」があり、その「存在価値」を平たく言えば、「もっと目立つ存在になりたい」、「注目されたい」という願望が背景にあることが多い。

「存在価値」という難しい言葉よりも、「目立ちたい自分がいる」という認識の方が分かり易く、シンプルに認識され易く、深刻にならなくていいようだ。

日本人の美徳として、控えめや謙虚さを大切にするという教育を受けているがゆえに、「あまり、目立ちたくない・・・」という意識も大切にしたいというケースが多く、潜在意識の「目立ちたい」という葛藤で、様々な「緊張パターン」が生じるケースも少なくはない。

そのようなケースで「リラックスパターン」を作るためには、「控えめな自分」と「目立ちたい自分」の両方を大切にすることが大切になる。

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