こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

神経・筋骨格領域

尾骨骨折による慢性腰痛の改善

familychiro 4 月 20th, 2010

約10カ月前に転倒して尾骨を骨折。整形外科にて、レントゲン検査、尾骨骨折、打撲、腰痛症の診断を受ける。投薬、貼り薬、電気療法、磁気、フォーターベットのマッサージの施術を受ける。2カ月間毎日通院し、それ以降は3日ぐらい、そして、現在では月に2回程度されているとのこと。

症状の経過は変化なく、症状の頻度は常にあり、仕事中、休日中、出かける時も症状があるとのこと。長時間座るのが辛く、特に固い椅子に座ることができない。

まず、最初にアクティベータ療法によって、骨盤と尾骨部周辺の神経関節機能障害部を調整。その後、ニューロパターンセラピーにて、慢性症状につながる「学習記憶パターン」を検査。

転倒した際のことをイメージしてもらうと、「緊張パターン」として反応を示す。さらに他の五感情報が関与していないかどうか検査すると、転倒した際の音の「聴覚刺激」で反応を示す。さらに、検査をしてみると「出来事記憶」(エピソード記憶)として、長い間治らなかったという記憶が症状に関連していた。

これらのパターンを「リラックスパターン」に切り替えて施術を行った。

五日後の二回目の施術日には、ほとんど改善されたとの報告をいただいた。患者さんによると、治療した次の日に同僚の方から何か調子が良さそうだね。どうしたの?と聞かれ、病院を変えて良くなったと答え、当院のことを紹介していただいたとのこと。

毎日、辛い症状で我慢されていたので、その様子が周りの同僚の方にも伝わっていたのだろう。10カ月間も症状が改善されずに辛い思いをされていたのだと思う。

肩こり症状もあったので、また、継続治療してただければ楽になると思う。

当院を利用されている患者様は、何か症状が出たときには、安心して利用して下さっている方が多いが、このような施術法を知らない人にとっては、不安な毎日を送っている方も少なくはないかもしれない。

病院以外のこのような施術法を知っていると知らないでは生活の質が随分と異なるのではなかろうか?

難治性しゃっくりの改善

familychiro 3 月 22nd, 2010

2週間ほど前よりしゃっくりが止まらないとのことで来院。

病院で処方された薬を飲むと一時間ぐらいでしゃっくりが治まるが、その効果も2時間ぐらいまでとのこと。しゃっくりで夜も眠れないとのことでかなり苦しそうだった。

一回目の検査では、聴覚情報による過敏反応が5項目ほど示された。一週間後の2回目の検査でも同じ聴覚情報に加えて、視覚情報と身体感覚情報の過敏反応が示された。

この時、施術の効果が継続するように、パターン検査で示された「緊張パターン」と「リラックスパターン」のパターン学習の復習を、治療後一時間後、と毎食後に必ず行うようにしっかりとご指導させていたいただいた。

その後、次の治療日の予約の変更があり、前回の治療の翌日にしゃっくりが止まったとの喜びの声をいただいた。

しゃっくりの原因にも色々あり、器質的な疾患が原因であれば、このような脳の学習記憶を切り替える治療では困難であるが、薬で改善すること自体、神経学的な誤作動であることが予測できたし、しゃっくりが発症して2週間程度だったので、治る可能性は十分にあると感じていた。

しゃっくりが出る前に、別の病気で入院されていたとのこと。病院での緊張パターンがいくつか重なっており、ほとんど気にもしていない内容の「緊張パターン」なので、一回目も施術後認の再学習記憶の強化は弱かったようだ。

二回目では、繰り返された「緊張パターン」をしっかりと再学習してもらい、しっかりと記憶に定着するようにご指導させていただいた。

機能的な病気や症状は、脳の学習記憶なので、その病的な学習記憶を健全な学習記憶へと切り替えれば、自ずと症状は改善される。

某テレビ番組では70年間もしゃっくりが止まらなかった90歳代の男性が紹介されていたが、今回の患者様の症例は、発症して3週間、二回目の治療後に改善された。

病気や症状は、脳が学習記憶して創りだしているとうい視座に立つと様々な原因パターンが見えてくる。

マラソン選手のコンディショニング

familychiro 12 月 19th, 2009

マラソン選手が背中のこりを訴えて来院。特に激しい運動をすると悪化するとのこと。毎日、20~30キロは走りこんでいるという。

筋力抵抗運動の検査では、右の腰方形筋、左方向への腰回旋筋群、左の後背筋、右の僧帽筋下部、右の大腿屈曲筋群の筋力弱化が確認された。

触診検査では、胸椎全般に弾力性が低下、胸椎両サイドの脊柱起立筋群の膨隆が確認された。

アクティベータメソッドの後に、ニューロパターンセラピーにて、胸背部症状の原因パターンを検査した。

最初は体感覚で走るときのいくつかの緊張パターンが示され、特に印象的だったのは、試合での結果を意識し過ぎての「緊張パターン」だった。

スポーツ選手にとって、勝つことが最終目標になるので、当然の持つべき意識ではるが、多くのスポーツ選手はその結果を意識し過ぎて、身体が緊張して実力が発揮できないケースが多い。

そこで、勝つことも大切だが、自分のパフォーマンスを自分らしく最大限に発揮しているイメージに変えてもらうと、「リラックスパターン」ができた。

後は、味覚情報でも緊張パターンが示されており、栄養面にかなり気を使っているとのことだった。

一流のスポーツ選手には栄養面のバランスはとても大切だが、そこで脳の錯覚に陥りやすい。どのような脳の錯覚で緊張パターンに生じやすくなるかというと、いつも栄養バランスを整えているにも関わらず、何かが不足しているかのように自己暗示をかけてしましい、自分の身体を自分で信じられないパターンで食事をするクセがついてしまう。

そのような情報をもとしてもらい、いつも栄養バランスを整えている自分の身体を信じてるイメージに切り替えてもらい施術をすると、緊張パターンが開放された。

治療後には弱化した筋肉がすべて強化され、脊柱起立筋のこり感もほとんど解消された。

今までは、マッサージなどの肉体だけの施術だけなので、元から筋肉がほぐれなかったのではなかろうか?

今後、メンタル面との関係も兼ね合わせた治療を継続すると、さらにコンディションが良くなり、ご自分の潜在的な実力が発揮できると思う。

お正月駅伝の全国大会に出場されるとのことなので、活躍を期待したい。

脳に制限を加える医学的指導による暗示効果

familychiro 11 月 20th, 2009

小学5年生の女の子が、薬指と小指を捻ったとのことで病院を受診。レントゲン検査では骨には以上ないとのことで、テーピングでしっかりと固定されていた。

女の子によると、指がグニャ~と曲がり、すごく痛かったとのこと。病院の先生には4週間固定しなければならないといわれたとのこと。

指だけで出なく、腕も痛くたったとのことで診させていただいた。テーピングを外してみると、腫れや皮下出血などはほとんどなく、靭帯や軟部組織の損傷はほとんどない印象を受けた。

女の子に指を動かすように促すと、ほとんど動かせない状態。アクティベータ療法で神経関節の機能障害を改善させ、ある程度指を動かすことができるようになるが、まだ、痛みと指の運動制限があるので、心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)でさらに検査をしてみると、障害を受けた際に、指がグニャとなって痛めた体感覚の記憶で反応を示した。

また、「指を曲げるとよくない」という病院の先生の指導の声も「緊張パターン」として条件付けされており、暗示的効果による脳への制限が加えられていた。関節に制限を生じさせる暗示効果による「緊張パターン」も「リラックスパターン」に切り替えると、指がほとんど自由に動かせるように改善された。

筆者も整骨院で勤務していた当時、指の捻挫はしっかりと固定して、患者さんには指を曲げないように指導していた。しかし、その指導をまじめに守る患者さんほど治りが悪く、指導を守らずに、勝手に自分で固定を外すような患者さんの方が、むしろ治るのが早かった。

今だからその理由がよくわかるが、医者や医療従事者が怪我や病気を長引かせるということは、潜在的には多いと感じる。

関節周辺の靭帯や軟部組織が損傷を受けているので、その修復ができるまである期間の固定が必要であるという当たり前のような理屈であるが、そこに多くの問題が潜んでおり、怪我そのものよりもむしろ固定や医療従事者による指導的暗示効果による弊害の方が多いように思う。

では何を基準に固定期間を定めるのかということになるが、医学教科書のような固定観念にとらわれず、患者自身の身体の感覚を基準にすることが大事だと思う。

例えば、骨折がある場合などは、明らかに骨折特有の腫れがでて、内出血を起こして、関節を動かすことができなくなる。骨の転移などがあれば、当然、外科的な処置が必要になる。

患者さんは痛ければ関節を動かさないので、まずは関節を自分で自由に動かせるかどうかを確認すること。そして、もしも、動かせるようであれば、動く範囲内で関節を動かすように指導することが大切だと思う。

その方が、むしろ神経的にも構造的にも自然に治る力は高まるはず。それを過剰に関節動きの制限を加えてしてしまうと、治る力にも制限が加わる可能性が高い。

固定することは簡単であるが、その固定によって、さまざまな弊害があることをもっと多くの医療従事者に知ってもらいたいと思う。

「退屈感」で身体が緊張するパターン

familychiro 11 月 3rd, 2009

腰痛や肩こり、関節痛などの原因の一つに「退屈感」を潜在的に感じて「緊張パターン」を示す人は少なくはあいません。

たとえば、テレビを本当は見たくもないのに、惰性的に見てしまい、ついつい面白くない番組を観てしまうと、退屈感などの潜在的感情が渦巻いて、身体に「緊張パターン」を引き起こす例は少なくはありません。

「退屈感」で病気になるということに対して、不思議に思われる人もいるかもしれませんが、「退屈感」は人間の存在価値そのものに通じる要素をたくさん含んでおり、脳に錯覚を生じさせる傾向が多分にあるようです。

「退屈感」で病気になりやすい傾向として、

 子育ての役目を終えた後、
 定年退職後、
 大きな目標を達成した後、
 目的・目標を見失った後、
 予定のない休日、

などがあります。

一般的には、肉体的、精神的な負担をなくすと楽になるという考え方が普通だと思いまが、その考え方には、大きな危険性をはらんでいます。

例えば、今は、「介護」とうい言葉が、当たり前のように耳にするようになって、高齢者は、当たり前のように介護を必要にするかのような風潮があるように感じます。

しかし、この「介護」は、「諸刃の剣」で大きな成果や効果をもたらす反面、大きな危険性をも併せ持っているように感じます。

なぜかというと、高齢者という理由だけで、今まで行なってきた仕事を他に人に任せてしまう傾向にあります。すると、今まで生かされてきた自分の存在価値が、無くなってしまったかのような錯覚を生じさせるようになります。

今までしてきた、仕事、家事、あるいは何かの役割を無くすということは、楽になるからその人のためになるという簡単な問題ではなく、その人の潜在的な存在価値までを奪うことにもなりかねないのです。

このようなからくりは、心身条件反射療法のような本質的な治療法で患者さんを診させていただくようなってからわかったことですが、人間は何かに役立っているということで、脳が安定するようにできている生き物ようです。

また、脳科学的にも肉体やメンタル面を使わなくなると、脳がどんどん衰えるということも最新の研究で明らかになっております。

ストレスは過剰になると病気になりますが、ストレスが無さ過ぎるのも病気になるのです。

ストレスは、料理を美味しくするスパイスのようなもので、肉体的にも精神的にもほどよい刺激が必要です。

そして、そのスパイスを通じて、人が人として「役立っている」という状況を作りだすことが大切です。

だから、介護などでは、手助けし過ぎて、その人の脳の刺激や存在価値までをも奪わないように気をつけることが肝心だと思います。

最低限、自分でできることは自分で行い、さらには、人のお世話をしてあげることが自分の脳の健康にはとても良い刺激になるということを忘れないようにしましょう。

慢性的な股関節痛の本質的な原因

familychiro 10 月 12th, 2009

右股関節の痛みを訴えて来院。一年ほど前から症状が感じているとのこと。最近では歩行の際にも痛みを感じているらしい。

筋力検査を試みると、左の股関節に関連する筋力はほとんど筋力抵抗が弱化している状態。他動的に股関節を動かそうとすると、痛みと、痛みをかばうクセでスムーズに回せない状態。

アクティベータ療法では、左股関節部に様々な神経関節機能障害の反応が示された。そして、心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)で、その神経関節機能障害の原因パターンの検査をしてみると、聴覚→内的な声→家族関係→長男としてというような「緊張パターン」が示され、思い当たる感じ方をイメージしてもらい、「リラックスパターン」に切り替えた。

一年以上にわたって症状を抱えているため、症状の「学習記憶」の疑いがあるので検査をしてみると、やはり反応が示された。また、歩行においても家に帰る時の歩行で「緊張パターン」の学習記憶があったので、そのパターンも切り替えた。

施術後、他動的に股関節を回されるのに抵抗があったが、ほとんどかばうことなくスムーズに回せるようになり痛みを感じなくなった様子。

この股関節の治療のため遠方まで行かれたそうだが、治るこということに自信が持てた様子だった。

「存在価値」という「緊張パターン」

familychiro 9 月 8th, 2009

ある患者さんで、後頭部あたりの「緊張パターン」の原因を検査してみると、「存在価値」というテーマにたどり着いた。

自分が「私がいなくても世界が回る、自分はいなくてもいいのではないか・・」という感じが「緊張パターン」になっている様子。

このようなテーマで「緊張パターン」なる患者さんは、世間一般的には比較的に大切な社会的ポジションで働いている方が多い。

しかし、ご本人にとっては、いてもなくてもいい存在だと感じている様子。

そこで、「存在価値のある人とは、具体的にどんな人のことですか。」と質問させていただくと。

「亡くなった時に多くの人に惜しまれるような人・・・・?」というような答えが返ってきた。

「例えば、有名人見たいな人ですか?」と、少し皮肉っぽく尋ねてみると・・

患者さんは「いえいえ、そんな有名人のような人でなくてもいいのですけれども・・・」

「存在価値という言葉は、難しい言葉ですが、存在価値という言葉を小学生レベルでも分かるような言葉に置き換えるとどんな表現になるでしょうか?」

「・・・・・」

「よく目立つ人気者の子供という感じかもしれませんね・・・」

そこで、患者さんに笑いがでてきて、何かに気付かれた様子。

「平たくいうと、私は目立ちたいんですよね・・・」(笑い)

そこで、「緊張パターン」が明確になった後でニューロパターンセラピーの施術で緊張がほぐれ、症状が改善した。

施術後、「今日の気づきは目から鱗でした。」と喜んでいただいた。

自分は、いてもいなくもいいのではないかと錯覚されている患者さんの傾向として、その背景には「存在価値」があり、その「存在価値」を平たく言えば、「もっと目立つ存在になりたい」、「注目されたい」という願望が背景にあることが多い。

「存在価値」という難しい言葉よりも、「目立ちたい自分がいる」という認識の方が分かり易く、シンプルに認識され易く、深刻にならなくていいようだ。

日本人の美徳として、控えめや謙虚さを大切にするという教育を受けているがゆえに、「あまり、目立ちたくない・・・」という意識も大切にしたいというケースが多く、潜在意識の「目立ちたい」という葛藤で、様々な「緊張パターン」が生じるケースも少なくはない。

そのようなケースで「リラックスパターン」を作るためには、「控えめな自分」と「目立ちたい自分」の両方を大切にすることが大切になる。

マンネリ化による肩コリや疲れ感

familychiro 6 月 16th, 2009

最近の症例で、マンネリ化が原因で「緊張パターン」が脳にプログラム化され、肩こりや疲れ感などの症状がある数人の患者さんに遭遇した。

一般的に、身体に影響する「ストレス」とは、「過剰な刺激」というイメージがあるだろう。しかし、刺激が少ないことも脳にとっては「緊張パターン」になり、様々な症状に絡むことが少なくはない。

脳は適度なストレス(刺激)が必要で、その刺激が無くなると、身体的にも心理的にもバランスを乱してしまう。

刺激(ストレス)がないことが「ストレス」になるということは、一般的にはあまり知られていないが、潜在的には様々な健康を害する原因になっている。

心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)では、そのような通常では認識し難いストレスパターンも、「身体に聞く」検査によって明確に特定することができる。

患者さんは認識し難いストレス(刺激)がないことのストレスを認識し、施術することによって、脳は新たな刺激を創り出す工夫をしてくる。すると特別に環境を変えることなく、脳は柔軟にその環境に適応できるように変化して、身体の症状も改善されてくる。

ここで大切なポイントは、患者さん自身が、刺激のない環境がストレスになっているということを十分に理解し、認識を深めていただくことである。

ストレスは脳の健康を維持するための大切な栄養素である。

原因は、「構造異常」ではなく「関係性」にある。

familychiro 4 月 25th, 2009

約1か月前より、両膝に痛みが生じ、膝の屈伸ができない状態。

動きの検査では、特に左の膝関節が真っ直ぐに伸ばせない。筋力検査では、左の膝関節に関係する筋力がほとんど弱化している。膝以外にも頚椎周辺の関節や肩関節の動きで痛みや違和感が生じる。

アクティベータメソッドで検査、治療を進めていくと、特に左に膝関節周辺の関節部に神経関節機能障害の反応を示す。

ニューロパターンセラピー(心身条件反射療法)でさらにその神経関節機能障害の原因を検査してみると、身体感覚情報の刺激として、ゴルフの姿勢、構えで「緊張パターン」が示された。

施術後には膝もスムーズに伸展できるようになった。

頚椎や肩関節部の緊張原因を調べてみると、身体感覚情報として、ゴルフの上肢の構え、聴覚情報として、ゴルフ関係の音、味覚情報として、遅い時間の夕食にて「緊張パターン」を示していた。

それらの「緊張パターン」のパターンアジャストメント後は、ほとんど首の痛みや肩の違和感が消失した。

最後に、膝関節の動きを全体的に検査してみると、膝関節外側部の一部位に違和感がまだ残っているとのことでさらに検査をしてみると、身体感覚情報として座位姿勢で反応を示す。

思い当たる姿勢を適当に考えてもらったがどれも反応が示さず、最後に家でくつろいでいるソファーの姿勢で反応を示した。

通常、家のソファーではくつろいでいるつもりで何のストレスも感じていないようだが、何もしていない自分に違和感があるということが関係していることが分かった。いつも、活動していることが好きなタイプの方なので、ご本人もその「緊張パターン」に納得されていた様子だった。

そのパターンアジャストメントの後にはほとんど症状が改善され、最後には膝の屈伸もスムーズにできるようになった。

このような症状がある場合、通常の医療では、構造的に問題があるという決め付けで、構造異常の問題を追及していくが、構造異常は「結果」であり、「原因」ではないことがほとんどである。

このようなバランスの悪い状態が慢性的に長引くようになると、半月板や軟骨などの変性や変形を生じさせ、二次的にその変性や変形が痛みの原因となることもある。しかしながら、ほとんどの症例において、最初の本質的な原因は、そのような構造的な原因ではなく、目には見えない「関係性」に隠されている。

このような「関係性」による有機的原因の因果関係の説明には原稿やセミナーなどで数年前から色々と工夫してきている。伝える相手によっては、伝え方が難しいと感じることもあったが、最近では喜びになってきた。

また、ニューロパターンセラピーの理論的概念の説明につながる脳科学の書籍なども増えてきたので、理論的にも説明もしやすくなってきているようにも感じる。

「関係性」とは、単に「骨」「関節」「筋肉」「血液」「リンパ」「神経」など単一の部分で診るのではなく、「関節と筋肉との関係性」、「筋肉と神経との関係性」、「神経と外界との関係性」のような有機的なつながりで診ることを意味する。

腰痛の原因は「骨盤がずれている」から・・・?

familychiro 4 月 17th, 2009

腰痛の原因は「骨盤がずれている」から・・・?

20代の女性が、腰痛と鼠徑部の痛み、並びに話辛い顎の違和感を訴えて来院。
ファミリーカイロに来る前に他のカイロプラクティックに2回ほど通院したが改善されなかったとのこと。

腰は仰向けに寝る常に痛みがあるとのことで、そのような状態が10年以上続いているらしい。
問診では高校生ぐらいの時に腰が痛くなり、整体に行って、骨盤がズレているといわれ、1年ぐらい整体に通うが症状が改善されなかったとのこと。

ファミリーカイロでの初診日に、寝る姿勢での原因パターンを検査してみると、「聴覚情報」にて「緊張パターン」を示す。過去にさかのぼって、念のために整体の先生に言われた骨盤のズレの声を思い出してもらって検査をすると「緊張パターン」の反応を示す。

そこで、「骨盤のズレは結果で、原因ではないのですぐに治りますよ・・・」とアドバイスしてもらったことに、あえて作り話でイメージングしてもらい、パターンアジャストメントにて治療した。

その後、寝る姿勢での「緊張パターン」は消失。

次に顎の違和感の症状の原因を検査していると、人としゃべる時に、「緊張パターン」が学習記憶されていたのでそのパターンも施術した。

2回目の来院日、寝る姿勢の痛みもなくなり、ぐっすり眠れたとのこと。また、顎の症状もしゃべっても違和感がなくなったとのことで喜んでいただいた。

臓器反応を全体的に検査をしてみると、子宮で反応が示される。さらに、股関節の内転筋群の両側の筋力抵抗が弱化していた。

原因を調べてみると、「聴覚情報」で自分の心の声に反応が示されていた。ある事情があって、思い当たることがあるとのことでイメージングをしてもらい、検査をすると反応が示されたのでパターンアジャストメントを施した。

このような医療従事者によるいわゆる「暗示」によって、その「暗示効果」に縛られて、症状を引きずってしまう例は少なくはないかもしれない。心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)のような本質的な原因を調べる療法だから、因果関係がすぐに分かるが、このような本質的な原因が分からずに、肉体的な構造異常の原因探し、ならびに施術をし続けている人は少なくはないだろう。

もちろん、構造的な異常もあるが、そのような目に見える異常の検査には最先端の医療技術で調べれば良いだろう。しかしながら、最近の研究では同じような構造異常がある人でも痛みのある人と痛みのない人がいるということもだんだんと明らかにされている。

構造異常の原因探しも大切だが、その構造を作る「脳・神経系」のパターンに、多くの人が注目するような社会になれば、もっと多くの人が健康を維持できるだろう。

人間の構造異常を遺伝子レベルまで検査し、修復する技術が進んでも、病人が減らないどころか、増えつづけているのは、病気の原因探しの矛先がずれていることに原因があるのかもしれない・・・・

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