こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

スポーツ障害・交通事故

慢性痛は「脳の学習記憶」

familychiro 5 月 10th, 2011

先日、1年ほど前に激しい交通事故に遭遇し、10回ほどの施術でかなり改善してはいるものの、時折、仕事に集中したり、何かの問題を解決しようと考え込んだりすると、交通事故によって負傷した腰部や下肢部に痛みがぶり返す。

施術後にはほとんど症状が改善されているのに、メンタル的なストレスで痛みがぶり返すような現象を何度か体験されると、患者さんは、何か症状を偽っているかのようで、何か嫌な気持になると話されていた。

慢性症状を抱えている患者さんの多くで、肉体的に身体に負担を掛けるわけでもなく、思い当たる原因もなく、痛みがぶり返したり、ぶり返されなかったりの状態を繰り返すという患者さんも少なくはない。

そのようなとき、それは、脳の深いレベルでの学習記憶の仕業であって、偽りや大げさではないということを分かりやすく説明するようにしている。

慢性症状の特長として、一度、肉体的に障害を受けると、様々なストレス刺激によってその部位に症状をぶり返すという傾向がある。一度症状が改善していた期間があるにも関わらず、異なるストレスが生じると、同じ部位の症状が生じるという患者さんは少なくは無い。患者さんに、「原因のストレスは以前と異なるのに、なぜ、同じ部位に症状がでるのですか?」と尋ねられることがあるが、一度、障害を受けた部位は、敏感にストレスを受けやすいというお答えしかできない。

このような同じ部位に症状がぶり返されるパターンも一種の学習記憶なので、その学習記憶を変えることができれば、その部位がストレスに対して過敏にならないようにはできるはずである。いくつかの症例で、同じ部位に繰り返されないような施術を試み、良い成果がでてはいるが、「同じ部位に症状がぶり返すというテーマ」は今後の研究課題でもある。

バレエレッスンによる踵の痛み

familychiro 4 月 29th, 2011

バレエレッスンを熱心に受けている患者さんで、両方の踵と左足の甲の部分に痛みを訴えていた。いつも施術後には改善されるが、ぶり返す状態が2回ほど続いていたので、すこし角度を変えて検査を試みた。

まずは、レッスン中にふつうに立っている状態をイメージしてもらい神経反射検査を行うと、その立位姿勢での「情報」で反応を示したので、そのパターンでニューロパターンセラピーの施術を行った。

次に立位姿勢から、前後、左右、45度などの重心を掛けるイメージングをしてもらうと、後方と左側へ重心をかけているイメージにて反応が示された。そして、その反応「情報」を合わせるように施術を行った。

その後、立ってもらい、実際に立位姿勢でのバレエの動作を試してもらったところ痛みは消失し、喜んでいただいた。

抗重力筋に対する検査で、後方と左方への反応が示されたが、後でお聞きすると、ご自分でもその方向への違和感があったとのことで、身体が正直に反応を示してくれたようだ。

症状がぶり返される原因となるパターン、すなわち学習記憶は必ずどこかに隠されているという前提で検査を工夫していくと、その答えが見つかることが多いし、また、それが新たな検査法となって、他の患者さんにも応用ができる。

今回の症例では、抗重力筋に対する神経系の誤作動が、症状をぶり返す原因になっていたということのようだ。
 

「お陰さまで、全国大会で準優勝しました。」

familychiro 11 月 27th, 2010

tkeiko-silver.jpg週末に行われた全日本シニアバトミントン大会の45歳以上の女子シングルスの部に出場。準優勝されたとのことで、わざわざ賞状とメダルを持ってきていただき、一緒に写真も撮らせていただいた。

大会前に来院されたときに、膝と腰痛の治療と、試合に対するコーチングを受けられた。その時に気づかれたことが良かったようで、とても喜んでいただいた。

一般的に本番の試合となると、普段の練習の時よりも緊張する傾向がある。多くの場合、メンタル的に「勝ち」を意識し過ぎて、身体に緊張が生じ、バランスが悪くなり、自分の実力が発揮できなることが多い。

勝負の世界で「勝つ」という意識は当然の意識であるが、その意識の持ち方次第で、心身のパターンに影響を与え、本来の実力が発揮できなることも少なくはない。

前回の検査でも接戦になった時に「勝ちに行く」というスイッチが入って、そのスイッチが緊張につながることに気づかれていた。

試合に対する心構えで、勝ちを意識して試合に臨むと「緊張パターン」になるので、それ以外にどのような意識付けが身体をリラックス状態になるかを検査してみた。

最初にイメージされたのは「試合を楽しむ」とのことだったが、それは自分には合わないらしく、検査では「緊張パターン」になっていた。次のイメージによる検査では「リラックスパターン」になっていたので、どんなイメージでしたかと尋ねると「チャレンジするような・・・」、つまり、「挑戦者」として試合に臨むイメージだったのとこと。

この「挑戦者」というイメージは、比較的「リラックスパターン」になりやすい選手が多いようだ。特に優勝したり、周囲から勝って当然と思われたり選手するような対戦では、「守り」の潜在意識が働いて、「挑戦者」という初心に戻ることが難しくなるようだ。

前回のコーチングワークでは、試合に対するメンタルパターンの気づきが深かったようで、今回のような全国大会では、観客も多く、プレッシャーを受けやすい傾向になる。しかし、今回の大会ではメンタル的な影響はほとんどなく、実力を発揮された様子だった。

今後、バトミントン選手、指導者、母親、妻など様々な役割をバランスよく保ちながら、今回の気づきを活かされて、様々な分野で活躍されているように思う。

喜びを分けていただきありがとうございます。スタッフ一同で喜んでいます。

イップスの症状(卓球)

familychiro 8 月 26th, 2010

半年前のイップスの症状で1度来院され、遠方からの来院だったので、その後どうされているか心配していた。7か月後の来院になり、今回は卓球のラケットとピンポン玉を持参されていた。

初回の検査では、「視覚情報」「聴覚情報」「身体感覚情報」に関係した反応が示されており、前回のパターンを再検査してみると、ほとんど反応を示さなかった。つまり、前回の施術の分だけ効果があったがことを示す。

しかしながら、今回は基本のフォアーの時にだけ、肩周辺の緊張を感じるという。そこだけ診てほしいとのこと。ラケットとピンポン球を持参されていたので、治療前にフォアーの動作をしてもらう。第三者からみてもほとんど分からないが、本人は肩に周辺に緊張を感じているらしい。

卓球のフォアーの動作から検査をしてみると、未来関係で「安全」というキーワードがでてきた。何か「安全」というキーワードに対して心当たりはないかどうかを尋ねてみると。「安全に打つ」「基本通りに安全に打つということかな~」という答えが返ってきた。

つまり、フォアーという卓球の「基本動作」に意識が集中し過ぎているということが分かった。そこで、そのフォアーの「基本」は何のための動作なのかという質問をさせてもらい、その目的につなげるイメージングをしてもらう。

すると、基本動作に集中したイメージングでは反応を示していたが、その基本を目的につなげるイメージングをすると反応は示されなくなった。

その後、ニューロパターンセラピーでの調整を行い、再検査をすると、基本動作でのイメージングでは反応が示されなくなり、実際に持参されたラケットとピンポン玉で基本動作を試してもらっても、肩の緊張、すなわちイップスの症状は生じなくなった。

「基本動作」で何か思い出されたようで、バウンドテニスのサーブの際にも緊張があるとのことで検査をしてみると、やはり、サーブの基本動作に意識が行き過ぎて緊張しているということが分かった。

卓球のフォアー以外に、スマッシュを打つ際にも違和感があるとのこで検査をしてみると、やはり、スマッシュの基本動作に意識が集中し過ぎて、脳の神経回路が誤作動を起こしているのが分かった。

スマッシュのフォアーと同様に、何のための動作なのかを明確にして、ニューロパターンセラピーを施すと反応が消失した。恐らくこれでイップスの症状はかなり改善されているだろう。

治療後にもう一度、実際にラケットとピンポン球で、フォアーの素振りを何度かしてもらうと、違和感は何もなかった様子で、喜んでいただいた。

イップスの症状で悩まされているスポーツ関係者は多いと思うが、何が原因でそのような誤作動を生じさせているのかが明確なれば、ほとんどの症例で改善されるだろう。

ニューロパターンセラピーをイップス療法と特化してもいいくらいである。

踵骨骨端炎

familychiro 8 月 25th, 2010

10歳の男の子が、両踵のの痛みで来院。整形外科では、レントゲン検査を受け、踵骨骨端炎、疲労骨折という診断を受け、温めの施術を行ったという。2か月前の発症し、数回、整形外科を通院したが、改善が見られないのでご紹介を通じて来院。

触診をしてみると両踵に圧痛があり、特に右側が強い。背骨の触診をしてみると、特に胸椎下部周辺に筋緊張があった。

アクティベータメソッドで骨盤、背骨、そして特に踵と下腿のバランスを検査するとほとんどの検査法で反応を示す。かなり不安定な状態であることが伺えた。

その後、ニューロパターンセラピーにて、両踵に関係する原因パターンを調べてみると、物音→サッカー関係→友人がボールを音というパターンで緊張していることが判明。

それを「リラックスパターン」に切り替えると、「緊張パターン」は消失。施術後、踵の圧痛や背骨周辺の筋緊張は軽減。

5日後に2回目の来院。男に子に「どうでしたか?」と尋ねると、「効いた!」、すなわち効果があったというお返事をいただいた。

触診をしてみると、やや左側に圧痛がある程度でかなり改善していた。アクティベータメソッドでも左側のみ、数か所の反応が示された。その後、ニューロパターンセラピーで検査をしてみると、前回は両踵に反応をしめしていたが、今回は左の踵のみ反応を示す。

聴覚情報→サッカー仲間の声→「存在感」というキーワードで反応を示したので、そのパターンを切り替えた。

一般的に、踵骨骨端炎の治療といえば、しばらくスポーツを制限するとか、装具をつくるとかであるが、それらはあくまでも対症療法で、本質的な施術ではない。

成長時期に激しい運動するのが原因とされるが、それではとても単純過ぎる説明である。すべてのスポーツをする子供が成長期に成長痛があるわけではない。

身体だけの原因を言えば、足を着く際に、関節がクッションの役割をしてないことが原因である。つまり、関節を創る筋肉、靭帯、そして、それをコントロールする神経系の働きに問題があるのである。されにその神経系のバランスを崩す原因がソフト面(メンタル面)に隠されており、ハード面とソフト面の関係性を善くする施術まで踏み込まないと本質的な改善にはならない。

ファミリーカイロに来院される踵骨骨端炎や膝の下が痛くなるオスグート氏病などの成長痛は、スポーツを制限させるような安静を勧めたりはしない。スポーツができる様なバランス調整に努めて、できる範囲内でスポーツをしてもらい、症状があれば、そこから原因を追及して施術を行うのが基本である。

症状が発症してすぐに来院してくれると治りも早い、一年以上も対症的に施術を行うと、様々な学習記憶が絡んで長引くこともある。しかし、信頼してある程度施術を継続してくれ限り、ほとんどの症例で改善されている。

手首の違和感

familychiro 8 月 20th, 2010

メンテナンス的に通院されている患者さんが、久しぶりに手首に違和感があるとのことで来院。

検査をしてみると、「聴覚情報」→「ゴルフ関係」→「探究心」とのパターン反応がでた。お聞きしてみると、最近、ゴルフのスクールに通うようになり、技術的に上下の変動や中心軸をぶらさないようにするという意識が強くなっているとのこと。

その意識のイメージで検査をしてみると「緊張パターン」を示す。スポーツ選手によく生じやすい「緊張パターン」で、技術的な技法に意識が向きすごると、神経‐筋肉の関係が不自然になりやすく、それが過度になると「イップス」などの症状につながる恐れもある。

このような反応がある場合、患者さんには「その技術によって得られる結果は何ですか?」という質問をする。多くの患者さんは、その技術の先にある結果につながるイメージができるようになる。

その技術と結果がつながるイメージができると「緊張パターン」は消失する。つまり、結果につながるイメージができると、脳が結果につながる神経回路を創り、その神経回路のプログラムによって無意識に筋肉の働きがパターン化され、目的のためのパフォーマンスを自動的にしてくれる、というわけである。

患者さんは、「これは、スポーツだけでなく、仕事や生活など全てにつながることですね・・・」とその気づきに感動されていた。

そして、症状もその場で改善され、とても納得されていた様子だった。

冷静に頭で考えれば、その結果(目的)のために行っているということは理屈では分かっているが、脳では無意識のうちに、その目的とのつながりが切り離されて、何のために行動、何のために思考なのかが分からなくなり、神経回路のつながりが分離状態になって、結果を得る行動に結びつかなくなってしまった現象である。

これは、スポーツに限らず、今行っている行動や思考は、何のためなのかという「つなぎ」は、意識的にしておく習慣を身につけておかないと、無意識のうちに切り離されてしまい、肉体的にもメンタル的にも誤作動を起こす恐れがあるということである。

前向きな感情もほどほどに・・・

familychiro 7 月 13th, 2010

「鼻炎もありますか?」

「いえ、感動して・・・」

治療を終えて、リラクセーションをして、ホットパックでうつ伏せになっている間、紙タオルが涙で滲んでいた。

「もう、本当に治ると思います。・・・」

初診では、足の親指の付け根と足首周辺の痛みで来院され、傾向として、「希望」や「意欲」、「快」などの肯定的感情が強すぎて「緊張パターン」を生じさせいているようだった。治療直後には痛みがかなり改善された様子だった。

2回目の施術では、以前より良いが、やはり足の親指の痛みがあるという。また、ダンスの際に思うように身体が動かないとのことや、過去の事故以来、胸や肩の症状があるとのことでその事故が原因ではないかということも言われていたので、それぞれに原因パターンを検査した。

事故の際のイメージをしもらうと「緊張パーン」が示されていたので、その「トラウマ」の施術も行った。

そして、今日の3回目の施術では、ダンスの際の身体が重い症状の反応や事故によるトラウマの症状の原因の反応も改善されていた。しかし、足の親指と足の外側の症状はあるとのこと。

原因を調べてみると、やはり「希望」などの前向きな「緊張パターン」が示され、ご本人も何かに熱くなる傾向は自覚されているとのことだった。
施術ではその「熱くなる」傾向をやや下げるパターンに切り替えるニューロパターンセラピーを施した。

治療後はとてもすっきりしたとのことで、大変喜んでいただいた。

とても前向きな「緊張パターン」だが、度が過ぎると身体が「緊張パターン」になり、様々な症状を引き起こしてします。

ポジティブなことでもほどほどの調整が必要になる。前向きな心や喜びもほどほどが丁度良い。

テニスのイップス

familychiro 6 月 22nd, 2010

5年ほど前から、テニスをするたびに、右腕、肘周辺に力が入った感じで、今までできていたプレーができなくなったとのことで来院。メンタル面が絡んだイップスの症状である。

初回の施術の検査では、スマッシュやボレーの動作で「緊張パターン」が示された。原因の学習記憶としては、意識がフォームに集中し過ぎている感覚だった。その「緊張パターン」を理想に結果にフォーカスするイメージをしてもらうと、「リラックスパターン」に切り替えることができた。

また、テニスではなく野球のキャッチボールでもイップスのような症状があることで、そのパターンも切り替えた。

2回目の施術の検査では、スマッシュでの反応は改善されていたが、ボレーとサーブで反応が示された。テニス以外にも職場での「緊張パターン」が絡んでいたが、特に印象的だったのは、相手に対して手加減をしているパターンが、学習記憶されていたことだった。

教える立場になったりすると、相手のことを考えて手加減をしてしまい、そのクセが学習記憶されて、筋肉の働きに誤作動を生じさせるパターンになっていたようだ。

初回の治療日から7週間後の3回目の来院時には、かなり症状が改善されているとのことで、後はフォアーだけが違和感があるらしい。

検査をしてみると、以前反応を示していたボレーやサーブなどの反応は改善され、フォアーだけが反応を示していた。

原因となるパターンを調べてみると、やはり、フォームに意識が行き過ぎバランスを乱しているとう反応がでたので、理想的な結果のイメージでパターンを切り替える施術を行った。

それ以外にも、筋緊張につながるいくつかの潜在的なパターンが隠れていたが、ニューロパターンセラピーの施術後にはそれらの症状はほとんど改善された。

ニューロパターンセラピーは、イップスの症状改善には理想的な施術法になるだろう。

「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし」

familychiro 6 月 15th, 2010

先日、ゴルフのプレー中に手首を痛めて来院。「緊張パターン」の原因を調べてみると、「楽しみ」という肯定的な感情が絡んでいた。患者さんに思い当たることはなかったかを尋ねてみると、手首を痛める前に、とても楽しい気分になっていたという。

恐らく、「楽しい」という感情が過剰になり過ぎて、自律神経系がアンバランス状態になって筋肉の緊張を引き起こさせていたのだろう。

施術後すぐに、手首の違和感は改善された。

論語に「過猶不及」、すなわち「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし」ということわざがある。何をするにも、いき過ぎになると、それがどんなに良いことでも、バランスを崩してしまうという意味で、心身相関的にも、感情が過剰になると、たとえ肯定的な感情であっても自律神経系のバランスを崩して、症状を引き起こしてしまうようだ。

論語では、さらに片寄のない「中庸」の大切さを説いている。「過ぎることもなく、及ばぬこともなく、しかも偏らないで、終始変わらないようにバランスを保つことが、人間の道徳として価値が最高至極のものである。」としている。

交通事故による学習記憶(トラウマ)

familychiro 5 月 9th, 2010

保険会社さんから電話が入り、患者さんが当院の施術を希望されているとのことで、施術を依頼された。

3週間ほど前に道路を走行中、減速した際に後方の乗用車に追突される。急ブレーキを踏んで再度追突され、その事故では2回連続して追突されたとのこと。

病院の検査では、レントゲンとMRIを受けたが、特に構造的な問題なく、頚部捻挫の診断を受ける。、週に3回、2週間、牽引、マイクロフェーブ、湿布の施術を病院で施療中とのこと。

ファミリーカイロ来院時の症状は、朝方には痛みはないが、日中にかけて徐々に痛みがくるとのこと。

当院ではアクティベータ療法にて、神経関節機能障害部位を検査し、その調整を行う。交通事故やスポーツ障害の場合、事故当時の衝撃刺激が脳に学習記憶され様々な慢性症状を引き起こす原因となる。

ニューロパターンセラピーでは自律神経系に学習記憶された「緊張パターン」検査して、「リラックスパターン」に切り替える施術を行う。
一回目の施術では、2回目の衝突、事故時の衝撃音、相手ドライバーの声などが「緊張パターン」として示され、「リラックスパターン」に切り替える施術を行う。

二回目の施術では、事故当時衝撃音が再度反応を示し、ブレーキを踏んだ際の感覚なども新しく反応を示していた。そして、患者さんによると、その事故を起こされた車はとても愛着のある車だったとのことで、そのことがとても悔やまれるとのことで、そのことがストレスになっているのではないかと打ち明けて下さった。そして、最後には保険会社さんに誠意がないことにも引っかかっていた様子だった。

3回目の施術では、前回の衝撃音などには反応は消失。しかし、保険会社さんとの関係による緊張パターンは繰り返されていた。修理をしてもらったとはいえ、愛車が事故車になったことはとても心残りだろう。それを前向きに考えるのにはとても難しいということが良く伺えた。

しかし、その「緊張パターン」を身体に悪影響を与えないようにもしたい。とても難しい状況である。そこで、患者さんには、「後、何年後ぐらいまでにそこことを引きずって悔やんでいると思いますか?」という質問をさせていただき、身体での反応も確認させていただいた。

一年後や二年後ぐらいでは開放されない様子なので、年代別に質問させていただいた。

患者さんは現在20代後半なので、30代になったとして、今回の事故のことを振り返ってみて、やはり、悔やんでいるかどうかを尋ねてみた?患者さん曰く、悔やんでいいる様な感じがするとのことで、身体の反応も「緊張パターン」が示された。

では、40代になったとして、今回の事故のことを振り返ってみてどうですか?という質問をさせていただくと、患者さんはしばらくイメージを膨らませて・・・・「何かどうでもいいような感じがする・・・・」とのことで、笑い飛ばしていた。身体の反応も「緊張パターン」は示されなかった。

治療後は頚肩部の症状もすっきりた感じだった。

この調子で治療を継続していけば、脳に学習記憶されているトラウマ情報も柔軟性が増し、事故に関連している症状も改善されるだろう。

ニューロパターンセラピーでプラスのイメージが難しいケースの場合には、時系列で未来にさかのぼり、そこから振り返ってもらって、「過去進行形」のイメージをしてもらうと、とてもパワフルである。

しかし、このような交通事故の例で、相手や保険会社との交渉がもつれ、泥沼化して、裁判をするしないで2年も3年も引きずって多大な時間と労力を費やし、肉体的のみならず、精神的、社会的にも悪循環なってしまう例は少なくはない。

交通事故などのように被害者、加害者というような複雑な関係性が生じる場合には、単に肉体面だけのケアでは不十分になる。このような場合は、早期にニューロパターンセラピーのような心と脳と身体面の関係性を診る施術が必要になるので、保険業者さんには特にこのような施術法があるということを知ってほしいと思うし、事故を受けた患者さんにはぜひ進めてほしい療法である。

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