こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

コーチング領域

肯定的パターンを未来につなげる

familychiro 8 月 21st, 2010

先日、夏休みで帰省したバトミントンで活躍している高校生の患者さんを診させていただいた。

ニューロパターンセラピーで「緊張パターン」を診させていただくと、いつくかのパターン反応がでていた。その中でも興味深かった反応は、試合中でスマッシュが決まった際の「掛け声」での反応だ。

通常、このような肯定的な「気合い」が身体に影響を及ぼすような「緊張パターン」になるとは思いもよらないが、脳には学習記憶されている反応を示す。

これは、肯定的な声でもあるので、それを抑えるというのも難しい。ではどのようにすれば身体き影響をしないようなパターンに変えることができるかを考えた。

少しそのパターンを深く調べてみると、その掛け声が未来につながっていないというパターが分かったので、掛け声を未来につなげるようにイメージしてもらうと「緊張パターン」反応がなくなった。

この気づきはとても新鮮だったのでとても興味深かった。

「自己ベストの記録がでました!!」

familychiro 2 月 18th, 2010

先日の延岡西日本マラソンに出場された選手が来院され、自己ベストの記録がでましたとのご報告をいただいた。

延岡西日本マラソンは九州3マラソン大会のひとつで、国内の一流の選手が参加する大会で、テレビでも中継されていた。

大会の9日ほど前に、昨日より急に肩が痛くなり、スムーズに挙げることができない状態。その三日後の来院日にはかなり改善。

そして、大会の3日前に来院していただいたとき、その前日には微熱がでて一日休んでいたとのことだった。しかし、全体的なバランスを見てみると安定感があったので、新たな病的学習が生じなければ、大会当日には本来の実力が出せるだせるのではないかと感じていた。

予想通り、安定した走りで自己ベストの記録をだされた。優勝できなかったことは残念だが、3位に入賞された。何よりもご自分の実力が発揮できるかどうかが大切だと思う。

今回で10回目の治療になるが、柔軟性のある選手なので、今後もバランスのとれた脳と身体の学習がスムーズに行われ、さらに潜在的な実力が発揮されるように感じる。

今後のさらなるご活躍を期待したい。

イップス

familychiro 2 月 1st, 2010

28歳男性がイップスの症状を訴えて来院。

イップスとは、スポーツ選手の間で知られている機能障害である。ゴルフや野球などの動作において、無意識に生じる筋肉の異常緊張で、関節周辺の協調運動がうまくできずに生じる機能障害である。

この機能障害には潜在的なメンタル的ストレスが深くかかわっているということがだんだんと一般に知られてくるようになってきた。今回来院して下さった患者さんは、イップスに関して詳しくリサーチされているようで、最近ではマンガにもイップスのことが語られていると教えてくれた。

イップスという名称がついているから、何か特別な障害かのように聞こえるが、心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)を臨床で実践している施術者にとっては、特別な障害ではない。

イップスに限らず多くの機能障害が、潜在的なストレスと脳と筋肉の関係性によって生じ、スポーツ選手に限らず様々な症状がこの心と身体の関係性によって、脳・神経系に誤作動が生じさせ、筋肉の協調運動がアンバランスになって様々な症状を引き起こす。

一般的な医療では、メンタル面はメンタル面の専門家、身体面は身体面の専門家というように細分化されて、その間を埋める「関係性」の診る専門家がまだ知られていない。

人間はロボットのように部品と部品がそれぞれの役割を果たしているというわけではなく、様々なシステムの関係性の中で生かされており、その関係性を診なければ本質的な治療にはつながらない。

その関係性を診る施術法が永年研究を積み重ねている心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)であり、イップスような心と身体の関係性によって脳・神経系に病的な学習記憶(病的条件付け)をする症状にはベストな施術法といえるだろう。

イップスの原因パターンは様々で、それぞれの患者さんにそれぞれのパターンがあり、心身条件反射療法の検査手順に沿っていけば、その原因パターンが明確になる。また、その原因パターンは単独の原因ではなく、複数の原因が何層にも学習・記憶されている場合が多い。

今回来院された患者さんは、卓球の時に以前のようなパフォーマンスができなくなっているとのことで来院。13年ぐらい前から発症し、最近になってそれがイップスであることを知ったらしい。

まだ、一回しか診させていただいていないが、視覚、聴覚、身体感覚などの感覚刺激に対して、複数の病的条件付けが学習・記憶されていた。

特に印象深い条件付けは、意識がドライブやサーブの部分的なテクニカル面に行き過ぎていたとのことで、その意識を技術から理想的な結果のイメージに切り替えてもらい施術すると、病的な緊張パターンが改善された。

これはスポーツ選手がアンバランスを生じさせる学習・記憶の一つで、ある程度のレベルの達してくると、周りのコーチや様々な情報に影響されて、テクニカル面の改良を試みる際に生じやすい。

基本的な技術の改良は大切かもしれないが、それよりもむしろ理想的な結果をさきにイメージして、その理想の結果のイメージなるように、技術が自然に伴ってくる方が、結果的に脳と筋肉のバランスが保たれることが多い。

部分的な技術に囚われると、意識的にも無意識的にもその部分に意識が行き過ぎて、脳が混乱して筋肉の協調運動に支障をきたす。

イップスの原因はこれだけではないが、スポーツ限らず、ギターの演奏の技術向上にもこのようなパターンが深くかかわる

このような症状は、数カ月から永年の積み重ねられた病的な学習結果なので、一度や二度の施術ですべて改善されるわけではないが、原因パターンを心身に再学習させることで着実に改善の道を辿っていくことができる。

魂の情報交換

familychiro 11 月 30th, 2009

先日、ある有名な旅館の女将さんが治療に来られ、いくつかの「緊張パターン」の中で、大切な気づきがありました。

その「緊張パターン」は、のど周辺に示されたエネルギーブロックでした。

その「緊張パターン」の五感情報は聴覚刺激で、お客様と対話する自分の声に過敏反応を示していました。

その「緊張パターン」のイメージから「リラックスパターン」のイメージに切り替えてもらい検査をしたところ、なかなか「リラックスパターン」に切り替えることが困難な様子でした。

その内容を少しお尋ねしてみると、その旅館には、元首相などの著名人や様々なお客さんが来られるとのこと。それぞれのお客さんの対応の仕方には十分に気を使っているつもりではいるが、最近、自然体での接し方が分からなくなってきているとのことで、リラックスパターンに切り替えることが難しい様子でした。

そこで、一つの提案として「、さまざまな肩書のお客様が来られるかもしれませんが、一人一人のお客さんの「心と心」、「魂と魂」で情報交換をしているような感じ方はどうですか?」と提案させていただいた。

すると、何か腑に落ちた様子で、「リラックスパターン」に切り替えることができました。

これは、私自身の経験からのアドバイスでもあり、この小さな治療院にも様々な肩書の患者様が来院して下さり、どのように接するべきなのかという軸足がぶれることも以前はあったと思います。

しかし、心身条件反射療法という本質的な施術を通じて学ばせていただいたことは、年齢や肩書などの関係なく、魂との触れ合い、魂との情報交換が大切なのだということが、臨床の現場を通じてだんだんと分かってきました。

年齢や肩書、学歴などに囚われず、一人一人の魂を尊重しながら施術を行うことの大切さをいつも感じさせられます。

人間をモノや機械としてではなく、生命体、さらには魂のレベルで診させていただくという感覚で診させていただくと、より深い関係性が診えてくるように思います。

また、臨床に限らず、実生活の中でその魂の触れ合いを大切にし、魂に磨きをかけることに歓びを感じることができれば、大きな成長が得られるのかもしれません。

剣道の試合で緊張パターン

familychiro 11 月 21st, 2009

10歳の男の子が剣道の試合に出場するとのことで、心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)で検査をしてみると、試合の全体のイメージで「緊張パターン」の反応が示される。

さらに、詳しく調べてみると、『自分の内的な声』で反応が示された。試合のことで何か考えていることはないか尋ねてみると、真っ白になって何も考えていないとのこと。
試合前はどのように考えていると尋ねてみると、「一本取らないといけない」、「隙を逃さない」などと考えているとのことで検査をしてみると「緊張パターン」になっていた。

そのような緊張するパターンの考え方をリラックスできるパターンの考え方にできるかどうかを尋ねると難しいとのこと。練習の時は楽しいかどうかを尋ねてみると、練習では楽しいらしい。

「練習で楽しんでいるように、試合も楽しんでするようにしたらどうですか」と提案させていただき、プラスのイメージに切り替えた。

さらに上肢の筋力の抵抗運動を調べてみると、左ひじの関節の周辺の抵抗運動で痛みが生じる様子。自転車の転倒による打撲の痛みもあったようだが、原因を調べてみると、剣道の動作で「緊張パターン」になっていた、さらに細かく見てみると面の動作で「緊張パターン」を起こしていた。

治療後に分かったことだが、面を打つときに指導してくれている先生から左腕が弱いので面が決まらないと注意されているとのことだった。

アドバイスとして、面を打つ動作の技術的な意識よりも、面が上手に決まった結果の意識をもって面を打つように心がけた方が、実際に身体がそのようについてくると思いますよとアドバイスさせていただいた。

これは、他のスポーツにもよくあることであるが、関節の角度や力の入れ具合など、技術的な動作に意識が行き過ぎると、かえって力が入り、脳が誤作動を起こして関節周辺の筋肉のバランスを崩して、関節などを痛める例が多い。

技術的な指導も大切な時もあるとは思われるが、最終の動作結果のイメージがしっかりできているかどうかがとても大切で、その最終動作ができてからでないと、不自然な力が入りやすいことが多い。

最終結果のイメージがしっかりできていれば、後は、自動操縦のように脳がその目的のために自動的に筋肉をバランスよく使ってくれる。

これは、スポーツに限らず、メンタルブロックを解放させる基本的なコツでもある。

「退屈感」で身体が緊張するパターン

familychiro 11 月 3rd, 2009

腰痛や肩こり、関節痛などの原因の一つに「退屈感」を潜在的に感じて「緊張パターン」を示す人は少なくはあいません。

たとえば、テレビを本当は見たくもないのに、惰性的に見てしまい、ついつい面白くない番組を観てしまうと、退屈感などの潜在的感情が渦巻いて、身体に「緊張パターン」を引き起こす例は少なくはありません。

「退屈感」で病気になるということに対して、不思議に思われる人もいるかもしれませんが、「退屈感」は人間の存在価値そのものに通じる要素をたくさん含んでおり、脳に錯覚を生じさせる傾向が多分にあるようです。

「退屈感」で病気になりやすい傾向として、

 子育ての役目を終えた後、
 定年退職後、
 大きな目標を達成した後、
 目的・目標を見失った後、
 予定のない休日、

などがあります。

一般的には、肉体的、精神的な負担をなくすと楽になるという考え方が普通だと思いまが、その考え方には、大きな危険性をはらんでいます。

例えば、今は、「介護」とうい言葉が、当たり前のように耳にするようになって、高齢者は、当たり前のように介護を必要にするかのような風潮があるように感じます。

しかし、この「介護」は、「諸刃の剣」で大きな成果や効果をもたらす反面、大きな危険性をも併せ持っているように感じます。

なぜかというと、高齢者という理由だけで、今まで行なってきた仕事を他に人に任せてしまう傾向にあります。すると、今まで生かされてきた自分の存在価値が、無くなってしまったかのような錯覚を生じさせるようになります。

今までしてきた、仕事、家事、あるいは何かの役割を無くすということは、楽になるからその人のためになるという簡単な問題ではなく、その人の潜在的な存在価値までを奪うことにもなりかねないのです。

このようなからくりは、心身条件反射療法のような本質的な治療法で患者さんを診させていただくようなってからわかったことですが、人間は何かに役立っているということで、脳が安定するようにできている生き物ようです。

また、脳科学的にも肉体やメンタル面を使わなくなると、脳がどんどん衰えるということも最新の研究で明らかになっております。

ストレスは過剰になると病気になりますが、ストレスが無さ過ぎるのも病気になるのです。

ストレスは、料理を美味しくするスパイスのようなもので、肉体的にも精神的にもほどよい刺激が必要です。

そして、そのスパイスを通じて、人が人として「役立っている」という状況を作りだすことが大切です。

だから、介護などでは、手助けし過ぎて、その人の脳の刺激や存在価値までをも奪わないように気をつけることが肝心だと思います。

最低限、自分でできることは自分で行い、さらには、人のお世話をしてあげることが自分の脳の健康にはとても良い刺激になるということを忘れないようにしましょう。

脳の交通整理ができずに、集中力が低下

familychiro 10 月 13th, 2009

仕事の肝心な時に頭が働かない、集中力が出ないという症状を訴えて来院。

エネルギーブロックの検査をしてみると頭と喉の部位にエネルギーブロックの反応が示される。

頭のブロックの原因パターンを心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)で検査を試みた。

まずは、頭がよく働いて、集中力がある理想の自分になっている状態を想像してもらい検査をすると身体は「緊張パターン」を示す。これは、頭では望んでいても身体はその状態に抵抗している反応。すなわち、顕在意識でその理想を望んでも、潜在意識では抵抗している状態。

そこで、潜在意識では何が抵抗しているのかを検査した。

すると、頭がよく働くようになると→重い仕事が来る→楽でいられなくなる→勉強などの努力しなければならない→成長しなくてはならない。というようなパターンが背後になった。

頭では成長したいと望みつつも、成長すると重い負担がのしかかるという錯覚が生じて、理想の状態にブレーキをかけていた。

その錯覚をニューロパターンアジャストメントで切り換えて、次に喉の周辺のエネルギーブロックの原因パターンを検査した。

喉のエネルギーブロックの原因パターンは、姿勢→デスクワーク→お客さんに質問されたらどうしようという不安→必ず答えなければならないとうい思い込み→組織内で一目置かれたいという評価→評価は自分の人生にとって大切なもの。というようなパターンが明確になった。

頭と喉のエネルギーブロックを総合的にみると、一人の自分は成長すると重い仕事が課せられて負担になるという自分、そして、もう一人の自分は組織内では評価を得たいという自分がぶつかり合っているということがみえてきた。

自分が成長しなければ評価を得られないのだが、そこに脳の錯覚が生じて悪循環を繰り返している様子。

脳の奥の方では、このような矛盾がうまく交通整理ができずに、停滞状態なっているのだろう。これでは、頭が働くなり、集中力がでないのもよくわかる。

恐らくこの交通渋滞(自己矛盾)がうまく整えば、本来の集中力も出てくるだろう。
とても優秀な方なので、このような錯覚でご自分の実力が発揮できなのは残念なことだと思う。

この錯覚を修正して、ご自分が望まれる自分になれることを期待した

健康であると人に頼りにされる自分

familychiro 10 月 7th, 2009

40代前半の女性が腹痛、吐き気、排便障害、頭痛などの症状を訴えて来院。症状は学生時代から継続しているとのとのこと。病院でも治療を受けており、過敏性大腸炎の診断を受けているとのこと。いわゆる自律神経失調症の症状を呈している。

漢方薬の処方を受けており症状はやや改善しているらしい。

インターネットで検索されて来院。

10回ぐらいの通院でお腹などの症状も最初に比べると随分と改善。12回目の施術で、生理痛の原因パターンを深く掘り下げて検査を試みた。

生理痛の症状には大きく分けて二つのタイプがある。

一つ目のタイプは、生理が最初に始まる時から生理痛が生じるタイプ。二つ目は、社会人になって男女差を感じ始める頃に生理痛が生じるタイプ。

今回ご紹介させていただく患者様は、前者のタイプで、最初から生理痛が継続しているとのこと。すなわち生理=痛みということが当たり前になっていた様子。

心身条件反射の検査では、「何で女性に生まれたのだろう」「男に生まれたらよかった」という感覚が、意識ではほとんどないようだが、何となくそのように感じている自分がいるとのことで反応が示された。

恐らく、この本質的な原因である「緊張パターン」に脳が慣れれば長い間継続した症状は改善されるだろう。

そして、この患者様は長い間、様々な症状を抱えているので、健康には自信が持てないとのこと。自身が持てないことも症状が改善されない一因にもなっている様子

ファミリーカイロで症状が改善してきていることも含めて、自分の身体に自信が持てるようになりたいという。

そこで、患者さんに、「ご自分の身体に自信が持てるような理想の健康な自分を想像してもらえますか?」とうい質問をさせていただき検査をさせていただいた。

すると、身体は「緊張パターン」を示す。

つまり、頭では理想であると感じていても、身体はその理想に抵抗を示している状態。

「健康であることで、何か失うものはないか、もう一人のご自分に質問してもらえますか?」

患者さんは、その質問に何か気付かれた様子で、「何か健康だと人に頼りにされるのが嫌な自分がいますね・・・」と笑顔で話されていた。

「それは、深い気づきですよね・・・」

責任感の強い方なので、恐らく、無意識のうちに責任のある立場を避けるために、不健康な自分であることを維持しようとしていたのかもしれない。よって、健康に自信がもてていて、人に頼りにされる自分には抵抗が生じていたと考えられる。

深い内容のからくりだが、自分を守るために「疾病利得」というエネルギーが働き、健康体であることを避け、健康にブレーキを掛けることは少なくはない。

自分を守るための防衛本能によるものだと考えられるが、脳の誤作動、あるいは錯覚を追及するとこのような本質的なパターンに行き着くことも少なくはない。

まずは、このような奥深いパターンを認識されることが大切である。後は、長い目で見た人生の損益計算で、そのパターンを継続した方がいいのか、変えた方がいいのかを決めるのは患者さん自身である。

もしかすると、不健康である方が患者さんにとっては都合が良い場合もあるだろう。選択するのは患者さんである。

大切なのは、このような本質的な検査によって、もう一人の自分の存在を知り、認めてあげることが大切だと思う。

「存在価値」という「緊張パターン」

familychiro 9 月 8th, 2009

ある患者さんで、後頭部あたりの「緊張パターン」の原因を検査してみると、「存在価値」というテーマにたどり着いた。

自分が「私がいなくても世界が回る、自分はいなくてもいいのではないか・・」という感じが「緊張パターン」になっている様子。

このようなテーマで「緊張パターン」なる患者さんは、世間一般的には比較的に大切な社会的ポジションで働いている方が多い。

しかし、ご本人にとっては、いてもなくてもいい存在だと感じている様子。

そこで、「存在価値のある人とは、具体的にどんな人のことですか。」と質問させていただくと。

「亡くなった時に多くの人に惜しまれるような人・・・・?」というような答えが返ってきた。

「例えば、有名人見たいな人ですか?」と、少し皮肉っぽく尋ねてみると・・

患者さんは「いえいえ、そんな有名人のような人でなくてもいいのですけれども・・・」

「存在価値という言葉は、難しい言葉ですが、存在価値という言葉を小学生レベルでも分かるような言葉に置き換えるとどんな表現になるでしょうか?」

「・・・・・」

「よく目立つ人気者の子供という感じかもしれませんね・・・」

そこで、患者さんに笑いがでてきて、何かに気付かれた様子。

「平たくいうと、私は目立ちたいんですよね・・・」(笑い)

そこで、「緊張パターン」が明確になった後でニューロパターンセラピーの施術で緊張がほぐれ、症状が改善した。

施術後、「今日の気づきは目から鱗でした。」と喜んでいただいた。

自分は、いてもいなくもいいのではないかと錯覚されている患者さんの傾向として、その背景には「存在価値」があり、その「存在価値」を平たく言えば、「もっと目立つ存在になりたい」、「注目されたい」という願望が背景にあることが多い。

「存在価値」という難しい言葉よりも、「目立ちたい自分がいる」という認識の方が分かり易く、シンプルに認識され易く、深刻にならなくていいようだ。

日本人の美徳として、控えめや謙虚さを大切にするという教育を受けているがゆえに、「あまり、目立ちたくない・・・」という意識も大切にしたいというケースが多く、潜在意識の「目立ちたい」という葛藤で、様々な「緊張パターン」が生じるケースも少なくはない。

そのようなケースで「リラックスパターン」を作るためには、「控えめな自分」と「目立ちたい自分」の両方を大切にすることが大切になる。

ICCトレーナー研修を終えて

familychiro 8 月 18th, 2009

先日、スペインのマヨルカ島にて7日間にわたって開催された、第3回目になるICC(国際コーチング連盟)トレーナー研修に参加してきました。参加資格は、ICCの共同創始者であるジョセフ・オコナー氏とアンドレア・ラゲス氏による推薦です。

日本で最初に開催された㈱チーム医療主催のICC国際コーチング認定トレーニングにおいて、ICC認定国際コーチとしての資格を与えていただき、さらにICC認定トレーナーになるための研修への招待を受けました。

最初に招待を受けた時は、参加者全員が招待されているのかと軽く考えていたら、二人だけ選ばれたとのことで、その招待の重みを感じるとともに、なぜ自分のような治療家が選ばれたのかとても不思議に感じていました。

なぜならば、参加者の中には既に活躍されているプロのコーチや、大学教授、医師、コンサルタント、カウンセラーなどの優秀な方々がいらっしゃいましたので、そのような方達を差し置いてなぜ・・・という感覚は自然に湧いていました。

しかし、後で考えてみると、臨床現場で長年研究し培ってきたニューロパターンセラピー(PCRT)のノウハウが自然にコーチング手法に活かされて、それらが研修で提出したレポートや、認定試験に反映されていたのだろうと思えるようになってきました。

他のプロのコーチがどのような手法を取り入れられているかは定かではありませんが、ニューロパターンセラピーの手法では、意識と潜在意識をつなぐ本質的な質問が必要になるので、常に臨床現場では本質的なコーチングを自然にしていたように思います。

正式なICCトレーナー研修の招待は、研修開催の3か月ぐらい前にメールで届きました。単に参加するだけでなく、ステージ1とステージ2に分かれて、いくつかの課題がトレーナー認定の条件となっていました。

また、その研修の参加資格は、選ばれたICC認定国際コーチのみが招待され、毎年開催されるような研修ではないとのことが付け加えられていました。しかも日本人としては初めての招待なので、改めてその招待に重みを感じました。すでに計画している年間スケジュールに照らし合わせると、偶然にも診療日以外のスケジュールには問題がありませんでした。もしも、主催しているセミナーに重なっていれば参加することを断念していたかもしれませんが、その予定にはぎりぎりセーフ。
実際にICCトレーナー研修と弊社主催のセミナーを合わせて11日間も治療院を留守にするのにかなり抵抗がありましたが、これも何かのお導きだと感じて、参加することを決意しました。

その後、ステージ1の課題を提出して、ステージ2の研修のために初めてヨーロッパへと旅立ちました。研修会場は、スペインのマヨルカ島。ヨーロッパでは有名なリゾート地とのこと。福岡から関西国際空港、フランクフルト、バルセロナ、マヨルカのパルマという長旅でした。

出発早々にフランクフルト行きが1時間以上の遅れ。フランクフルトからバルセロナへの乗り継ぎには最終の乗客員となりぎりぎりセーフ。マヨルカ島到着も30分遅れで、さらに荷物が到着していないというハプニング。そのようなこともあり得ることを予測して、一泊分の下着などを余分に手荷物に入れていましたが、大きな荷物が宿泊ホテルに到着したのは二日目でした。

研修会場は、スウェーデンのICCトレーナーの別荘で行われました。海沿いの丘にあるプール付きの白壁の別荘は、地中海を背景にしたて、映画のワンシーンにでも出てきそうな光景でした。

参加メンバーは全員で11名。マレーシアから1名。ニュージーランドから2名。ペルーから1名。スウェーデンから1名。デンマークから1名。ノルウェーから1名、カナダから1名。メキシコから一名、そして、日本からは2名。平均年齢は50~60歳位だった様子で、その参加メンバーの中で筆者は若手に属していました。

ほとんどの参加者が、コーチングの会社を経営されていたり、NLPトレーナーとしても活躍されていたりしていうる人が多いようでした。その中に警察学校を退職された方もいましたが、私のような治療家は異色のように感じました。

初日の研修テーマで、それぞれの国のコーチング事情をプレゼンする時間が設けられました。コーチング事情に疎い筆者にとっては、グローバルにコーチングを俯瞰する上でとても参考になりました。コーチングの世界的な組織であるICFのことはあまり詳しく知りませんでしたが、今回の各国のコーチング事情を聴いて、米国主導のICFのメンバー制のシステム、いわゆる合理性を追及したフランチャイズ的なシステムにはネガティブな印象を抱いているコーチが多いように感じました。

ICFとICCは協力関係にあるようですが、コーチの認定方法には違いがあることがよく分かりました。ヨーロッパなどではICFとICCは同格にあるとのことで、企業からはどちらかの認定が問われるという話も聞きました。また、ICCは米国では研修を行っていないということから、ICFとは異なる戦略でグローバルにコーチングを啓蒙している様子がよく理解できました。

研修は、実際のプレゼンを行う課題が何度かあり、英語でのプレゼンには苦労しました。留学を終えてから、ほとんど英語の勉強から離れていたので、改めて英語の勉強を継続しておくべきだったと反省しました。しかし、会長のジョセフ氏は、言葉以外のことを評価しているので、言葉のハンディは心配いらないというアドバイスには救われました。

今回のトレーナー研修でジョセフ氏から直接指導を受けるのは2回目になりましたが、小人数であるということもプラスアルファーされてか、ジョセフ氏の広く、鋭い洞察力やフィードバックはとても勉強になりました。そして、参加されているコーチも、経験豊富なのでとても質の高いレベルのフィードバックが飛び交い、その内容は奥深く、しかも楽しい研修になりました。

また、研修期間中の他の参加者との交流もとても参考になりました。参加者が魅力的な方ばかりでしたので、それぞれの対話に味わい深さを感じさせていただきました。
スウェーデンから参加しているコーチによると、スウェーデンでは、国がコーチを雇い、失業者に対してコーチングを試みるというプロジェクトも進められているとのことで、コーチングのニーズがグローバルに高まっていることを肌で感じることができました。

実際に筆者がICC認定国際コーチングトレーニングを主催できるのは2011年からなので、それまでには、さらに臨床やセミナー活動を通じてコーチングの研究に磨きをかけたいと考えております。今後、コーチングは様々な分野でニーズが高まり、さらに研究が進められることでしょう。コーチングの概念は、ニューロパターンセラピーと相通じるものが多いので、治療プログラムとトレーニング研修プログラムに相乗効果を生みだしていくことが期待できるだろうと、そのことに関してはとてもワクワクしております。

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