「慣れる力」
familychiro 9 月 10th, 2010
ようやく猛暑を脱したかのように感じる今日この頃ですが、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか。
ニューロパターンセラピーを行っているファミリーカイロプラクティックセンターでも、暑さに対する過敏反応によって、全身的な疲れ感などを訴える患者さんが居られましたので、暑さに対する「過敏反応」から「適応反応」へ切り替える施術を行い、暑さによって自律神経系に変調を生じさせないお手伝いをさせていただきました。
テレビでは連日のように、熱中症、猛暑の情報が飛び込んできていました。気温や熱中症の話題が毎日のように取り上げられていました。「水分や塩分をこまめに補給して、熱中症を予防しましょう」ということは、多くの人が周知されているのではないでしょうか?恐らく、暑さに対しては、全国的に過敏状態になっていたと思います。
暑さ対策という意味では大切な情報ですが、その情報によって、知らず知らずのうちに、マインドコントロールされ、自律神経系が過敏状態に強化され、脳に学習記憶されて、不健康状態を作り出す場合もあるでしょう。
脳は、そのような「情報」によって、無意識的に過敏状態を学習記憶する傾向にあるので、ファミリーカイロではできるだけ、意識的に「暑さに慣れる」ということをお勧めしております。
「どうすれば暑さに慣れるの?」という疑問を持たれる方も少なくはないかもしれません。人間は本来、環境の変化に慣れるという生理的な機能を持ち備えております。通常、環境が変化する際、最初は慣れずに過敏になる傾向があります。
しかし、時間の経過に伴って、だんだんとその環境に慣れてくるということはほとんどの人が体験済ではないでしょうか?その「慣れの感覚」を意識的に繰り返し学習することで、無意識的にその「慣れの感覚」が身に付いてきます。
人間が生まれながらに持っている生理的機能の一つである「慣れの感覚」を意識的に使おうとするか否かでは、自律神経系のスイッチの入り具合が異なるという訳です。
例えば、Aさんは、「わ~めっちゃ暑い~」、「暑いのは苦手~」、「こんなに暑かったら何か変になりそう~」などのように暑さを強調するような「変化過敏型タイプ」だとします。その一方で、Bさんは、「今日は暑いけど、その内なれるだろう・・・」、「サウナ代わりに汗かいて、すっきりしよう・・・」などと、暑さの変化に適応しようとする「変化適応型タイプ」だとします。
さて、どちらが健康的でしょうか?いうまでもなく「変化適応型タイプ」ではないでしょうか?もちろん、楽観視し過ぎて、暑さ対策に注意を払わないのは危険です。リスク計算はしっかりとした上で、暑さに適応できるように意識付けしていくことが賢明でしょう。
様々な情報を参考にして、健康対策をすることも大切なことですが、暑さに限らず、様々な環境に適応できる脳を創ることは、未来の健康を維持するために、大切な秘訣になると思われます。
戦時中、過酷な環境下で生き延びてきた人たちは、この「慣れる力」を十二分に発揮してきたのではないでしょうか。ご自分の「慣れる力」の機能にスイッチを入れて、過敏脳から適応脳へと強化していきましょう。暑さに限らず、環境の変化に適応できるご自分の身体に自信を持ってほしいと願います。