サッカー少年へのコーチングケア
familychiro 9 月 2nd, 2010
少年サッカークラブで活躍していた男の子が、やる気が無くなったとのことで来院。
原因を尋ねてみると、試合中に監督からある指示(命令)を受けたことがきっかけだったとのこと。
監督との信頼関係も低くなっているようで、このままサッカーを継続していく気力もない様子。
気力がなくなる原因パターンの質問をしていくと、監督を100%信頼しないといけない。監督の指示通りに行動しないといけない。でも監督の指示には納得ができない。などの矛盾が絡んでいた。
監督から納得のいかない指示を受けたことが、今回の引き金になった様子だが、以前から自分の考える理想のサッカーと監督の考えるサッカーに矛盾があった様子。誠実さを感じさせる素直な少年なので、監督の指示には逆らえないということに悩んでいたようだ。
そこで、「サッカーをこれからも続けるために、100%監督を信頼しなければサッカーが継続できないのですか?」という質問をすると。
「いや、そうではない。」という。
「では、何パーセントぐらい監督さんを信頼すれば、サッカーを今まで通り続けられますか?」と質問すると。
「50%位・・・」とう答えが返ってきた。
「監督を50%信頼するようにすれば、のびのびとサッカーができるようになりますか?」と尋ねると。
何かすっきりした感じで、「・・・できる。」という。
その他にも、将来のことや勉強にことも絡んでおり、コーチング的にプラスのパターンへと導いた。
その後、3週間後に来院され、前回の施術からは、調子が良くなり、試合でも活躍できたとのことだった。
このような、悪循環のパターンを繰り返して、自分の実力が発揮できなくなっている子供たちは多いだろう。
このような場合、単に、指導者の価値観で、「・・・しなさい。」とうい指導や指示だけでは解決しない。
子ども自身が持っている価値観を大切にしながら、自分でその抜け道を見つけ出すように、今まで考えたことのない思考を引き出す価値ある「質問」をしてあげることが大切である。
「答えはすべて子供自信が持っており、指導者の答えを与えるのではない」という基本姿勢が大切だろう。
しかし、低学年では、答えを与えることが必要な場合もある。その場合はいくつかの答えの中から、自分で考えて選択させるということもが大切だろう。
何かうまくいかなければ、未知なる領域に「質問」をして、今まで使っていない脳を活性化させ、新たな答えを導き出す。これがコーチングの基本である。