「未来への質問」
familychiro 6 月 3rd, 2010
体に影響を及ぼす、学習パターンの一つに、「未来への不安」があります。その潜在的な未来の不安は、慢性的な咳や不眠、肩こり、腰痛など様々な症状に関係していることが多いようです。
もしも、その不安が、漠然とした遠い未来の不安である場合、唐突な質問に聞こえるかもしれませんが、あえて、「何歳ぐらいで亡くなりたいですか?」というようなダイレクトな質問をさせてもらうことがあります。
「死」に対して、話したり、考えたりすることがない患者さんにとって、突然の質問になるかもしれません。ある40代の患者さんは、「60歳ぐらいでいいかな・・・」と答えていました。70代後半の元気な患者さんは、「80歳ぐらいですかね・・・」などと答えていました。
多くの患者さんの答えは、平均年齢よりも下回っていることが多く。その年齢で亡くなるためには早く病気を創らなければ死ねないような年齢であることが多いようです。
そのような場合、冗談交じりに「そうすると病気か事故でないと死ねないですね・・・」と言うと、患者さんは笑いながら「まあ、そうですね・・・」と答えてくれます。
また、亡くなる希望年齢が平均寿命よりも上である場合、患者さんに「どのように亡くなりたいですか?」という質問をさせてもらいます。
「苦しまないでコロッと死にたい・・・」とういう答えが多いようですが、その場合、「脳梗塞などの循環器系の病気か、即死に近い大きな事故になりますね・・・」と冗談交じりに話をします。
そこで、「実際に、眠るように亡くなるおじいさんやおばあさんもいらっしゃるようですけど…」というようなお話をさせてもらうと、多くの患者さんは眠るように亡くなるという選択肢を選らばれます。
現在の情報化社会では、テレビ番組やニュース、インターネットを通じて、様々なネガティブな病気に関する情報が溢れ、意識的にも無意識的にもその情報が脳にインプットされます。
そして、知らず知らずのうちにサブリミナル効果によって、マインドコントロールされ、老後は病気になることが当たり前かのように錯覚して、脳は、病気になるようにプログラム化され、身体は自動操縦のように病気への道をたどっているようです。
このように多くの患者さんの潜在的なパターンを診させていただくと、人ごとのように知らず知らずに入ってくる一般情報は、本当は恐ろしく悪影響を及ぼしているだろうと感じさせられます。
基本的にこのようなネガティブな情報が溢れている社会においては、「明るい未来」を作らなければ、知らず知らずのうちに「暗い未来」になります。
「明るい未来」を作るということは、想像力を働かせるということなのですが、その想像力が簡単に働く人がいる一方で、苦手な人もいます。
本来は、想像することで、失うものや、制限されるものはなく、作り話のように自由に作ることはできるはずなのに、明るい未来を想像すること自体が抵抗をある人も少なくはありません。
その抵抗にはそれぞれにそれなりの理由、動機づけがあるようです。その抵抗を紐解いていくと未来の想像を徐々に明るくすることはできます。
暗闇の中のジェットコースターやウォータースライダーに乗ったことがありますか?先が見えていても怖いの乗り物ですが、暗闇になるとその怖さは倍増します。
先が見えないということはとても怖いものです。先のことは誰も分からないということは一般的な認識ですが、だからといって先のことを想像しないでいると暗闇のジェットコースターやウォータースライダーのようにさらに怖くなります。
想像はいわゆる作り話です。その作り話を想像するだけで、脳には新しい柔軟な神経回路が構築され、未来への感じ方を変えることができるのです。
また、一度作った想像は、いつでも書き換え可能です。暗い未来を想像するのも、明るい未来を想像するのもあなた次第です。
ゲーム感覚のように明るい未来の想像を作って楽しんでみましょう。
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