股関節痛の改善と「未来設定」
familychiro 5 月 4th, 2010
4~5日前より右股関節痛が発症し、前日にガクッとなり悪化。仰向けの状態で右関節を動かそうとすると、ほとんどの動きで痛みを伴う状態。アクティベータで神経関節機能障害を調節し、ニューロパターンセラピーでその原因を検査した。様々な原因が絡み合っていたようだが、主な原因だと感じたのは「未来設定」だったように感じた。
その患者さんは、お祖父様の代から続く開業医の家系で、後十数年だったか?開院100年目になるとのこと。その時点で、「それくらいで辞めればいいかな?・・」と引退、あるいは閉院?の未来設定をご自分で決めていたらしい。
普通、そのことがなぜ身体に症状を引き起こすような原因になるの?と不思議に思うかもしれない。これは、ニューロパターンセラピーによる永年の臨床経験であるが、退職や引退、休息なども含めて、自分で「止める」、「休む」というブレーキを未来に設定すると、そのことが原因で体調不良を引き起こすことが多いというパターンが分かってきた。
最初はなぜそのような内容が体調不良の原因になるのだろうかと明確ではなかったが、様々な臨床パターンや心理学や脳科学に照らし合わせてみると、だんだんとその理由が明確になってきた。
これは、一種の自己暗示のようのもので、自然に逆らって自分にブレーキをかけてしまうと、無意識的に身体の機能をストップさせるような学習機能が脳の深層レベルで行われ、その結果として筋肉、関節がうまく働かなくなって、身体を動かなくする。その結果として様々な症状を引き起こしてします。
人間のあるべき「自然」とは、一歩一歩でも前に進もことが自然体であり、意図的にブレーキをかけることはその自然に逆らうことでもある。もちろん止めたり、休んだりすることが全て不自然ということではない。何が基準になるかというと、止めたり、休んだりした後の未来に、身体的にもメンタル的にも心から心地よい状態が得られるかどうかが大切である。もしも、何も得られないようであればそれは不自然なブレーキになるようだ。
この患者さんはこのパターンが切り替わった後、かなり改善されて、原因と結果の因果関係が明確になり喜んでいただいた様子だった。
通常は、忙しい仕事から解放されて、ストレスもなく悠々自適のように考えるのが普通だろう。身体に影響を与えないような引退や退職もあることも事実である。しかし、それは自然の環境が決めることであって、自分が決めることではないのかもしれない。「自然」に選ばれて仕事をしている間はそれに委ねることが心地よい生き方なのかもしれない。
奥深い大いなる「自然」に委ねるという深い意味を改めて考えさせられたケースである。