familychiro 4 月 24th, 2010
先日、病院で「うつ」の診断を受けて、病院での投薬療法と並行して通院されていた患者さんが2週間ぶりに来院され、会社では問題なく勤務されているとの喜びのご報告をいただいた。
回復するまでの治療回数を数えてみると、合計15回の施術を受けられたことになる。施術開始日から約2カ月足らずでの回復。
最初は、首や肩の症状を訴えて来院され、3回目ぐらいの施術の時に、実は病院でうつの診断をされ、休職しており、一か月前からずっと動悸も続いているとのことだった。
病院でも週種類の薬が処方されており、施術中に異常な汗をかかれていた。中間管理職の立場、チームリーダーとしての立場など様々なストレスが複雑に交差していた。また、早朝覚醒の症状や、会社近くを通るだけでも動悸がひどくなるような症状を訴えられていた。
様々なストレスパターンの中で、大切な気づきだと感じたのは、技術者としてのプライドを大切にしているという価値観が浮かび上がったことだった。
潜在的に周囲からマイナスに評価されるのではないかという錯覚に過敏になられていたようで、その評価は、他人がするのではなく、ご自分自身で今日までの功績を大切に、自分が大事に評価してあげるという受け止め方に置き換えると、緊張パターンからリラックスパターンに切り替わった。
人それぞれに、それぞれの価値観があるが、価値観につながる緊張パターンはとてもパワフルであるがゆえに、症状がでやすい一方で、そこにつなげて切り替えると症状も改善しやすい。
その後の施術では、他にも様々な緊張パターンが絡んでいたが、治ることに対しては自信を持たれており、治った後の未来もプラスの方向へとつなげて施術を行った。
「うつ」の症状も一夜にして生じるわけではない。数カ月から数年単位で脳が誤作動を生じさせるように学習記憶してきた積み重ねの結果である。
それを治すためには、症状につながらないように再学習していけばよい。ただ、これは単に気持ちを切り替えればよいという問題ではない。症状につながる神経回路ができているので、症状につながらない健全は神経回路を作らなくてはならない。
そのためにニューロパターンセラピー(心身条件反射療法)が必要になる。
familychiro 4 月 20th, 2010
約10カ月前に転倒して尾骨を骨折。整形外科にて、レントゲン検査、尾骨骨折、打撲、腰痛症の診断を受ける。投薬、貼り薬、電気療法、磁気、フォーターベットのマッサージの施術を受ける。2カ月間毎日通院し、それ以降は3日ぐらい、そして、現在では月に2回程度されているとのこと。
症状の経過は変化なく、症状の頻度は常にあり、仕事中、休日中、出かける時も症状があるとのこと。長時間座るのが辛く、特に固い椅子に座ることができない。
まず、最初にアクティベータ療法によって、骨盤と尾骨部周辺の神経関節機能障害部を調整。その後、ニューロパターンセラピーにて、慢性症状につながる「学習記憶パターン」を検査。
転倒した際のことをイメージしてもらうと、「緊張パターン」として反応を示す。さらに他の五感情報が関与していないかどうか検査すると、転倒した際の音の「聴覚刺激」で反応を示す。さらに、検査をしてみると「出来事記憶」(エピソード記憶)として、長い間治らなかったという記憶が症状に関連していた。
これらのパターンを「リラックスパターン」に切り替えて施術を行った。
五日後の二回目の施術日には、ほとんど改善されたとの報告をいただいた。患者さんによると、治療した次の日に同僚の方から何か調子が良さそうだね。どうしたの?と聞かれ、病院を変えて良くなったと答え、当院のことを紹介していただいたとのこと。
毎日、辛い症状で我慢されていたので、その様子が周りの同僚の方にも伝わっていたのだろう。10カ月間も症状が改善されずに辛い思いをされていたのだと思う。
肩こり症状もあったので、また、継続治療してただければ楽になると思う。
当院を利用されている患者様は、何か症状が出たときには、安心して利用して下さっている方が多いが、このような施術法を知らない人にとっては、不安な毎日を送っている方も少なくはないかもしれない。
病院以外のこのような施術法を知っていると知らないでは生活の質が随分と異なるのではなかろうか?
familychiro 4 月 16th, 2010
先日、花粉症が急に悪化したとのことで来院。鼻水と涙目で目が開けられないくらい悪い状態。花粉症は20年からとのこと。病院でも薬を処方されており、くしゃみの方は止まったとのことであるが、その他の症状には効き目がないらしい。
原因を調べてみると、まずは、ニュースなどによる花粉情報に過敏になっていた。それと社内でのストレス、そして、最後にお母様の心配が絡んでいた。
事情をお聞きすると、今度結婚されるとのことで、長年一緒に暮らしていたお母様が一人暮らしになるらしい。自分のせいで独りぼっちにさせるのだと思うと悲しい思いがするとのこと。
花粉症の原因の多くにこの悲しみの情動が隠されていることが多い。ヒトは悲しい時に涙を流し、鼻水を流す。意識では悲しみを感じていないのだが、潜在意識では悲しもを感じており、恐らくいまにも泣きだしそうな神経回路のパターンができており、そこに花粉などのアレルゲンが刺激をして、鼻水や涙のスイッチを入れてしまうという理論である。
この理論は、科学的に証明されている訳ではないが、臨床的にはこのパターンが多く、深い潜在意識レベルの因果関係が明確になるとほとんどの患者さんの花粉症は改善されている。
この患者さんは、3日後に来意され、「花粉症が治りました」とご報告していただいた。その日のニュースでも花粉が飛んでいるという情報を聞いているとのことだが、症状が出ていないのでほんとうに良くなっていると思うといわれていた。
全ての患者さんが一回の治療で治るわけではないが、花粉症の治療を受けた患者さんからは今年は花粉症に悩まされなくなっているという報告を受けることが多い。
一般的に花粉症の治療は、対症療法がほとんどなので、この本質的な治療法をもっと多くの人の知らせてあげたい。
familychiro 4 月 4th, 2010
先日、日経ナショナルジオグラフィック社から販売されているNational Geografhicの「ストレスの不思議」とうDVDを購入した。科学的な研究成果に基づいて様々な角度からストレスと病気の関係を分かりやすく解説していた。
昔から胃の痛みは「ストレス」からといわれていが、1980年代初頭にオーストラリアの研究者が胃潰瘍の原因となるピロリ菌を発見。ピロリ菌がなくなれば胃潰瘍が治るという仮説でその薬が世界に広まった。しかし、その後の研究で、3分の2の人々がピロリ菌を保有していることが証明され、ピロリ菌の増殖はストレスによる免疫力の低下であり、その本質的な原因はストレスにあるということが分かったとのこと。
臨床現場でもピロリ菌の増殖は結果であり本質的な原因ではないということは、ピロリ菌の治療を受けた患者さんが、ストレスが多くなるとやはり胃の症状はぶり返しているとう事や心身条件反射療法で症状が改善するということからピロリ菌は「結果であり、本質的な原因ではない」ということは明らかに感じていた。
大脳新皮質が機能していな植物状態の人間であれば、外界との関係性(ストレス)などを無視して機械的に考えることができるだろう。しかし、記憶や五感に関する情報が通過して、様々な感覚と情動との交差点する大脳辺縁系や人間らしい高度な思考能力や感情のコントロールする大脳新皮質との関係性は、外界からの刺激による心理社会的なストレスを生じるところでもあり、自律神経系や内分泌系に命令を出す視床下部に多大な影響を及ぼす。
その外界からの刺激情報による脳の適応性や免疫性を無視して、単に薬だけで治すということ自体に無理があるということを当たり前に感じる人達がもっと増えてくれば、本質的な健康管理ができるだろう。
心理社会的な生活を営んでいる限り、ストレスとのかかわりは切っても切れない関係性であり、それを無視して万能な薬に頼るのには矛盾が多すぎるし、治療者は目には見えない「ストレス」の存在を常に考慮して施術に当たるべきではなかろうか・・・