こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

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脳に制限を加える医学的指導による暗示効果

familychiro 11 月 20th, 2009

小学5年生の女の子が、薬指と小指を捻ったとのことで病院を受診。レントゲン検査では骨には以上ないとのことで、テーピングでしっかりと固定されていた。

女の子によると、指がグニャ~と曲がり、すごく痛かったとのこと。病院の先生には4週間固定しなければならないといわれたとのこと。

指だけで出なく、腕も痛くたったとのことで診させていただいた。テーピングを外してみると、腫れや皮下出血などはほとんどなく、靭帯や軟部組織の損傷はほとんどない印象を受けた。

女の子に指を動かすように促すと、ほとんど動かせない状態。アクティベータ療法で神経関節の機能障害を改善させ、ある程度指を動かすことができるようになるが、まだ、痛みと指の運動制限があるので、心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)でさらに検査をしてみると、障害を受けた際に、指がグニャとなって痛めた体感覚の記憶で反応を示した。

また、「指を曲げるとよくない」という病院の先生の指導の声も「緊張パターン」として条件付けされており、暗示的効果による脳への制限が加えられていた。関節に制限を生じさせる暗示効果による「緊張パターン」も「リラックスパターン」に切り替えると、指がほとんど自由に動かせるように改善された。

筆者も整骨院で勤務していた当時、指の捻挫はしっかりと固定して、患者さんには指を曲げないように指導していた。しかし、その指導をまじめに守る患者さんほど治りが悪く、指導を守らずに、勝手に自分で固定を外すような患者さんの方が、むしろ治るのが早かった。

今だからその理由がよくわかるが、医者や医療従事者が怪我や病気を長引かせるということは、潜在的には多いと感じる。

関節周辺の靭帯や軟部組織が損傷を受けているので、その修復ができるまである期間の固定が必要であるという当たり前のような理屈であるが、そこに多くの問題が潜んでおり、怪我そのものよりもむしろ固定や医療従事者による指導的暗示効果による弊害の方が多いように思う。

では何を基準に固定期間を定めるのかということになるが、医学教科書のような固定観念にとらわれず、患者自身の身体の感覚を基準にすることが大事だと思う。

例えば、骨折がある場合などは、明らかに骨折特有の腫れがでて、内出血を起こして、関節を動かすことができなくなる。骨の転移などがあれば、当然、外科的な処置が必要になる。

患者さんは痛ければ関節を動かさないので、まずは関節を自分で自由に動かせるかどうかを確認すること。そして、もしも、動かせるようであれば、動く範囲内で関節を動かすように指導することが大切だと思う。

その方が、むしろ神経的にも構造的にも自然に治る力は高まるはず。それを過剰に関節動きの制限を加えてしてしまうと、治る力にも制限が加わる可能性が高い。

固定することは簡単であるが、その固定によって、さまざまな弊害があることをもっと多くの医療従事者に知ってもらいたいと思う。