こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

Archive for 9 月, 2009

病気の始まりは「慢性的緊張」から

familychiro 9 月 17th, 2009

人間に必要な「緊張」が病気を作る。
ほどよい肉体的、精神的な「緊張」は、健全な生活や健康を維持する上で、大切な刺激です。人間は生きている限り、肉体への重力的な刺激をはじめ、様々な刺激によって、適度に「緊張」しながら生かされております。
その「緊張」が、脳の誤作動によって慢性化した場合、様々な障害を引き起こします。
身体に生じる無意識レベルの「慢性的緊張」は病気の始まりでもあります。
身体に「慢性的緊張」が生じると、筋肉のコリや痛みとして症状に表れます。筋肉の症状だけでなく、胃の痛みや下痢、便秘などの胃腸症状、あるいは、耳鳴りや難聴などの症状を示す場合もあります。様々なアレルギー症状もまた、「慢性的緊張」から生じます。
この「緊張」はどこから生じるのでしょうか?

「慢性的緊張」は万病のもと
それは、自律神経系のコントロール異常によって生じます。そして、その自律神経系は、脳・神経系が誤作動によってプログラム化(条件づけ)された結果であり、そのプログラム化は自分の意識ではコントロールし難いものです。
もしも、この「緊張」が慢性的に継続すると、その症状に慣れてしまい症状を感じなくなることもあり、そのしわ寄せが、知らず知らずのうちに他の臓器や組織に波及して、病院でも診断されるような病気へと進行してしまいます。
多くの病気は、突然に発生するのではなく、数か月や数年の過程を経た結果です。
例えば、日本人の死因の第一位であるがんも突然に発生するわけではありません。がん細胞は人の体の中で毎日、数百から数千個も発生し、増殖と自然消滅を繰り返しているといわれ、もしも、がん細胞が増殖し続けた場合、腫瘍の大きさが1センチ(約10億個のがん細胞)になるまでには10年かかるといわれています。
がんの原因は、現代医学的には明らかにされてはいませんが、潜在的な食習慣、生活習慣、思考習慣による影響は大きく、無意識レベルでの生体への「緊張」が継続した結果であるともいえます。
「慢性的緊張」は万病のもとにつながります。

「肉体的緊張」改善への第一歩
「緊張」を改善するには、まずは、「慢性的緊張」の原因を発見することです。
さて、「慢性的緊張」を見つけるにはどうすればよいのでしょうか?
「緊張」には大きく分けて、「肉体的緊張」と、「精神的緊張」があります。
まず、「肉体的緊張」を見つけるには、自覚症状の有無を確認しましょう。
自覚症状とは、肩コリ、頭痛、頭重、倦怠感、関節痛などです。
首や腰、肩、膝などの手足の関節を様々な方向に動かしてみて下さい。動かして、痛みや違和感などはありませんか?
胃の痛みや不快感、下痢、便秘などの症状、あるいは、血圧が高い場合なども内臓、臓器の「緊張」から生じます。
上記のような症状がある場合は、お早めにニューロパターンセラピー(心身条件反射療法)を受けて、本質的な原因パターンを明確にし、脳の誤作動や錯覚を修正して症状の改善に努めましょう。

「精神的緊張」改善への第一歩
次に、「精神的緊張」ですが、「精神的緊張」とはイライラ感、不安感、不眠、寝付きが悪い、早朝覚醒などです。心と身体は一体となってつながっているため、「肉体的緊張」がある場合は、「精神的緊張」が隠れている場合が多く、同様に「精神的緊張」がある場合は、「肉体的緊張」として表れることがほとんどです。
精神的なストレスがあると、多くの場合、「忘れよう、忘れよう」としてしまいがちですが、意識的には忘れたような感覚になっていても、潜在意識的には脳にしっかりと記憶されているためそのストレスは、潜在的に様々な影響を及ぼす恐れがあります。
身体に悪影響を及ぼさないためには、まずは、何がストレスなのかを明確に認識することです。脳は本来、適応力、順応性、可塑性、という機能を持ち備えています。分かり易くいえば、脳は本来、様々なストレスに慣れる習性をもっているということです。その脳の習性を活かして、身体に影響を及ぼさない様にすることが病気の予防にも大切です。
ニューロパターンセラピー(心身条件反射療法)では、様々なストレスに適応できるための施術を行っておりますので、「精神的緊張」に関連する症状がある場合も、早めにニューロパターンセラピー(心身条件反射療法)を受けて、原因パターンを明確にして、脳の誤作動や錯覚を修正し、病気の予防に努めましょう。

「存在価値」という「緊張パターン」

familychiro 9 月 8th, 2009

ある患者さんで、後頭部あたりの「緊張パターン」の原因を検査してみると、「存在価値」というテーマにたどり着いた。

自分が「私がいなくても世界が回る、自分はいなくてもいいのではないか・・」という感じが「緊張パターン」になっている様子。

このようなテーマで「緊張パターン」なる患者さんは、世間一般的には比較的に大切な社会的ポジションで働いている方が多い。

しかし、ご本人にとっては、いてもなくてもいい存在だと感じている様子。

そこで、「存在価値のある人とは、具体的にどんな人のことですか。」と質問させていただくと。

「亡くなった時に多くの人に惜しまれるような人・・・・?」というような答えが返ってきた。

「例えば、有名人見たいな人ですか?」と、少し皮肉っぽく尋ねてみると・・

患者さんは「いえいえ、そんな有名人のような人でなくてもいいのですけれども・・・」

「存在価値という言葉は、難しい言葉ですが、存在価値という言葉を小学生レベルでも分かるような言葉に置き換えるとどんな表現になるでしょうか?」

「・・・・・」

「よく目立つ人気者の子供という感じかもしれませんね・・・」

そこで、患者さんに笑いがでてきて、何かに気付かれた様子。

「平たくいうと、私は目立ちたいんですよね・・・」(笑い)

そこで、「緊張パターン」が明確になった後でニューロパターンセラピーの施術で緊張がほぐれ、症状が改善した。

施術後、「今日の気づきは目から鱗でした。」と喜んでいただいた。

自分は、いてもいなくもいいのではないかと錯覚されている患者さんの傾向として、その背景には「存在価値」があり、その「存在価値」を平たく言えば、「もっと目立つ存在になりたい」、「注目されたい」という願望が背景にあることが多い。

「存在価値」という難しい言葉よりも、「目立ちたい自分がいる」という認識の方が分かり易く、シンプルに認識され易く、深刻にならなくていいようだ。

日本人の美徳として、控えめや謙虚さを大切にするという教育を受けているがゆえに、「あまり、目立ちたくない・・・」という意識も大切にしたいというケースが多く、潜在意識の「目立ちたい」という葛藤で、様々な「緊張パターン」が生じるケースも少なくはない。

そのようなケースで「リラックスパターン」を作るためには、「控えめな自分」と「目立ちたい自分」の両方を大切にすることが大切になる。