こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

メカニズムにとどまる西洋医学

familychiro 7 月 9th, 2009

先日、日経新聞の2009年7月5日の健康関連のコラムの中で、「乗り物酔い要注意」「うつ病・めまいストレス関与の可能性」というタイトルで、乗り物酔いが起こる3ステップが紹介されていた。

その3つのステップとは、
まず、目で見て脳に入った位置情報と、内耳などで感じた速度や傾きなどの情報に「ズレ」が生じる。
次に、この「ズレ」が脳の中で過去の経験と照らし合わされる。未経験だと不安や不快と判断する大脳辺縁系に伝わり反応する。その下にある視床下部や下垂体からストレスホルモンが分泌されてアドレナリンなどの異常分泌を促す。
その結果、第3段階として自律神経の活動が不安定になる。冷や汗が出て、短時間で血圧が上がったり下がったりするほか、生つば・生あくびも頻発するようになり、最終的には頭痛や嘔吐といった症状が出てくる。

そして、

それを改善されるための「乗り物酔いに勝つために13カ条」として、食事の取り方や睡眠、服装、乗車中には読書などをせずに遠くの景色を眺める、後部座席を避ける、酔い止めの薬を服用する、頭をぐらぐらさせない、窓を開けて風を浴びるなどの予防対策が述べられている。

第一ステップの「目から入る情報」と「体で感じる情報」に「ズレ」が生じるという表現の仕方は、とても興味深く、ニューロパターンセラピーでの表現と類似しているが、この記事で表現されている「ズレ」はあくまでも結果であり原因ではない。

肉体内だけで表現すれば、その「ズレ」は原因になるかもしれないが、ここで述べられているステップは、あくまでも症状を引き起こしているメカニズムに過ぎない。やはり、西洋医学は肉体内だけのメカニズムに留まる傾向にある。

このようなステップを分かりやすく説明されると、「ズレ」そのものが原因であるかのように錯覚しがちであるが、この「ズレ」は結果であり原因ではない。

では何が本質的な原因になのかという質問が浮かび上がってくる。

取材を受けている耳鼻咽喉科の西洋医師も、「ストレスが深くかかわっている可能性が高い」ということは述べているが、その本質的な治療法までは述べられていないし、あくまでも対症療法や予防法に留まっているようだ。

ニューロパターンセラピーでは、乗物を引き起こす原因となる「緊張パターン」の学習記憶を検査して、乗物に乗っても、脳がうまく適応できるような神経回路、すなわち「リラックスパターン」のあらたな「脳の習慣」を作り出す治療を行うので、本質的に乗り物酔いを改善することができる。

乗り物酔いが、このような治療法によって改善できること自体がまだまだ知られていないが、原因となる「緊張パターン」が明確になれば、多くの症例では1回から5回施術で改善できている。

臨床の現場では、乗り物酔い自体で来院するケースは少なく、めまいやメニエル病やその他筋肉骨格系の症状に関連して、付随的に乗り物酔いの改善を依頼される患者様が多い。

しかし、乗り物酔いを改善したいという人が多くなってきているとう記事を読むと、「治療すればすぐに治りますよ」と言いたくなる。

これは、まだまだ、本質的な治療法が世間一般に知られていないというマイナスの顕われでもあので、乗り物酔いも改善できる効果的な治療法があるとうことをもっとアピールする必要があるということを感じさせられる。

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