familychiro 6 月 9th, 2009
先日、頭痛や肩関節の痛み、吐き気などの体調不良を訴える患者さんの「緊張パターン」の検査をしてみると、「お子様の声」に対して「緊張パターン」の反応が出ていました。
なぜ、身体がお子様の声に反応するのか理由を知りたいとのことで、その関係性を検査してみると息子さんに対して「もっと・・・すれば友人関係がよくなるのに」というような期待感がからんでいました。
お子様に期待する「緊張パターン」の反応が出ることは少なくはありません。そのようなケースを色々な角度から掘り下げてみると、「子供の存在価値」というキーワードが浮かび上がってくることがあります。
そして、「子供の存在価値」に対する認識が深まると、「緊張パターン」もなくなり、お子様との関係性も良くなっていく傾向にあるようです。
どこの親御さんでも「子供が・・・できるようになってほしい」、あるいは、「もっと勉強にやる気を出してほしい・・・」などの願望や期待があるのは当然です。
社会に出ても困らない様にしっかり勉強して、適度に運動して身体が丈夫になるようにと期待するのは親心です。そのために色々なアドバイスを与えたり、塾や習い事をさせてチャンスを与えたりすることもあるでしょう。
そして、時には厳しく子供をしかることもあるかもしれません。
親が子供をしかる時、どんなに厳しくしかろうともその根底に厳しい愛情があれば、その愛情は本能的に伝わるはずです。
もしも、その厳しさが親のエゴや親の都合であるのであれば、本能的にその負の感覚は子供に伝わるはずです。そうすると親子関係は負の循環を繰り返すことになるかもしれません。
分かり易く言うと、本当に子供のための厳しさであれば、感情をあらわにした怒りでもその怒りは愛情に転換するはずです。
逆に子供のご機嫌を気遣うような叱り方は子供に対する愛情に自信の無さが表れているのかもしれません。
親が子供に愛情を持つのは当たり前の事ですが、知らず知らずのうちに子供の存在価値を軽視した愛情にすり替わってしまっているかもしれません。
親が心から子供の存在価値を認めてあげているかどうかの判断は難しいと思います。
一つの基準として、勉強も運動もできない子供に、心から「あなたは素晴らしい子供だから、あなたのままでいいんだよ」と心から子供の存在価値を認めてあがることができるかどうか?
このように子供の頃から親が、子供の能力や性格に関わらず、根底に存在してくれること自体を認めてあげることができたら、その子の心はどれほど愛情に満ち溢れて育つことができるでしょうか?
子供に勉強や運動に対してアドバイスをする時は、まず、その子供の存在価値を認めたあげた上で指導をしないと、子供はそのことを本能的に感じて、親子関係が希薄になってしまう可能性もあります。
子供の存在価値を心から認めていても、知らず知らずに子供に錯覚をさせるような態度をとってしまうこともあるかもしれません。
子供は家族の宝物であり、人類の宝ものです。もしかすると身体に障害があるかもしれませんし、知能に障害があるかもしれません。でも、そこに生まれることに意味があり存在価値があるはずです。
「あなたは、あなたのままでいい・・・・あなたは、私達の大切な宝だから・・・」