こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

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「構造異常」ではなく「情報伝達異常」

familychiro 5 月 1st, 2009

5月1日付の日経新聞に、「脳の神経細胞、情報伝える瞬間撮影」とう見出しで、脳の神経細胞同士が情報を伝える瞬間の撮影に、北海道大大学院医学研究科の榎木亮介助教(神経生理学)らの研究グループが成功、30日付の米科学誌ニューロンに発表した。ものを覚える際には情報を渡す側の細胞が活発に働くことも確認。記憶の仕組みの一端が明らかになった。と伝えていた。

心身条件反射療法(ニューロ・パターン・セラピー)では、脳の神経細胞のネットワークのパターンを切り替える治療を行っているが、このような科学的な研究成果は、心身条件反射療法の科学的理論の裏付けをバックアップしてくれるように感じる。今後もこのような脳科学の論文が、ますます増えてくることが期待される。

神経系への「情報伝達」は、治癒力の引き出す治療家にとってはとても大切なキーワードであり、治療家にとってはとても重要なコンセプトが隠されている。

特に神経系の機能異常の改善を主な目的とするカイロプラクティックでは、この神経系への情報伝達に注目しなければならない。しかし、背骨のズレ、位置異常をあたかも症状の原因かのように語る臨床家がいまだに多いように感じる。

「背骨のズレ」はあくまでも結果であり、原因ではないということを早く認識してほしいと願う。

機能的な「背骨のズレ」はなぜ生じるのかを深く考察してほしい。

簡単にいえば、「背骨のズレ」の原因は、背骨を支えている筋肉のアンバランスな緊張の結果であり、その筋肉の異常緊張は、神経系のコントロール異常による。

そして、その神経系のコントロール異常の原因は、脳の神経細胞間の情報伝達異常、すなわち、筋肉に緊張を生じさせる病的な神経回路の構築による。

さらには、その脳や脊髄レベルでの病的な神経回路構築の原因は、外界との情報伝達異常による結果であり、目には見えない外界との「関係性」(情報)によって引き起こされているとう仮説が成り立つ。

情報伝達とはエネルギー交換でもあり、自然治癒力を引き出すことを目的とする治療家は、症状を構造的な異常と捉えるのでなく、エネルギー的な情報伝達異常として捉えることが大切なポイントになるだろう。

患者様にとって、様々な施術法がある中、治療家がどのような考え方で、症状に対する施術を行っているかが大切になってくる。

同じカイロプラクティックの看板を掲げていても、症状の原因に対する考え方が異なれば、施術法も異なり、治り方も異なる。

結果的に治れば良いのだが、的外れな治療では、すぐに改善されるはずの症状も改善されないままになるだろう・・・