バレー少女の足の痛みの本当の原因 その1
familychiro 4 月 10th, 2009
中学2年生のバレーを習っている少女のお母さまから、バレーの練習で右足がだんだんと痛くなり、整形外科でレントゲン診断を受け、特に骨の異常はない様子だが、痛みがあるので安静にしましょうということで、シーネ固定してもらったとのことで来院。
日常生活で動かすには痛みはないがつま先立ちをすると痛みがあるという。痛みのある踵骨の外側部を軽く圧すると痛みが強い様子。
アクティベータメソッドにて全体のバランスを検査して矯正すると、特に右の踵に関連する関節に神経機能異常障害の反応が多く示された。治療後には全体的なバランスは取れたようだが、踵の圧痛には変化がない様子だった。
一か月後にあるバレーの公演にはどうしても出なければならないとのこと。しかし、整形外科の先生の診断では、一週間位シーネ固定をして、一か月間安静となると、バレーの公演には参加できないことになる。恐らく、シーネ固定をしたままにすると、脳が足関節固定の学習をしてしまい、筋肉の柔軟性を損ないかねない。
公演までにはどうしても治したいとのことなので、後は患者様の判断に任せて固定を外してもらうことにした。
2回目の施術ではニューロパターンセラピー(心身条件反射療法)にて、圧痛の原因を深く掘り下げてみた。すると、聴覚情報で脳・神経系の過敏反応を示す。家族や友人などを検査しても反応を示さなかった。誰の声に脳が過敏反応を示しているのかしばらく分からなかったが、最初に診察を受けた病院の先生の声を思い浮かべてもらうと反応を示した。
保井:先生の声のイメージで反応を示すようですが、先生は足を触りながら何か言っていませんでしたか?覚えている言葉を適当にイメージしてみてください」
患者様:・・・・・
保井:今のイメージで反応を示しますが、どんな言葉でしたか?
患者様「一週間は休みなさい(安静にしない)・・・」
保井:「なるほど、恐らく一週間安静にしなければならないというネガティブな「暗示」の言葉とこの部位を圧してもらっている感覚が連動して脳に学習、記憶されているようですね・・・」
「そのネガティブな学習・記憶を修正するために、作り話でいいですから、その先生が足を圧しながらすぐに治りますよ・・・などといったようなことにしてくれますか・・・」
患者様:「ハイ・・・・・」
保井:「そのイメージングで「緊張パターン」の反応が示されなくなりますから、そのイメージングで調整(パターンアジャストメント)しますね・・・
その後、圧痛がかなり軽減した様子。患者様も不思議な様子でそばで見ていたお母さまも驚かれていた。その後、さらにつま先立ちをして症状を確認してもらうと、まだ痛みがあるとのこと。原因を調べてみると、先の先生の他の言葉が、他にも条件づけされている様子。
保井:「その先生の言葉で、他に何か気になった言葉はないですか・・・もしあったら、適当に考えてみてください・・」
患者様:「?・・・・」
保井:「今のイメージングで反応を示しているようですが、どんな言葉でした?」
患者様:「一ヶ月間ぐらいは使わない方がいい・・・・」
保井:「なるほど。それでは、さっきの要領で、その先生をご自分の心地よい言葉に変えてみてください。たとえば、すぐに稽古に復帰できるから大丈夫だとか・・・」
患者様:「ハイ・・・・」
保井:「いいですね。そのイメージングで「緊張パターン」の反応がなくなりますから、それで切り替えますね・・・・」
その治療後、つま先立ちをしてもらっても痛みがなくなる。
ご本人は治る可能性を感じてきたようだった。
明日また続けて来てもらうようにした・・・つづく
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