心理療法とマインドコントロール
familychiro 3 月 8th, 2009
催眠療法もマインドに触れる暗示を使った心理療法なので、セラピストの思いのままにマインドをコントロールされるという印象を持っている人も少なくはないかもしれません。
テレビ番組などで催眠術のショーがあり、催眠術師の指示通りにアヒルのように振る舞ったり、犬のように吠えたりしている姿を見ると、催眠術師が想いのままに人のマインドをコントロールしているかのような印象を受けますが、それは誤解です。あれは催眠術ショーに志願して参加した人の同意の上でのパフォーマンスで、催眠を受けている本人は、明らかに自分の行動を自覚している行為です。
催眠ショーに志願して参加する人は、たいていは、見ている観客が楽しむということを知っており、自分自身も人を楽しませて、面白がるのが好きな人です。
それが証拠に、本人を傷つけたり、犯罪行為を促すような暗示を与えられても、その暗示には従わないということです。よって、催眠状態では常に本人の選択権が優先するのであって、本人が同意しない場合は、その暗示には従わないということです。
催眠ショーはあくまでも人を楽しませるという意図があるので、催眠療法に対して誤解を抱く人が多いのではないでしょうか?私自身も催眠療法を学ぶまでは誤解をしていた一人でした。
催眠療法に限らず、様々な心理療法で「自分のこころをあやつられるのではないか」というような印象持っている人は一般的には多いと思います。
実際に、西洋医学とファミリーカイロの施術を併用している患者様が、西洋医学の医師にファミリーカイロの心身条件反射療法のことを話すと、「マインドコントロールされないように・・・」とアドバイスされたと伝えてくれました。
肉体のみを対象とする医療関係者人の多くも、マインドに触れる療法に対しては、さまざまに認識している人が多いようですが、病院などの権威者が集まるところの方が、むしろ意図せずにネガティブなマインドコントロールがあるのではないでしょうか。
例えば、腰痛患者の例では、病院でレントゲン検査を受け、レントゲン写真を見ながら、椎間板ヘルニアや脊椎変形の説明を権威的な医師から詳しく構造異常の説明を受けます。そして、多くの患者さんはあたかもその構造異常が痛みの原因だというように錯覚をしてしまいます。すると多く患者さんは、そのヘルニアの構造異常が改善されない限り腰痛は改善されないと思いこんでしまうのです。これは、ネガティブな暗示効果によるマインドコントロールといっていいかもしれません。
最近の研究成果によって、脊椎変形や椎間板ヘルニアなどの構造異常は、多くの場合、直接的に腰痛の原因には結びつかないという研究報告が知られるようになってきましたが、実際の臨床現場では、構造異常を痛みと結びつけるネガティブなマインドコントロールをされている患者さんが多いようです。
心身条件反射療法では、もしも、そのネガティブなマインドコントロールが腰痛症状に関係しているのであれば、そのマインドコントロールを解放させる施術を行います。その施術後には症状が即座に改善されますので、そのマインドコントロールが腰痛の原因になっていたということが良く分かります。
西洋医学の医師に限らず、医療従事者は、特にこのようなネガティブな暗示によるマインドコントロールが生じないように気をつけなければなりませんが、それと同時に医学的知識のない患者さんには、もっと人間が本来持っている治癒力、生命力の凄さを信じてほしいと思います。
人間の身体は、本来、治るように創られております。
その制限をしている多くが自分自身の「マインド」です。そのマインドの使い方次第で、健康にも豊かにもなれるということです。
そして、その選択権は常にご自身が持っているということです。