こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

背骨がズレるという誤解

familychiro 2 月 19th, 2009

世間一般では、カイロプラクターや整体師の人達は、「背骨のズレ」を治すプロだと認知されているようです。

一般の人(プロも含む)が認識している背骨のズレとはどのような状態なのでしょうか?

西洋医学的には関節のズレのことを「脱臼や亜脱臼」といい、カイロプラクティック的には「サブラクセイション」といいます。しかし、この両者のズレの意味は異なります。

一般の人の多くは、関節のズレのことを西洋医学がいう「脱臼や亜脱臼」というように理解していると思います。

そして、もしも、腰が痛ければ、背骨のズレが原因だと考え、そのズレた背骨の関節を正しく整復してもらうために、カイロプラクティックや整体を訪れるでしょう。

症状は改善される人は、背骨が徐々に、あるいは、一回の施術で正しい位置に整復されたと思われるかもしれません。

もしも、今回の患者さんのように症状が悪化すれば、背骨の矯正によって、骨がズレを思われるでしょう。

今までに何人かの患者様が、OOの施術院で矯正してもらい、背骨がズレたので正しい位置に戻してほしいと訴えられる患者さんに遭遇した経験が何度かあります。

医学的専門知識、とくに背骨の専門家でない限り、このような誤解をするのは無理もありません。

このような誤解によって多くの患者さんが、背骨にズレで悩むことは望ましいことではありません。

背骨を矯正するプロの治療家も、背骨が機械のロボットのようにズレると勘違いして、患者さんの背骨を矯正しているケースが多いようです。

背骨のズレに対しての正しい知識は、背骨の健康を保つ上でとても大切なことなので、できるだけ分かりやすくご紹介させていただきます。

背骨のズレには大きく分けると三種類に分けることできます。

一つ目の背骨のズレは、西洋医学的に診断される脱臼や亜脱臼が生じた場合の背骨のズレで、もしも、このようなズレが生じると関節周辺を支持している靭帯や軟部組織が破れたり、傷ついたりして、その部位の組織に炎症が生じ、腫れや痛みが伴います。

二つ目の背骨のズレは、背骨や背骨周辺の靭帯や軟骨などの軟部組織が長年のストレスによって変形したことによるズレで、レントゲン写真で見ても明らかに背骨の並びが不揃いになります。

三つ目の背骨のズレは、筋肉の緊張によるズレで、筋肉に引っ張られて背骨にズレを生じさせます。背骨をまっすぐな位置に保つには筋肉のバランスは必要不可欠です。もしも、背骨に関係する筋肉の働きが左右均等でなければ背骨はズレます。

一つ目の脱臼や亜脱臼が明らかな場合は、外科的な整復が必要になります。

二つ目の変形による背骨のズレは、多くの場合は痛みなどの症状の原因にはなり難いのですが、その変形を痛みや症状の原因として判断される傾向が一般的にあります。

三つ目の筋肉による背骨のズレは、腰痛や他の症状に関係しており、筋肉のバランスが正常化されると背骨のズレも正常になり、症状も改善されます。

この三つ目の筋肉による背骨のズレは、筋肉をコントロールしている脳・神経系のバランスを調整することによって改善されます。腰痛や頸部痛の多くがこのタイプの背骨のズレによる障害なのですが、背骨が亜脱臼しているかのように誤解されている方が多いようです。

背骨は、強靭な靭帯で支えられているおり、よほどの強い外力が及ばない限りは脱臼したり、亜脱臼したりすることはあり得ません。

しかし、背骨を矯正する「バキッ」という音が聞こえると、背骨が脱臼したり、逆に整復されたりしているのではないかと誤解されます。

このような背骨のズレに対する誤解は、背骨の健康を保つ上で好ましくありません。

そこで背骨に対する基本的な知識として、

背骨には柔軟性があり、よほどの外力が加わらない限りは脱臼したりはしない。

腰痛や頸部痛の際の背骨のズレは、筋肉の緊張によるズレで、痛みをかばう姿勢を取れば誰でも背骨はズレる。

背骨を「ボキッ」と矯正してもらって、症状が改善された場合は、背骨のズレが整復されて改善したのではく、神経の反射が正常化されることによって、筋肉の緊張が正常化されて症状が改善される。よって、脳・神経系のバランスを保つことが、背骨のバランスを保つことにつながる。

背骨や他の関節は、神経→筋肉→骨→神経→筋肉→骨というような関係性でバランスを保っているのです。

そして、さらに上位のレベルでは、メンタル→脳→神経の関係性を保つことが最も大切になります。

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