こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

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対称性の破れ?

familychiro 10 月 14th, 2008

素粒子の基本的性質を解明してノーベル物理学賞を日本人3氏が受賞された。注目されている理論が「対称性の破れ」だが、一般的には難しい理論のようだ。

従来での考え方であれば、物質と反物質が存在して、これは電子(負電荷)と陽子(陽電荷)が同数なら電気的に釣り合っていると考えられていた。でも物質と反物質も釣り合った関係にあるはずなのに、現在残っているのは物質だけで、なぜ反物質だけが消えてしまったのかという謎があった。それを、南部先生がなぜ反物質(プラスの電子)が消え去っていったかの理屈を説明されたらしい。

要するに、宇宙は物質と反物質の存在していられる確率が等しい(物質=反物質)と考えられていたのが、その両者は釣り合っていないということが分かった。すなわち物質>反物質であるということが立証されたので、対称性、平衡性に破れ(非対称)がある、と言っているという。イリヤ・プリゴジンの散逸構造論と共通点があるような気がする。

深い理論のところまではよく分からないが、宇宙が非対称性であるとう事実は興味深い。この理論とピントがずれているのかもしれないが、小宇宙といわれている人間も非対称性であるとういことが重要だと思う。

我々治療家は、左右の対称性を基準に施術しがちだが、人間も本来は非対称性でバランスが保たれており、有機論的に考えると、非平衡、非線形でダイナミックに秩序が保たれているということになる。

そのような有機生命論的な考えに基づいて施術を行うと、様々な症状の因果関係のつじつまが合ってくるが、人間を機械仕掛けのような対称性、平衡性が正常だとする機械論的な思考で施術を行うと様々な矛盾が生じてくる。

組織も人間と同じように、マイナス因子とプラスの因子の同数的(対称性)にバランス(秩序)が保たれているのではなく、非対称であるがゆえに秩序が保たれているということになるのだろう。

マイナスとプラスの因子は常にゆらいでおり、その「ゆらぎ」がバランスを保っているのであり、その「ゆらぎ」がなくなるとバランスを乱すことになるのだろう。