空の巣症候群
familychiro 8 月 31st, 2008
先日、遠方に住んでいる大学生の息子さんに久しぶりに会って、息子さんが人間的にも成長されていると実感されたとのこと。
今までは息子さんに対しては事あるごとに、アドバイスをしたり、頼りにされてきたという感覚だったが、息子さんが大人として自立され、自分で考え、自分の行動に責任を持つまでに成長したように感じたらしい。
もう、相談を受けたり、お世話をしてあげたりする必要がなくなったと感じたのだろう。それはそのことで嬉しい反面、母親として何か寂しさを感じるという緊張パターンの反応が出ていた。
もう親としての存在価値がなくなってしまったのではという錯覚による緊張パターンである。
このようなケースを一般的には「空の巣症候群」といわれており、子育てに熱心で、子供へ意識が向き過ぎていればいるほど、その反動は大きい傾向にあるようだ。
このような潜在的なマイナスの思考パターンは、すぐにはプラスに転化するのが難しい場合が多い。
そのようなケースのアドバイスとして、
「お子さんが大人として自立した分だけ、大人としてお互いに深いつながりが保てているイメージはどうですか?」
「たとえ遠く離れて生活していても、親子として心の絆が太くなっているイメージはどうでしょうか?」
とうアドバイスをさせていただくと、大抵はプラスの「リラックスパターン」へと転換する。
多くの場合、親は「教える」「指導する」「育てる」という「与える立場」であると考える傾向あるが、親も子供から「教えられ」「鍛えられ」「育てられている」とうい受けとも方をしていると、お互いに「学び」を中心に深いつながりができやすいのではなかろうか?