「結果を求める」こと以上に「過程を楽しむ」ことが大切
familychiro 8 月 7th, 2008
ある経営者の方で、毎回、プロジェクトに対する商談などの場面になると、「結果」を意識し過ぎて「緊張パターン」になり、肩や腰に症状がでる。ビジネスに限らず、スポーツの世界でも、「結果」を意識し過ぎて「緊張パターン」になる人も少なくはない。
ビジネスやスポーツに限らず、健康、人生においても結果を出すことはとても大切である。しかし、その結果を出すことに執着し過ぎると、心身が緊張して、ビジネスの世界では、商談やスタッフなどとのミーティングなどにおいても脳が緊張して、柔軟なアイディアがでにくくなるだろうし、スポーツの世界でも身体が緊張して、動きが悪くなり、本来の実力が発揮できなくなるだろう。
「ビジネス」も「アスリート」の世界も、「勝つ」ことを目的としているのだが、その過程で「結果を出さなければならない。」「期待にこたえなければならない」「責任を果たさなければならない」という~ねば、ねば、ねばならないという「犠牲的」、「受け身的」姿勢で臨むと、まずは、身体が緊張し、脳の柔軟性が失われるだろう。そして、もしも、結果がでなければ、卑屈になりかねない。
先日のスポーツニュースで、40歳過ぎのプロ野球選手が、現役で活躍していることが話題になっていたが、彼らに共通しているのは、「~ねばならない」というよりも、自分の肉体年齢に合った野球をそれぞれに工夫して、練習や試合の過程を「楽しんでいる」ように感じる?そして、そこで大切なポイントは、その「楽しみ」を受け身ではなく、自分で工夫して「楽しみ」を創り出しているところにあるのではないだろうか。
たまたま、そのテーマに絡んだ記事が月刊誌致知9月号にも紹介されていた。大峰千日回峰行を満行した塩沼亮潤氏と脳科学者の茂木健一郎氏の対談記事である。
その対談の中で、塩沼氏は、『受け身になって「人にやらされている」「しなければならない」と思った時点で、人の気持ちはどんどん卑屈になってしまうので、・・・・行も、人生も、卑屈になってはいけません。楽しまなくてはいけません。』と述べられている。
心身条件反射療法で、多くの患者様の「心身のパターン」を診させていただくと、「~しなければならない」「~すべき」などの犠牲的な思考パターンが先行し過ぎると、心身共にマイナス傾向になってしまうという因果関係が良く分かる。
そのような「~しなければならないパターン」では結果的には良くないということも、臨床現場で何度も繰り返し検証していたので、大峰千日回峰行という荒行をバランスよく満行した塩沼氏の「思考パターン」がよく分かる。ちなみに大峰千日回峰行を満行した人は、千三百年の歴史でたった二人らしい。
つまり、健康、ビジネス、スポーツ、人生の成功に欠かせないポイントは、「結果を求める」こと以上に「過程を楽しむ」ことが大切だということになるだろう。