こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

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想像力(感性)が、健康と豊かさを創る。

familychiro 7 月 18th, 2008

致知という月刊誌の8月号に、「宇宙を貫く言葉の法則」というテーマで、神渡良平氏と小林正観氏との対談の中でとても興味深い体験談が語られていた。

 

神渡良平氏は、脳梗塞という病から回復した経験をお持ちの方で、脳出血で倒れた知人の友人を励ますためのメッセージとして、氏が話した内容に深く共感した。

 

神渡良平氏は、寝た切り状態の人へのビデオレターの伝言として、

 

「私は治りたい、治りたいと思って努力したのではありません。治ることはすでに決まっており、その様子を写真でも見るようにありありと思い描いて、リハビリをしたのです。

私たちは三次元の世界に住んでいるから、時間、空間の制限はまぬがれません。だからもうすでに治っている状態を手前に引き寄せるためにリハビリしただけです」致知8月号P25より引用

 

また、小林正観氏は、様々な願望に執着を持って求めるほど、その願い遠ざかり、その言葉がまた言いたくなるようにセットされるという。

 

その一方で「ありがとう」という結果的な言葉を言い続けると、「ありがとう」を言いたくなるような現象が「あいがとう」を言った回数だけその言葉を言いたくなるようにセットされるとうというようなことを語っていた。

 

両氏の語る内容は、健康や願望を実現する上でとても本質的なことを語られているようで、心身条件反射療法で応用しているNLP(神経言語プログラミング)的な手法と一致する。

 

要するに、未来に叶えたい想像(未来形)よりも、すでに叶えている創造(過去形)のほうが、現実の結果を生みやすいということである

 

「このようになりたい(未来)」というイメージと「このようになっている(過去)」というイメージでは脳のプログラムの質が異なる。

 

深い潜在意識では、「このようになっている」というイメージをすると、脳は錯覚して、そのような行動を自然に生じさせ、現実の変化を引き寄せてしまう。

 

飛行機の自動操縦のように、目的地(過去)をセットしてしまうと、自動的に目的地に運んでくれるように、潜在意識レベルで目的地に到着した想像ができると、自動的に潜在意識(脳)がそこへ導いてくれるという理屈である。

 

「目的地を眺めている(未来)」のと、「目的地を体感している(過去)」のとでは脳のプログラムは大きく異なる。

 

例えば、とても辛い人間関係で、プラスのイメージを創ってもらう際、真面目な方は、自分に嘘を付いているようでできないという方も少なくはない。

 

その場合、「脳のプラグラムが固定化しているので、脳の柔軟性を高めるために、想像力を豊かにして、あえてご自分に嘘を付いているかのようなイメージを遊び感覚で作りだしていただけますか」とアドバイスをさせていただく。

 

さらに、「ご自分の信念を曲げるとかの問題ではなく、「緊張パターン」を生じさせている脳のプログラムに、新たな神経回路を創り出すために、ゲーム感覚で想像力を働かせていただけますか」というようなアドバイスも付け加えさせていただく。

 

稀に、そのようなイメージはできないという患者様もいるが、ほとんどの患者様は、ご自分の姿をプラスのイメージに変えていただくことがきるので、心身条件反射療法でマイナスのイメージからプラスのイメージに変えると、ほとんどの症例で、症状は改善される。

 

症状が改善されたこと自体、脳の神経回路の配線が変わり、新たな脳のプログラムに変わったという証拠でもあるので、そのプラスの想像力を創ることがいかに健康面や人生を豊かにする上で大切なのかが良く分かる。

 

自分に嘘をつくようなイメージはできないという「考え方」もよく分かるが、人間は「考え方」という理性の部分ではなく、「感じ方」の感性の部分で支配されているように感じる。

 

小林正観氏が、対談の中で語られている「ありがとう」を仮に一万回言ったとすると、来年また「ありがとう」を一万回言いたくなるような現象が勝手にやってくるという法則も良く分かる。

 

つまり、頭で考えるのではなく、感覚的に「ありがとう」を理屈抜きに身体に感じさせることで、無意識レベルで脳は錯覚して、プラスの行動を生じさせ、プラスの現象を引き寄せるということになる。

 

この法則は、単純なようでとても深い意図が隠されているように感じる。

 

人間の頭で考えて、理屈でああだこうだといっても、所詮は人間が考えた浅い部分の理屈なので、良い結果や成果が得られない。

 

素晴らしい成果や結果を生み出す力は、やはり、潜在意識から湧き出た感性から生じているようだ。

 

天才といわれているアルバート・アインシュタインも理詰めで物事を考えることによって、新しい発見をしたことは、私には一度もない。 と言っている。

 

また、行徳哲男氏は、「考え方が人間を決めるのではない。感じ方こそが人間を決定する。」と、とても本質をつかんだ言葉を語っている。

 

理性や知性を高める「思考力」は、考え方の「引き出し」を増やせば増やすほど、どんどん増えていくだろうが、その増えたことがかえって理屈の塊になって、大切なモノを見失い、現実を変える力にまでには及ばないこともあるだろう。

 

心身条件反射療法を使用している臨床現場や、本質をつかんだ賢者の知恵を総合すると、やはり感性が軸足で、理性がその感性をしっかりと支えてくれるという立場が大切だと感じる。

 

理性に軸足が傾くとどうしても、自分自身を見失い、自分の隠れた潜在能力が発揮できなくなるような結果につながるように感じる。

 

人間が幸せになる本質は、感性であって、理性ではない。されど、理性は感性を支えて、感性を高めてくれるうえではとても大切な道具になる

 

 想像力(感性)が、健康と豊かさを創る。