交通事故による後遺症
familychiro 7 月 17th, 2008
約2年前に、かなりの重傷を負うような交通事故に遭遇。
上体を後ろに反らすと背部に痛みが生じるとのことで、治療前に後ろに沿ってもらうと、痛みであまり後ろに反らせることができない様子。
バレエの稽古をされているが、交通事故以来、後ろに足を上げる動作があまりできなくなったとのこと。
背部の緊張度を検査してみると、力を抜いているが、筋肉が緊張しているのを感じる。
心身条件反射療法にて病的条件づけ→神経系機能異常→筋肉系異常緊張→症状の原因を検査した。
事故直後の「視覚的イメージ」、「聴覚的イメージ」で反応。
救急車で病院に転送された時の処置での「身体感覚のイメージ」で反応。
救急医療室では色々と質問されて、顔面骨折や外傷の怪我のことよりも、背骨の痛みが強くて声が出なかったとのことで、それを分かってもらえなく辛い思いをしたらしい。
手術がすぐにできなくて、歯にマウスピースを入れたままにして、とても辛い思いをしたこと。
術後のボルトを抜きた時の痛み。
手術のための気道確保を外科的に行い、その先に残存した脱脂綿を取る時の痛み。
などの再現イメージで病的な条件反射反応が示されていた。
心身条件反射療法にて、これらの交通事故に関連した病的な条件づけを生理的な条件づけに切り替える施術を行った。
施術後、上体を後ろに反ってもらうと、施術前よりもスムーズに後ろにそれる様子。
「わっ」という声とともに喜ばれていた。
初回の治療後3日目に、二回目の施術に来られた。
施術後はとても良かったが、家に帰ると元に戻ったとのこと。
初回ほど背筋の緊張はないが、うつ伏せから背筋の動きをしてもらうとあまり伸展ができない状態。
前回の「緊張パターン」を調べてみるとほとんど反応を示さない。
前回の施術後、家に帰って症状が戻った状態から原因を調べてみると、病院でのリハビリ施術の反応がでた。
リハビリで何回も同じ動作をすると、少しは可動域が増すが、家に帰ると元に戻るという状態を繰り返していたというマイナスの学習効果。
さらには効果がなかった病院での牽引療法やブロック注射などのイメージが「緊張パターン」を示していた。
また、視覚的には病院で見せられた圧迫骨折のMRI画像や聴覚的には担当医によるネガティブな予測。
患者さんがこの痛みは治りますかと尋ねると、「痛みは残るでしょう」とか、「治らないでしょう」などと言われたらしい。
ちっと信じがたい話だが、以前治療させていただいた、交通事故による脊椎圧迫骨折の患者さんも、同じように「痛みが出てきますよ」というようなことをはっきりと言われたらしい。
「痛みが善くなるかどうかは分かりません」と答えてくれるのならまだしも、病院では「痛みや違和感が残る」が当たり前かのようなに聞こえる。
西洋医学的には、このような痛みの治療には限界があるので、このように答えるのはいたしかたないことなのか?
患者さんのために痛みを予測しておいてあげた方が良いという理屈があるのかどうかは分からないが、医学的な知識のない患者さんは、明らかいにその言葉を信じて、「緊張パターン」を引き起こしている。これは医原的な痛みといっても過言ではないのではなかろうか。
そのような意味で、医療従事者は、信頼関係が深いほど、信頼してくれている患者様への言葉には注意を払わなければならないし、決めつけたような刷り込み的な言動は極力避けるべきだろう。
このような刷り込みによる「緊張パターン」を心身条件反射療法にて「リラックスパターン」に切り替えた後、患者さんに再度、背骨を伸展してもらった。
患者さんは「全然痛くないです」と喜んでいただいた。
もしも、心身条件反射療法に出会わなければ、真面目な患者様は、権威のある医師の言葉を信じ込んで、長い間、痛みを抱えたままになるのが当たり前だと思い続けていたかもしれない。
- 神経・筋骨格領域
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