こころとからだの関係性(心身相関)

福岡のドクターオブカイロプラクティック(D.C.)のブログ。

Archive for 7 月, 2008

「何もすることがないこと」の恐怖

familychiro 7 月 31st, 2008

先日、カンブリヤ宮殿という番組を途中から見た。料亭などで料理を際立させるために添えている「葉っぱ」を売って、年商2億6000万円を稼ぎ出すという「いろどり」代表取締役、横石知二氏が紹介されていた。

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/bn/080728.html

横石氏は、高齢者がワクワク働ける仕組みを構築して、そのシステムのお陰で高齢者は生き甲斐を見出し、その地域の医療費もかなり削減されているという。

なのと80歳を超えるおばあちゃんたちが、パソコンを使って全国の「葉っぱ」市場の情報を収集して、自らマーケティングを行って、葉っぱを売りさばいているという。

おばあちゃんたちは、自分が働いた分だけ稼げるので毎日が楽しくて仕方がない。その「葉っぱ」のビジネスができて以来、その地域には似合わない立派な家が建てられている。

その番組の司会をしている村上龍氏が、「何もすることがないこと」は恐ろしいことと、本質的なことを洞察した意見を述べていた。

この「葉っぱ」の町では、高齢者が稼げるビジネスがあるので、高齢者はいつもニコニコして身体も心も豊かになっている。病気になるのが当たり前かのように言われている高齢者が元気一杯。

逆の見方をすれば、豊かな日本で、何もすることがなくて、病気になっている人がいかに多いということの証明でもあるが、村上氏は何もすることがなくて、罪を犯す若者が増えてきていることにも触れて、「何もすることがないこと」が、いかに怖いことなのかを鋭く指摘されていた。

心身条件反射療法のような本質的な原因を調べる検査をしていると、「何もすることがない」ということが、いかに病気や体調不良の原因になっているかが良く分かる。

現在、注目されている「認知症」の原因も、「何もすることがない」というところから始まっているようで、家族的にも社会的にも何もすることがなくなってきてから、認知症が発症し始めているように感じる。

「何もすることがない」ということは身体だけではなくメンタル面の健康にも非常に良くない。

現在、高齢者の医療費のことで、問題になってるようだが、「高齢者=病人」のような錯覚を生じさせる制度を作るよりも、高齢者が死ぬまで楽しんで働ける仕組みを作ってほしいと願う。その方が、明らかに病気も減り、医療費が削減できるだろう。その証明は、今回のこの番組の例を見ても明らかではないだろうか。

病気や犯罪の原因は、「何もすることがないこと」などと単純に答えると、ピントがズレているかのように思われるかもしれないが、豊かな国では、そのことが原因になっているのである。

家族的にも社会的にも、若者や高齢者が「楽しく働ける仕組み」は、「最高の医療改革」、「幸せの源泉」になるかもしれない。

耳鳴りの原因は、理性と感性の葛藤

familychiro 7 月 29th, 2008

4か月ほど前より、耳鳴りを発症。

6回ほどの治療である程度改善されて、だんだんと原因の本質が絞れてきて、理性と感性の自分が互いに葛藤している状態であることが明確になる。

その後、理性の自分と感性の自分を統合させる治療を行った。

次の来院日で、統合の治療を行った後にかなり耳鳴りが改善されたとの報告をいただいた。

また、「~ねばならない」という思いが強くて、感性的に身体が喜んでいないということも、治療を受けることによって気付かれたというような感想も聞かせていただいた。

患者様は経営者の方で、他の経営者を支援する立場の方でもある。恐らく理屈的には素晴らしい経営理念や人生の目的目標を掲げておられるのだろう。

しかし、今回の施術で、単に文章的に立派な理念を掲げていても、感性的に身体が喜んでいないと、不健康だし、恐らくその理念は「絵に書いた餅」で終わりかねないということも感じていただいたのではなかろうか?

耳鳴りの原因も色々と幅が広いが、理性(建前)と感性(本音)の葛藤による脳神経系への影響は多いようである。

その際、そのような二人の自分を互いに認め合い、統合させる心身条件反射療法を効果的である。

このような治療で大切なのは、やはり「想像力」である。

いかに脳を柔らかくして、想像できるかが、治療効果につながる。

「想像力」は最高の薬である。

「本質的な治療」を体験することが重要

familychiro 7 月 28th, 2008

4か月ほど前より、腰痛と足の痛みが強く、病院や様々な治療院でリハビリやストレッチなどを指導されるが、改善されずに来院。

本質な原因を調べてみると、4か月や3か月前に職を3回ほど転々としており、前の職場から新しい職場へ身体が適応できない状態。

一回目の治療では、アクティベータ療法でフィジカル面のバランスを整え、さらに、過去に条件づけされた「緊張パターン」を心身条件反射療法で整えて、痛みがかなり改善された。

二回目の治療で、痛みがやや戻っている様子なので、原因を検査。前回の「緊張パターン」は改善されているが、過去の人間関係に関連する「緊張パターン」などの反応が出ていた。

それらの「緊張パターン」を施術すると、症状がかなり改善された。

その後、温泉の泥パックなどで10分程度リラクセーションを行った。うつ伏せから仰向けになってもらうとき、先ほどの動きでは痛みが生じていたかったのに、10分程度うつ伏せになった後は、痛みが再現される。

このようなパターンの多くは、他の病院や治療院にて、うつ伏せでの治療を受けているケースが多い。その際、本質的な施術を受けていないので、痛みが改善されないまま、「うつ伏せ=痛み」、あるいは、「次の動き=痛み」という、痛みが改善されないことが身体に学習され、その病的な条件づけが脳にプログラム化されているケースが多い。

このようなケースは、「本質的な治療」を施されないまま、しばらく対処療法で通院されていた患者様に多くでる「病的な条件づけ」だが、このような「本質的な治療」を受けていないことによる病的条件づけによる脳の不健全なプログラム化も、心身条件反射療法では、脳の不健全なプログラム化を健全なプログラム化に改善することが可能である。

やはり、「本質的な治療」を最初から受けないと、患者様にとっては、痛みが改善されないどころか、改善されないことによる二次的な病的条件づけも脳に学習されるので、迷惑な話である。

私自身も心身条件反射療法を開発するまでは、フィジカル面だけの施術に終始していたので、メンタル面とフィジカル面の関係性(病的条件づけ)に絡んだ症状を改善させることが困難で、恐らく二次的な病的条件づけを脳に学習させて、患者様にご迷惑をおかけした一人である。

メンタル面とフィジカル面の関係性を診て、本質的な治療を行う治療院や病院はまだまだ少ない。

長い人生のを生きていくうえで、「本物」を体験することはとても重要であるが、健康を維持していくためにも、「本質」をつかんだ治療体験をすることも重要だということも多くに人に伝えたい。

ピッチャーの苦悩

familychiro 7 月 27th, 2008

先日、某プロ野球選手のドキュメンタリー番組をたまたま観る機会があった。

 

今年から抑えのピッチャーから先発ピッチャーに戻り、だんだんと調子が悪くなり、二軍で二か月ほどトレーニングに励んで、一軍に返り咲くという苦悩を紹介していた。

 

調子が悪い自分の投球フォームを高速ビデオで観察して、調子が良かった時の投球フォームとは明らかに違うと自分で分析していた。

 

身体が怖がっているのは頭では分かっているが、それをコントロールできない状態で、自分のベストの投球がどのようにしたら戻るのかが分からないらしい。

 

以前、ハムストリングという筋肉を痛めた経験があり、その経験が、また、怪我をするのではないかという潜在的な恐怖につながっているらしい。

 

色々な病院や治療院で治そうとしたが治らないという。

 

このような症状は肉体面だけの施術では治らない、治るはずがないといっても言い過ぎではないだろう。

 

恐らく、原因の一つは、本人も気づいているように過去の障害によるトラウマ関連かもしれない。そのトラウマによる恐怖によって無意識のうちに、身体に制限を加えている状態だろう。

 

無意識レベルで生じている心のブレーキを、意識レベルではずそうとしても困難である。

 

他人からすれば、気持ちを入れ替えればいいではないか?と簡単に思うかもしれないが、本人は、その原因も頭では理解して、気持ちを入れ替えているつもりではあるが身体が答えてくれないのである。

 

気持を変えることは簡単だが、それに絡んだ病的に条件づけされた神経反射や脳のプラグラムまでを自分で変えることは困難である。

 

このようなメンタル面とフィジカル面の関係性が絡んだ症状は心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)がとても効果的である。

 

このようなスポーツ選手をドキュメンタリー番組を見ると、まだまだ、本質的な治療法を知らない人が多いな~と思う。

 

心身条件反射療法が地域社会に広く広がって、誰でもが身近で受診できるようになれば、もっと多くの人が喜んでくれるだろうと思う。

 

「安心」と「挑戦」は表裏一体

familychiro 7 月 26th, 2008

一昨年、経営が困難で苦労されていた経営者の方が、今年から経営が安定してきて、どう考えても業績は悪くはならないし安定しているのだが、それでもストレスが無くならないとぼやかれていた。

 

人間にとって、「ストレス」は生きていくうえで大切な刺激である。人間は、「ストレス」のない世界に置かれると生きていけなくなる。

 

身近な例で、私たち人間は、常に重力というストレスにさらされて生きている。

 

宇宙飛行士は、大気圏外に出て無重力状態になったとき、筋力を維持するために運動を行って、あえて身体にストレスを加える。

 

もしも、無重力状態で運動を行わずに地球に帰還した場合、重力による肉体に加わる負荷は大きくなり、重力という刺激(ストレス)に適応するまでに時間がかかる。

 

経営や勉強も同じで、脳を常に刺激しておかないと、安心、安定し過ぎると、環境や変化に対する適応能力が衰えて、メンタル面やフィジカル面が病気になり易くなる。

 

経営が安定しないということは、不安にもなりストレスになり易いが、どんなに経営が安定しても、ストレスは無くならない、むしろ、ストレスを無くすこと自体が不健康といってもいいだろう。

 

よって、適度な良性のストレスを自分に課することは、メンタル面とフィジカル面の維持にはとても重要であり、健康を保つ秘訣になる。

 

ストレスにも「悪性のストレス」と「良性のストレス」があるが、常にチャレンジできる新しい変化に対するストレスは加え続けた方が健康的だ。

 

「安心」と「挑戦」は表裏一体で、常に天秤のバランスを保つことが大切だろう。

トラウマのアニメ療法

familychiro 7 月 25th, 2008

腰、首、肩、頭などの症状で来院、メンタル面のクリニックにも通院されており、過去のトラウマが原因になっていることは自覚されている様子。

 

身体のバランスも少しずつ改善されてきた4回目の治療にて、ご自身の方からトラウマの改善を相談された。

 

患者:「過去のトラウマのことを考えると、左手首を切りたくなるのです・・・・」

 

保井:「では、その3年ぐらい前の出来事が身体に影響を及ぼしているかどうか検査してみますので、その場面をイメージしてもらえますか?」

 

患者:「はい・・・・・」

 

保井:「身体は、緊張反応を示していますね」「では、その過去の出来事の映像をプラスのイメージに修正したり、プラスに受け止めている自分に置き換えたりできますか?」

 

患者:「・・・・・・・」

 

保井:「おそらく、つらい出来事だと思うので、そのマイナスの出来事をアニメやコメディー、あるいは動物などに例えて、その映像からプラスのイメージを敢えて創ってもらえますか?」

「この施術の目的は、脳に柔軟性を付けて、新しい神経経路を創ることが目的ですので、ゲーム感覚でマイナスの映像をプラスに変えてもらえますか?」

「現実の出来事をあえて歪曲させるので、自分に嘘を付いているかのような感覚になるかもしれませんが、施術のために、敢えてそのストーリーをご自分の都合のよいよう創り替えてもらえますか?」

 

患者:「はい、分かりました・・・・」

 

保井:「いいですね。そのイメージですと、マイナスのパターンからプラスのパターンに身体は切り替わっていますよ」

「今のは視覚的なイメージでしたが、言葉や話などの聴覚的なマイナスのイメージもなかったですか?」

 

患者:「ありました。」

 

保井:「では、その言葉や話も含めてマイナスのイメージとプラスのイメージをしてもらえますか」

 

患者:「はい、分かりました。」視覚と聴感覚を含めたイメージを行う。

 

保井:「では、そのマイナスとプラスのイメージで施術してみましょう。

 

心身条件反射療法を施し、さらなる検査を行う。

 

保井:「トラウマの出来事をイメージしてもらうと、身体は、まだ、他の場面で「緊張パターン」を示すようですが、他にマイナスの場面はありますか?」

 

患者:「はい、あります。」

 

保井:「では、そのマイナス場面をイメージしてみてください」

 

患者:マイナスのイメージングをする。

 

保井:「そのイメージで身体が緊張反応を示しますので、再度、それをプラスに変えてみてください」

 

患者:プラスのイメージングをする。

 

保井:「はい、いいですね。」「それでは、そのマイナスのイメージとプラスのイメージで施術してみましょう」

 

心身条件反射療法を施し、更なる検査を行う。

 

保井:「身体はまだ、そのトラウマの出来事で『緊張パターン』を示していますので、まだ、他のマイナスの場面があると思いますが、他にありませんか?」

 

患者:「はい、あります。」

 

保井:「では、そのマイナス場面をイメージしてみてください」

 

患者:マイナスのイメージングをする。

 

保井:「そのマイナスのイメージで身体が緊張反応を示しますので、それをプラスに変えてみてください」

 

患者:プラスのイメージングをする。

 

保井:「はい、いいですね。」「それでは、そのマイナスのイメージとプラスのイメージで施術してみましょう」

 

心身条件反射療法を施し、検査をする。

 

保井:「トラウマの出来事のイメージでは、もう緊張反応を身体は示していないようですが、他に思い当たる辛い場面はありますか?」

 

患者:「いいえ、ありません」

 

保井:「トラウマの出来事の検査では、3つの場面が「緊張パターン」を示していましたが、その3つの場面はつながっていますか?

 

患者:「はい、つながっています」

 

保井:「では、その三つの場面をつなげて、映像を進めて、その映像が終わったら、その映像を逆戻しにして最初の映像に戻してもらいますか?」「深呼吸をしながら、ゆっくりとご自分のペースでイメージングして下さい。」

 

患者がイメージングを行っている間、心身条件反射療法を施す。

 

保井:「はい、いいですね。過去のトラウマの実際のイメージをしても身体は緊張パターンを示しませんね」「身体の緊張反応による症状は取れたようですが、気持ちにも変化はどうですか」

 

患者:「いいですね。」

 

保井:「ちなみに、その過去の辛い映像は何に例えてイメージされましたか?」

 

患者:「動物です」

 

保井:「なるほど」「施術後は脳に柔軟性が付いて、新たな神経回路網ができているはずですから、ご自分でも今日のイメージを復習して、その神経回路を強化してみてください」

 

患者:「分かりました」

 

この施術は10分ぐらいで終わる施術だが、文章で書くと結構長く感じる。

 

この施術のポイントは、過去のトラウマによる脳の「緊張パターン」、すなわち様々な症状を引き起こす神経回路パターンとは別の神経回路パターンを作ることが目的になる。

 

過去の辛い出来事をイメージしても脳が過敏状態にならないように、新たな「リラックスパターン」の神経回路を作ることができるように、できるだけ、ゲームや遊び感覚で行うのが大切ポイントになる。

 

過去のトラウマを切り替える際に、「心を入れ替える」ことや「自分の性格を変える」などの精神論的なことで諭しても逆効果になる。なぜならば、トラウマとして脳にプログラムかされるような人は、頭がいい人が多いので、そのようなことは理屈ではすでに分かっている人がほとんどである。

 

変えるのは頭ではなく、感覚を変えることが重要になる。

 

辛い出来事をまともにイメージすると、脳をその時を再現して、時にはパニック発作を引き起こしたりすることもあるので、十分に注意を払うことが必要になる。

 

しかし、心身条件反射療法をうまく使えば、辛いトラウマもゲーム感覚でプラスに転換することが可能になる。

「楽しむ」は、健康と成功の最高のエネルギー

familychiro 7 月 24th, 2008

心身条件反射療法で本質的なプラスのイメージ(リラックスパターン)を創り出す際、「楽しんでいる」というイメージはとても重要な要素になっているようだ。

 

「~のために頑張らなければならない。」というイメージは、プラスのパターンになるかのように思えるが、潜在意識レベルでは犠牲的になるので、身体は緊張パターンになり、リラックスパターンにはならない。

 

そのようなメンタル面の影響を分かり易く反映しているのが、スポーツの世界である。

 

試合前や競技の前、あるいは、そのための練習などでも、楽しみながらスポーツを行うとの、頑張らなければという感じでスポーツを行うのでは、随分と脳の緊張度が異なる。

 

例えば、一度、試合で優勝すると、周りの期待などが絡んで、楽しんで試合に臨んでいたことから義務や責任で試合に臨むパターンに転換することは少なくはない。

 

「周りに期待のために頑張らねばならない」「前年度は優勝したのだから、今年も負けられない」というように挑戦者か守りに入るパターンになると、脳が硬くなり、筋肉が緊張して本来の実力が発揮できなくなるというケースは少なくはない。

 

そのパターンになると、「楽しむ」という原点が低下してしまう。

 

一般的に、スポーツ世界に限らず、「頑張ってね」「頑張ります」という言葉は、日常よく聞く言葉である。

 

その「頑張る」の言葉が、楽しみながら頑張るのであれば、「緊張パターン」は生じないが、潜在的に義務や犠牲、責任などで頑張る場合は「緊張パターン」を生じやすい。

 

人間は「楽しみ」が無くなると、無意識レベルで身体に緊張を生じさせ、本来のベストのパフォーマンができなくなり、「緊張パターン」レベルで運動を継続すると、怪我もしやすくなる。

 

心身条件反射療法のような本質的な原因を追究する施術を行っていると、人間にとって「楽しむ」ということは、スポーツの世界に限らず、ビジネスの世界でも最大のエネルギー源になっているように感じる。

 

「人生楽しいことばかりではない、時には犠牲になることも必要だ。」と考える人も少なくはないだろう。

 

ごもっともな考え方だと思う。

 

しかし、偉大な成功者は、色々な苦難を楽しんでいるかのようにマイナスを楽しんでいるのではないかと思う。

 

先日、たまたま見たテレビ放送で、海洋冒険家の堀江謙一さんが、波の力で進む「ウエーブパワーボート(波浪推進船)」でハワイ紀伊水道間約6000キロの単独航海(朝日新聞社後援)に挑戦して、成功された後の体験談話を聞いた。

 

そのインタビューで、珍しい鳥や夕焼けを見ることなど色々楽しいことはあるが、一番楽しいのは、嵐などのハプニングを乗り越えたときが一番楽しいと語られていたのがとても印象的だった。

 

また、堀江氏が語られていた「自然のエネルギーは止めようと思っても止められない」という本質的な言葉にも深く共鳴した。

 

世界的な成功者の中にガンジー、マザーテレサ、南アフリカ共和国のネルソンマンデラ等の偉大な指導者がいる。

 

彼らは、様々な困難を乗り越えてきているが、彼らはその困難をどのように受け止めたのだろうか?恐らく「犠牲」的なマインドはなかったのではなかろうか?

 

むしろ、その困難を乗り越えることに「楽しみ」を感じていたのではなかろうか?また、困難に活かされている自分に感謝していたかもしれない。

 

「あなたを支配するのは出来事ではない。 出来事に対するあなたの見方が支配するのだ。」

―マルクス・アウレリウス(ローマ皇帝)―

 

とうい言葉があるが、様々な困難を乗り越える際に、単に犠牲や責任とうだけで行動するのと、その裏に喜びがあるというように、楽しんで乗り越えるのとでは、スポーツや仕事の能力や潜在的な力には大きな差が生じるだろう。

 

また、「日本資本主義の父」といわれる明治・大正期の大実業家、渋沢栄一氏の5代目の子孫にあたる渋澤健氏が、渋沢栄一氏の『論語』の研究から、行動を起こすとき、「知る」ことが大前提で、知るだけでなく「好き」であることが大事で、好きなだけの状態では、壁にぶつかったときに挫折をしてしまうかもしれないので、「楽しむ」ことが最も大事であると栄一氏が言っていると語られていた。

 

そして、健氏は、大成功した人と会うたびに、共通して「あぁこの人、めちゃくちゃ人生を楽しんでいるな」というオーラを感じるということも語られていた。月刊誌致知8月号P42~43

 

健康や病気の関係も同じで、人生を楽しんでいる人は健康的だが、人生を犠牲的に生きている人は病的になる。

 

頑張ることを決して否定しているわけではない、頑張るのも大切だが、自分のためにも楽しんで頑張ることがスポーツや仕事のパフォーマンスを向上するうえでとても重要な要素になり、引いては周りの人や社会を豊かにすることにつながるのだと思う。

男性不信による「緊張パターン」

familychiro 7 月 23rd, 2008

腰や膝の首などの筋骨格系の症状に加えて、アトピー性皮膚炎の症状を治療して、大分改善されてきたが、まだ、首の周りに赤みが残っている。

 

原因を調べてみると、異性関係で過敏反応がでる。

 

以前の検査では、女性友達との関係のストレス反応もでていたが、現在では女性関係ではなく、男性全般で反応がでる。

 

現在、男性と交際しているわけではないが、男性と交際したいとうい願望もある。しかし、男性と交際するといいことがないだろうという矛盾も生じている様子。

 

男性と交際しているイメージを想像してもらうと、身体は緊張パターンを示す。

 

誰とは限らずに、「男性」というイメージを漠然としてもらっただけでも身体は緊張パターンを示す。

 

原因を調べてみると、幼いころに父親から暴力を振るわれたりして、父親に対してプラスのイメージがないようで、父親=男性=警戒というパターンが脳でプログラムされている様子。

 

父親不信による連鎖で、小学校や中学校でも男性から嫌がらせを受けた苦い経験があるとのこと。

 

そのような悪循環による緊張パターンをリラックスパターンに改善すると、アトピー性皮膚炎の原因の一つである「男性」での反応はなくなり、将来男性と交際をしているイメージをしてもらっても緊張パターンは示されなくなった。

 

このような男性に対する不信感は、過去のマイナスの経験から生じている。そして、そのようなマイナスの経験が強化され、全ての男性=不信というマイナスの学習効果が脳でプログラム化されているパターンである。

 

このようなパターンになると人生そのもの影響を及ぼしかねない。

 

この症例の患者様は、23歳の未来の可能性を秘めた女性なので、このマイナスの人生パターンをプラスに転換して、明るい未来を創り出してほしいと願う。

 

心身条件反射療法は、そのような脳の錯覚を修正して、人生を豊かにするお手伝いもできる。

想像力(感性)が、健康と豊かさを創る。

familychiro 7 月 18th, 2008

致知という月刊誌の8月号に、「宇宙を貫く言葉の法則」というテーマで、神渡良平氏と小林正観氏との対談の中でとても興味深い体験談が語られていた。

 

神渡良平氏は、脳梗塞という病から回復した経験をお持ちの方で、脳出血で倒れた知人の友人を励ますためのメッセージとして、氏が話した内容に深く共感した。

 

神渡良平氏は、寝た切り状態の人へのビデオレターの伝言として、

 

「私は治りたい、治りたいと思って努力したのではありません。治ることはすでに決まっており、その様子を写真でも見るようにありありと思い描いて、リハビリをしたのです。

私たちは三次元の世界に住んでいるから、時間、空間の制限はまぬがれません。だからもうすでに治っている状態を手前に引き寄せるためにリハビリしただけです」致知8月号P25より引用

 

また、小林正観氏は、様々な願望に執着を持って求めるほど、その願い遠ざかり、その言葉がまた言いたくなるようにセットされるという。

 

その一方で「ありがとう」という結果的な言葉を言い続けると、「ありがとう」を言いたくなるような現象が「あいがとう」を言った回数だけその言葉を言いたくなるようにセットされるとうというようなことを語っていた。

 

両氏の語る内容は、健康や願望を実現する上でとても本質的なことを語られているようで、心身条件反射療法で応用しているNLP(神経言語プログラミング)的な手法と一致する。

 

要するに、未来に叶えたい想像(未来形)よりも、すでに叶えている創造(過去形)のほうが、現実の結果を生みやすいということである

 

「このようになりたい(未来)」というイメージと「このようになっている(過去)」というイメージでは脳のプログラムの質が異なる。

 

深い潜在意識では、「このようになっている」というイメージをすると、脳は錯覚して、そのような行動を自然に生じさせ、現実の変化を引き寄せてしまう。

 

飛行機の自動操縦のように、目的地(過去)をセットしてしまうと、自動的に目的地に運んでくれるように、潜在意識レベルで目的地に到着した想像ができると、自動的に潜在意識(脳)がそこへ導いてくれるという理屈である。

 

「目的地を眺めている(未来)」のと、「目的地を体感している(過去)」のとでは脳のプログラムは大きく異なる。

 

例えば、とても辛い人間関係で、プラスのイメージを創ってもらう際、真面目な方は、自分に嘘を付いているようでできないという方も少なくはない。

 

その場合、「脳のプラグラムが固定化しているので、脳の柔軟性を高めるために、想像力を豊かにして、あえてご自分に嘘を付いているかのようなイメージを遊び感覚で作りだしていただけますか」とアドバイスをさせていただく。

 

さらに、「ご自分の信念を曲げるとかの問題ではなく、「緊張パターン」を生じさせている脳のプログラムに、新たな神経回路を創り出すために、ゲーム感覚で想像力を働かせていただけますか」というようなアドバイスも付け加えさせていただく。

 

稀に、そのようなイメージはできないという患者様もいるが、ほとんどの患者様は、ご自分の姿をプラスのイメージに変えていただくことがきるので、心身条件反射療法でマイナスのイメージからプラスのイメージに変えると、ほとんどの症例で、症状は改善される。

 

症状が改善されたこと自体、脳の神経回路の配線が変わり、新たな脳のプログラムに変わったという証拠でもあるので、そのプラスの想像力を創ることがいかに健康面や人生を豊かにする上で大切なのかが良く分かる。

 

自分に嘘をつくようなイメージはできないという「考え方」もよく分かるが、人間は「考え方」という理性の部分ではなく、「感じ方」の感性の部分で支配されているように感じる。

 

小林正観氏が、対談の中で語られている「ありがとう」を仮に一万回言ったとすると、来年また「ありがとう」を一万回言いたくなるような現象が勝手にやってくるという法則も良く分かる。

 

つまり、頭で考えるのではなく、感覚的に「ありがとう」を理屈抜きに身体に感じさせることで、無意識レベルで脳は錯覚して、プラスの行動を生じさせ、プラスの現象を引き寄せるということになる。

 

この法則は、単純なようでとても深い意図が隠されているように感じる。

 

人間の頭で考えて、理屈でああだこうだといっても、所詮は人間が考えた浅い部分の理屈なので、良い結果や成果が得られない。

 

素晴らしい成果や結果を生み出す力は、やはり、潜在意識から湧き出た感性から生じているようだ。

 

天才といわれているアルバート・アインシュタインも理詰めで物事を考えることによって、新しい発見をしたことは、私には一度もない。 と言っている。

 

また、行徳哲男氏は、「考え方が人間を決めるのではない。感じ方こそが人間を決定する。」と、とても本質をつかんだ言葉を語っている。

 

理性や知性を高める「思考力」は、考え方の「引き出し」を増やせば増やすほど、どんどん増えていくだろうが、その増えたことがかえって理屈の塊になって、大切なモノを見失い、現実を変える力にまでには及ばないこともあるだろう。

 

心身条件反射療法を使用している臨床現場や、本質をつかんだ賢者の知恵を総合すると、やはり感性が軸足で、理性がその感性をしっかりと支えてくれるという立場が大切だと感じる。

 

理性に軸足が傾くとどうしても、自分自身を見失い、自分の隠れた潜在能力が発揮できなくなるような結果につながるように感じる。

 

人間が幸せになる本質は、感性であって、理性ではない。されど、理性は感性を支えて、感性を高めてくれるうえではとても大切な道具になる

 

 想像力(感性)が、健康と豊かさを創る。

交通事故による後遺症

familychiro 7 月 17th, 2008

2年前に、かなりの重傷を負うような交通事故に遭遇。

 

上体を後ろに反らすと背部に痛みが生じるとのことで、治療前に後ろに沿ってもらうと、痛みであまり後ろに反らせることができない様子。

 

バレエの稽古をされているが、交通事故以来、後ろに足を上げる動作があまりできなくなったとのこと。

 

背部の緊張度を検査してみると、力を抜いているが、筋肉が緊張しているのを感じる。

 

心身条件反射療法にて病的条件づけ神経系機能異常筋肉系異常緊張症状の原因を検査した。

 

事故直後の「視覚的イメージ」、「聴覚的イメージ」で反応。

 

救急車で病院に転送された時の処置での「身体感覚のイメージ」で反応。

 

救急医療室では色々と質問されて、顔面骨折や外傷の怪我のことよりも、背骨の痛みが強くて声が出なかったとのことで、それを分かってもらえなく辛い思いをしたらしい。

 

手術がすぐにできなくて、歯にマウスピースを入れたままにして、とても辛い思いをしたこと。

 

術後のボルトを抜きた時の痛み。

 

手術のための気道確保を外科的に行い、その先に残存した脱脂綿を取る時の痛み。

 

などの再現イメージで病的な条件反射反応が示されていた。

 

心身条件反射療法にて、これらの交通事故に関連した病的な条件づけを生理的な条件づけに切り替える施術を行った。

 

施術後、上体を後ろに反ってもらうと、施術前よりもスムーズに後ろにそれる様子。

「わっ」という声とともに喜ばれていた。

 

初回の治療後3日目に、二回目の施術に来られた。

 

施術後はとても良かったが、家に帰ると元に戻ったとのこと。

 

初回ほど背筋の緊張はないが、うつ伏せから背筋の動きをしてもらうとあまり伸展ができない状態。

 

前回の「緊張パターン」を調べてみるとほとんど反応を示さない。

 

前回の施術後、家に帰って症状が戻った状態から原因を調べてみると、病院でのリハビリ施術の反応がでた。

 

リハビリで何回も同じ動作をすると、少しは可動域が増すが、家に帰ると元に戻るという状態を繰り返していたというマイナスの学習効果。

 

さらには効果がなかった病院での牽引療法やブロック注射などのイメージが「緊張パターン」を示していた。

 

また、視覚的には病院で見せられた圧迫骨折のMRI画像や聴覚的には担当医によるネガティブな予測。

 

患者さんがこの痛みは治りますかと尋ねると、「痛みは残るでしょう」とか、「治らないでしょう」などと言われたらしい。

 

ちっと信じがたい話だが、以前治療させていただいた、交通事故による脊椎圧迫骨折の患者さんも、同じように「痛みが出てきますよ」というようなことをはっきりと言われたらしい。

 

「痛みが善くなるかどうかは分かりません」と答えてくれるのならまだしも、病院では「痛みや違和感が残る」が当たり前かのようなに聞こえる。

 

西洋医学的には、このような痛みの治療には限界があるので、このように答えるのはいたしかたないことなのか?

 

患者さんのために痛みを予測しておいてあげた方が良いという理屈があるのかどうかは分からないが、医学的な知識のない患者さんは、明らかいにその言葉を信じて、「緊張パターン」を引き起こしている。これは医原的な痛みといっても過言ではないのではなかろうか。

 

そのような意味で、医療従事者は、信頼関係が深いほど、信頼してくれている患者様への言葉には注意を払わなければならないし、決めつけたような刷り込み的な言動は極力避けるべきだろう。

 

このような刷り込みによる「緊張パターン」を心身条件反射療法にて「リラックスパターン」に切り替えた後、患者さんに再度、背骨を伸展してもらった。

 

患者さんは「全然痛くないです」と喜んでいただいた。

 

もしも、心身条件反射療法に出会わなければ、真面目な患者様は、権威のある医師の言葉を信じ込んで、長い間、痛みを抱えたままになるのが当たり前だと思い続けていたかもしれない。

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