familychiro 6 月 29th, 2010
最近、PCRTでは、「感情チャート」を使った新しい手法を取り入れ、様々な患者様に応用し、喜ばれております。
以前から潜在的感情がもたらす影響は、とても大きいということは、臨床的に感じておりました。10年ほど前より感情の「波動情報」を使った臨床研究で、幅広く、パワフルな治療効果が得られていることは分かっておりました。その後、その潜在的感情が生じる因果関係も明確な方が本質的な予防効果につながるのではないかという理由で、その因果関係にかかわるパターンの研究も行ってきました。
しかしながら、その症状にかかわる因果関係のパターンを認識したい患者さんと、そのような分析的なパターン検査やイメージすることなどよりも、症状の改善だけを望む患者さんも多いということもあり、そのニーズにお応えするための新たな手法として、再度、「感情チャート」を使った手法を考案しました。
症状に関連する潜在的感情を短時間で検査するためには、シンプルな感情の分類が必要だと考えました。人の感情や情動は人それぞれに様々で変化があり有機的です。恐らく完全な分類法などあり得ないのかもしれません。
微妙に変化を繰り返す心の動きを限定的に分析すること自体不可能ですし、分析自体にはそれほど意味がありません。ただ、症状を開放したり、繰り返される症状パターンを切り替えたりするためには、その分析、あるいは認識が必要で、その方向を修正してくれるという効果を得ることができます。
施術に使う「感情チャート」を作成するにあたって、自分なりに分類して臨床に応用し、さらに良い分類法はないものかとネットで検索していたころ、「人間存在研究」のホームページにたどり着きました。それ以外の心理学的なホームページで感情の分類も検索させていただきましたが、このホームページに掲載されている感情分類はとても画期的な分類法だと感じました。
さっそくこの感情分類の出典をお尋ねしたところ、このホームページを主筆されている研究代表の大江矩夫氏による独自の分類法であると、直接、ご本によりご丁寧に回答していただきました。臨床的に使いやすいように多少の改変をさせていただきましたが、それを使った感情チャートを取り入れることによって、検査が簡便でスムーズになり、そして、その「感情波動」を使うことで、とても高い治療効果を得ることができております。
恐らく、この大江先生が作成した感情の分類は、単に学問から得た知識だけではなく、臨床現場での検証を繰り返し行った成果によるものではないかと察しております。この貴重な感情の分類を作成した大江先生の洞察力の深さに敬意を表したいと思います。
ちなみに大江矩夫先生の著書「人間存在論」(白川書院)の中にも感情の分類が掲載されております。ご興味のある方はご一読ください。
「感情の検査」というと、精神分析のように受け止められがちですが、PCRTで行う潜在的感情の検査は、心理療法で行う精神分析とは異なります。症状を改善するためにその感情をすべての患者さんが認識しなければならないという訳でもありません。
感情には様々な感情が複雑に絡み合う性質があります。その微妙に絡み合ったそれぞれの感情自体に深い意味はありません。また、施術者と患者間の微妙な感情の動きが交差する中で、その感情の検査に「ゆらぎ」が生じ、検査者が異なることで、検査結果にも違いが生じることもあるようです。
ただ、「信念」や「義務」などの感情が深く絡んで、パターン(学習記憶)として繰り返される場合は、必要に応じて患者さんに心当たりがないかを質問します。そして、同じ症状を繰り返さないための「パターン検査」を行い、症状に影響を及ぼしている「緊張パターン」とそれに代わる「リラックスパターン」を明確にさせて、施術によって脳を再学習させ、症状の再発を繰り返さないための新たな学習記憶(パターン)をつくる治療を施します。
この感情チャートを使う手法を、臨床現場で何度も繰り返している際、あまりにも簡単に効果がでるので、臨床経験がある私が行うから効果があるのではないかという疑問もわきあがってきましたが、ファミリーカイロのスタッフに何度も追試してもらったところ、ほぼ同じような効果を体感することができました。
次回のPCRT研究会ではこの感情チャートを使った施術法をご紹介させていただきます。今までPCRTを使っていただいた先生方には、とても便利なテクニックになるでしょうし、次の日からほとんどの先生方が効果を実感されると思います。もちろん、これからPCRTを使い始める先生方にとっても臨床に役立つテクニックになると思います。
PCRT研究会で学ぶ神経反射検査さえ、確実にできれば、他の先生方にも同じような効果が出せることをほぼ確信しております。
また、PCRTの施術が楽しくなりました。
来月のPCRTの研究会の参加される先生方は楽しみにされておいて下さい。