familychiro 1 月 28th, 2010
メンテナンスとは、機械や建物などが長持ちするように定期的に維持、管理、保守することをいいます。
さて、人間の身体ではどのようにメンテナンスすれば、病気にならずに健康を維持できるでしょうか?
食生活のバランス、運動による体力強化、適度な睡眠などの健康管理はご自分で工夫することが可能ですし、病院での定期的な健康診断によって異常を早期に発見して病気を予防することも大切かもしれません。
“「健康」という病”(集英社新書)米山公啓著の本の中から興味深い問題をご紹介します。
問い:正しいものを選びなさい。
【1】人間ドック受診者は長生きしている。
【2】肺がん検診は、肺がん予防に役立つ。
【3】検診によって病気の早期発見ができ、医療費を軽減できる。
【4】人間ドック受診者の八割以上になんらかの異常が見つかる。
【5】検診により生活習慣病(成人病)が減っている。
答えはどの項目だと思いますか?一般的な情報からすると、どれも正しい答えのように思われますよね。でも正しい答えは【4】のみということです。
これは、健康診断や人間ドックは、統計的にみて病気の予防に役立っていないということを示しているのです。
この本を書かれた米山氏は、医師ですので通常は、医学を擁護するする立場の人ですが、あえて医学的な健康診断が意味を持たないというようなことを著述するにはよほどの決意と勇気があったからに違いありません。
もう一つ興味深い問題をご紹介します。
問い:正しいものを選びなさい。
【1】ストレスはすべての病気に関係する。
【2】ストレスはからだにマイナスにしかならない。
【3】ストレス状態が続くと風邪などを引きやすくなる。
【4】ストレスを感じていない人のほうに心臓病が多い。
【5】ストレスは自分の精神でコントロールできる。
答えは【1】、【3】、【5】です。
米山氏は【1】の項目の解説で、「ストレスは脳の中における変化が最初である。外的な環境により、脳に変化を起こし、それがからだのすべてに影響する。精神と肉体の結合部分が脳であり、そこへストレスは影響する。そういう意味では、病気はみな、どこかストレスと関係をもつことになる。」と述べています。
ほとんどの医師や医療関係者は、病気の原因にはストレスが関係しているということは認識しております。しかし、そのストレスに対する治療法がないので、患者さんには、「ストレスになるようなことは避けてください」、「ストレスを発散しないとダメですよ」というような生活指導をしてしまい、患者さんも納得してしまうということが当たり前になっております。
豊かに生きていく上でストレスは必要です。生きている限りはストレスを消すことはできません。しかし、病気を引き起こすようなストレスは、その受け止め方を変えていかなくてはなりません。
ニューロ・パターン・セラピー(心身条件反射療法)で病気や症状に影響を及ぼしているストレスを検査すると、多くの場合、意識ではストレスと感じていない場合がほとんどです。つまり、潜在意識レベルで身体に悪影響を及ぼすような病的ストレス状態になっているということです。一般的にはストレスのコントロールは意識的にプラス思考をすれば良いと考えられがちですが、身体に悪影響を及ぼしているストレスは、潜在意識レベルですので意識的なプラス思考では症状や病気の改善には及ばないことが多いようです。
多くの病気は一夜にしてできるわけではありません。数年から数カ月に及んだ「病的な習慣」の結果です。その病的な習慣とは目で見てわかる習慣と、目では見えない潜在的な習慣があります。目で見てわかる生活習慣は意識的に変えることができますが、目には見えない潜在的な習慣は潜在意識レベルの習慣ですので意識で変えることは困難です。
さて、目に見えない潜在意識レベルの病的な習慣とはどのような習慣のことでしょうか?
それは、脳に学習記憶(条件付け)され、自律神経系に誤作動を生じさせるような病的な習慣です。ご存じのように自律神経系は内臓をはじめ、筋肉や皮膚の組織などを自動的にコントロールしております。したがって、自律神経系は意識ではコントロールできず、無意識下でコントロールされております。
もしも、自律神経系がアンバランスの状態に学習された場合、様々な症状が引き起こされます。これらの症状は、自覚的に感じる症状と感じられない症状があり、病院の検査で示される場合と示されない場合があります。様々なストレス情報に身体が過敏状態になり、病気や症状を引き起こすような学習記憶が脳で条件づけされているかどうかは、病院の検査では分かりません。
人間は様々な環境の中で生かされています。その環境の中で様々な「情報」に触れ、脳・神経系はその情報処理をして健康な状態を保っております。もしも、その情報処理がうまくできない場合、その「情報」にうまく適応できずに、脳・神経系は誤作動を生じさせるように神経回路が学習記憶され、自律神経系に様々な影響を及ぼします。
“アレルギー”症状を引き起こす花粉、化学物質、飲食物などの“アレルゲン”が身体に病的な症状を引き起こすことは良く知られております。それらのアレルゲンは広義の意味で「情報」としてとらえる事ができます。
例えば、花粉症状の人に、ニセの造花を近づけるとアレルギー症状を引き起こすことがあります。これは花粉という「情報」に脳が過敏反応を引き起こしているという証拠でもあります。
体内のあらゆる組織、細胞、分子、原子をミクロの粒子からさらに最小単位まで追っていくと、「あらゆる物質は波」であると量子力学の分野でいわれており、その波や「波動」や「波長」、「周波数」などの情報に置き換えることができます。
私たちの環境を取り巻く、人、家、植物、食べ物、飲み物などあらゆる物質には、それぞれの「周波数」、「振動数」があり波動エネルギーを放出しているということです。この波動エネルギーは、物質だけに限らず、目には見えない「言葉」や「意識」にも含まれ、昔から言い伝えられている「言霊」や「念」は波動エネルギーを含んだ「情報」なのです。
例えば、ラジオやテレビの電波の周波数が合わないと、音声や画面が乱れるのと同じように、脳・神経系にとってもある情報の周波数が合わない状態になると過敏になり、誤作動を生じさせて、その結果として自律神経系に影響を及ぼすような様々な症状を引き起こします。
人は知らず知らずに潜在的なストレス情報に条件づけされ、脳・神経系に病的に学習記憶され、自律神経系をアンバランス状態にして様々な病気や症状の原因を作ります。特に自覚症状が無くても、生命エネルギー的な検査をすると、潜在的なストレス情報に学習記憶されて、自律神経系がアンバランス状態になっていることが多々あります。
ニューロ・パターン・セラピーでは、心身に影響を及ぼしている五感情報を特定して、過敏状態(不適応状態)から調和状態(適応状態)へ切り替える治療を施します。身体に誤作動を引き起こすような病的学習記憶を検査して、もしも、様々な外界のストレス情報が脳・神経系にうまく適応できていないような状態であれば、適応できるように再学習記憶させる治療を行うことができます。また、メンテナンス的に治療を継続することで、ご自身のストレスパターンが、点と点で線となり、線と線で面となり、面と面で立体となって全体像がみえてくるようになってきます。
ストレス情報が身体に病的に学習記憶されて、本当に身体に悪影響を及ぼしているかどうかは、身体を使った検査でないと判断しかねます。ニューロ・パターン・セラピーを利用して、病的な脳・神経系の学習記憶が強化され、身体構造に支障をきたす手前で、病気や症状を予防していきましょう。