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西洋医学 |
心身条件反射療法(PCRT) |
| 概略 |
外傷によって、頚椎に大きな衝撃が加わることによって引き起こされる頚部痛を伴う障害である。むち打ち症という医学用語はなく、外傷性頚部症候群、頚椎捻挫、頚部挫傷などといわれている。
むち打ち症を引き起こす外傷は、追突事故 転落事故 スポーツ外傷などが多い。四肢の知覚、運動障害を生じる脊髄症型は、頸髄損傷として外傷性頚部症候群からは外している。
画像上でも症状を説明できる所見を欠くことが多いにもかかわらず、不定愁訴が多い。 |
一般医療では、むち打ち症による症状は、靭帯損傷などの軟部組織損傷が主な原因になっていると考えられている。
PCRTでは、外傷を引き起こした直後のショックやその後の精神的ストレス、加害者との関係性でのストレスなども考慮して、その病的条件付け(ストレス)を検査して早期の機能回復に努める。 |
| 検査目的 |
頚部軟部組織、神経根、椎骨動脈、脊髄損傷、などの鑑別が必要である。 |
PCRTでは、心身一如という考え方に基づいて、心と身体の関係性を診る。
軟部組織損傷の検査とは異なる角度で、事故直後の精神的ショックやトラウマ的ストレス、加害者との関係性による条件付け(ストレス)を検査する。 |
| 検査 |
問診(事故の状況、受傷した際の状況と外力を客観的に推定する)、頚部の圧痛、棘突起の叩打痛、頚椎の動き、神経学的検査(頭部圧迫試験、四肢の腱反射、筋力検査、知覚検査)、X線検査、MRI検査(神経学的検査で異常がみられた場合や、症状が長期にわたって続いた場合など)などの検査がある。 |
外傷を引き起こした直後の心身のストレス反応、外傷後のストレス反応、加害者との関係性によるストレスをそれぞれ検査して、もしも、ストレス反応が脳に条件付け(記憶化)されているという反応が示されれば、ストレスの因果関係を検査し、それぞれのマイナスの思考パターンとプラスの思考パターンを検査分析する。 |
| 治療方法 |
薬物療法(NSAIDS、中枢性筋弛緩薬、抗不安薬、抗うつ薬など)、理学療法(頚椎が安定している場合には、安静とネックカラーなどによる頚部の固定、および対症療法。
不安定性損傷の場合には、整復の上、場合により手術的治療とともに牽引)、神経ブロック療法(星状神経節ブロック、頚部・上胸部硬膜外ブロック、後頭神経ブロック、第2頚神経脊髄神経節ブロック、胸部交換神経節ブロック)、トリガーポイント注射、椎間関節ブロック、後枝内側枝ブロック、高周波熱凝固法、神経根ブロック、トータルスパイナルブロック、椎間板内注射など。 |
ストレス因子(関係性)が特定された後、クライアントはそのストレス情報をイメージしながら腹式呼吸を行う。施術者は、呼気と吸気の終わりに振動器具、あるいは手技にて、丹田部への振動刺激を加えて、脳・神経系を再起動させる。
この治療によって、特定のストレス因子で条件付けされた「ストレスパターン」が「リラックスパターン」へと切り替えられる。
もしも、ストレス因子が的確に特定され、条件付けが改善されたのであれば、症状の軽減、あるいは消失が即座に表れる。 |