| |
西洋医学 |
心身条件反射療法(PCRT) |
| 概略 |
膝関節の軟骨のすり減りや筋力の低下が要因となって、膝の関節に炎症が起きたり、関節が変形したりして痛みが生じる病気である。中高年者に多いが、とくに女性に多く、50歳以降になるにつれて患者さんの数が増えていく。
明らかな原因のない一次性関節症と、炎症などの後に生じる二次性関節症に分けられる。
90%以上は一次性関節症といわれている。 |
一般医療では、骨の変形や軟骨のすり減りが痛みの原因として決め付ける傾向にあるが、近年の研究では、それらの構造的異常は直接的な痛みの原因ではないので、構造的異常に囚われ過ぎない様に勧告されている。
PCRTの臨床現場においても、たとえ構造的な骨や軟骨の異常が存在しても、本質的な痛みの原因となる条件付け(思考パターン)が明確になれば、ほとんどの症状は改善される。 |
| 検査目的 |
慢性関節リウマチ、痛風、大腿骨内側顆骨壊死、結核性膝関節炎、半月板損傷などとの鑑別が必要である。 |
PCRTでは、心身一如という考え方に基づいて、心と身体の関係性を診る。
症状はあくまでも結果であり、その本質的原因は、症状←筋肉・臓器系←脳・神経系←病的条件付け(プログラム化)←潜在的思考パターンという一連の有機的つながりの中にあると考えて検査を行う。 |
| 検査 |
歩行の観察、問診、視診、触診、X線撮影(骨の変形の度合いを調べる。
関節部分の隙間が狭いと関節軟骨がすり減っているということになる)、関節液検査(膝に炎症が起こって腫れている場合、注射器で関節液を抜き取り、その状態で病気の判定をする)など。 |
生体の神経反射作用を利用して、足長検査、筋力検査、脈診などを行い、生体内外のエネルギー異常部位(神経、筋肉、臓器、経絡)を特定。そして、それらのエネルギー異常を生じさせている脳・神経系への病的条件付け(プログラム化)、潜在的思考パターン、過去のトラウマ、未来への不安などのストレス因子(関係性)を特定し、マイナスの思考パターンとプラスの思考パターンを検査分析する。
歩行や階段などの動作や立位姿勢に絡む場合が多い。
歩く動作も、歩いていく目的地に反応を示すので、なぜ身体がその目的地へ行くことに抵抗しているかの感情、ならびにその理由を分析する。
立位姿勢も、その場所とそこに立たなければならない理由なども同時に検査する。
スポーツ障害では、スポーツの技術技能を向上させるための精神的なストレスが絡んでいる場合が多いので、その感情と理由、原因など因果関係を明確にすることが重要になる。 |
| 治療方法 |
痛みをとり、膝が完全に曲がりきらない状態や伸びきらない状態を改善して、膝の機能を高めることを目指して行われる。
症状の進行度や痛みの程度によって異なるが、薬物療法、温熱・冷却療法、運動療法の3つの療法が基本となる。
これらの治療でも痛みが緩和されない場合には外科的療法を行う。 |
ストレス因子(関係性)が特定された後、クライアントはそのストレス情報をイメージしながら腹式呼吸を行う。
施術者は、呼気と吸気の終わりに振動器具、あるいは手技にて、丹田部への振動刺激を加えて、脳・神経系を再起動させる。
この治療によって、特定のストレス因子で条件付けされた「ストレスパターン」が「リラックスパターン」へと切り替えられる。
もしも、ストレス因子が的確に特定され、条件付けが改善されたのであれば、症状の軽減、あるいは消失が即座に表れる。 |